「料理がちゃんとできる子は、だいたい何をやらせても上手なんです。
逆に料理をしたことがなくても、他で器用な子は、すぐに料理を覚えます。」
そもそも料理というものは、人間の脳を活性化させる行為なのだと高妻はいう。
料理は前頭前野という領域を使うが、ここはいわゆる前頭葉に位置して、人の頭脳における最高中枢といわれる場所だ。
と
「北岳山小屋物語」樋口明雄さんの初めのあたりにありました。
なにか、
自分のことを言われているみたい。
料理をあまりしない。
そもそも、調理や料理することに、否定的。
ありのままの、素材を食したい。
さしすせその調理で胡麻化したくない。
そんなことを僕が日頃言っているのは、
前頭前野の発達が人並ではないことを隠そうとしているためなのかもしれないなあ。
南アルプスの北岳。
2回行かせていただいて、2回とも登頂できた。
山頂から東側にある白根御池小屋。
立派な山小屋で、水も豊富。
10年ほど前だったか、近くのテン場に露営した。
星空に恵まれ、とても快適な夜だった。
その山小屋の管理を高妻さんがされているとかで、その方のお言葉が冒頭のもの。
人間は生きていくかぎり、衣食住という義務から逃れることはできない。
とも、記されています。
人前で裸でいるわけにもいかず着なければいけないし、
お腹がすいてしまうから食べないといけないし、
雨露を凌ぎ、より快適な居所に住もうとするし。
めんどくさいなあ。
これも、僕の前頭前野が未発達の証左だったりして。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」
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