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東京・上野の国立西洋美術館前庭に据えられたオーギュスト・ロダンの「カレーの市民」群像である。

何かしら見えない力に追い立てられるような6人の苦悩する集団。

と、

(2023.4.25日経の対話する野外彫刻十選)で、紹介されていました。


中学生の時の美術の教科書に、たしか載っていて、

美術の先生がクラスの担任で、

どんな授業説明をいただいたのか、もう、まったく、憶えていないけれども、

その彫刻にお会いしたいと、心のどこかに残っていたところ、

上京した学生の折、上野に赴いて、

西洋美術館の玄関正面に向かい、ふと、左側を見ると、

なにか据えられている。

わざわざ、左側に向かわないと鑑賞できない場所。


あー。

「カレーの市民」群像だあ!


ゆっくり、ゆっくり、ぐるぐる、ぐるぐる。

しばらく、入館しない時が流れました。


何かしら見えない力に追い立てられるような。

6人の苦悩する集団。


そのときも、自分に置き換えて、

(はたちになっていたかなあ。ともかく、今よりも若い。)

様々な世間様から、何かしら見えない力に追い立てられるような。

6人の、同じようであり、異なるようでもある苦悩のようなもので、自分の心身を身もだえさせている。

(今でも、根本的には、大して変わらないなあ。)


自分を見つめ直したい時に、お会いしたい彫刻です。

東京に行く機会があれば、何回かに一度はお邪魔しています。

何時も変わらず、何かしらの感動をいただけるような。

紹介文の最後に、

所蔵館に最大の栄誉を与えている。

あります。


ありがとう。


美術館さんに対しても、

勿論、ロダンさんに対しても。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


マイナス金利もイールドカーブ・コントロールも実態的には円安政策である。

「問われる新時代の総裁対話力」(2023.4.23日経の大機小機)にありました。

そうだと思います。


そして、

それらについて

「大規模緩和は維持 植田総裁初会合」(2023.4.29日経の1面トップ)にありますので、

自然の成り行きと言うか、

方向性を確認できたと判断なされた人々の思惑により、

2円50銭ほどの円安が、昨日から今朝において形成されています。

(1ドルが、133円75銭ほどから136円25銭ほどに)

関連:より慎重(おもし-289)

   円還流阻止の包囲網(おもしー279)


同記事の見出しに

「日銀、25年間の緩和検証へ」もありますので、

(前総裁を中心とした10年間の後始末と言う言い方はしないで、)

もっと長いスパンでの検証を示されていますが、

いかにも、日本人的。

あまり、特定の方の責任を追及したくない。

そんな感じを受けます。


つまり、

1998年以降の25年間を対象に緩和策を多角的に評価するレビューの実施も決めた。

そう記載されていますが、

修飾語は取り除き、本筋だと思っている部分を付け加えた僕の読み方は、

悪い作用が大きな10年間の負の遺産の色合いを薄めるため、

あえて、日本語の検証や批判などとは大きな声で言わなくて、

カタカナ単語のレビューなどと表現して、

(レビュー(review)は、「批評する」「復習する」「再考する」)

しかも、その期間を1年から1年半(18カ月)として、

多くの人々の記憶が薄まるのを待つ。

保険として、その間に、政策変更の可能性も示唆しておく。

賢い日本人の方の考えそうなこと。


日本では、4月末から5月にかけての大型連休と呼ばれる期間が始まります。

この期間に、欧米などに祝日はないようですので、

為替相場も動きます。

週明け火・水には、米国さんの金融決定会合も開かれるとのこと。


果たして、日本の金融政策が「正常化」された言われる状態は、来るのだろうか。

円安方向なら、またぞろ、物価に影響するなあ。

どうも、新総裁さんの任期5年間では、あまりに荷が重い?

(ご心痛のほどを察する能に至っていませんが、任を受けていただいたことに痛み入ります。)

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


そりゃあそうなんでしょうけれど。

なにか、反発したくなる。

(大西葉子先生、すみません。)

なにって、喫煙・飲酒・肥満のことです。


「老化の危険因子」(2023.4.24日本海の歳々元気)では、

同じくらいの年齢なのに、見た目が老けた人と若々しい人がいる。

ヨーロッパの100万人を対象に生活習慣と見た目年齢との関係を調査した。

老化を加速させる因子は1位が喫煙、2位は飲酒、3位が肥満だった。

喫煙は血管の働きに悪影響を及ぼすため、皮膚や毛髪に栄養が行き届かず老化を招いてしまう。

喫煙と飲酒は交感神経の働きを上昇させ、睡眠による脳と体の休息を妨げる。

肥満は代謝が落ちて老化を早める。

このほか、姿勢を意識することも大切。

などとありました。


まあなあ。

とことん正しいのでしょうけれど。

喫煙10年間、飲酒半世紀、中性脂肪高めが40代前後あたりの20年間ぐらいだったかな。

それぞれ、自らの体で経験してきました。

それらの後から現在に至ることは、時々書いているので、ここでは敢えて申しませんが。


あらためて、

先の3つのことを言われると、

繰返しますが、なにか、反発したくなる。

否定できないことを言われると、どうもね。

損な性分。

素直に読ませて頂ければいいものを。


でも、

最後のほうで、姿勢について、

体幹の強化が必要だ。

体幹、大まかにいうと胴体部分の筋肉を鍛えることで運動不足解消になり、深い眠りも得られるだろう。

と されています。


僕の感覚的には、体幹で、バイクでのカーブを曲がっています。

空手の蹴りは、体幹の力で太ももを上げて、跳ね上げたり、蹴込んでいます。

今やっていることについては、上達するためのアドバイスのようで、すんなり受け入れられる。

やっぱり、自分が、前向きにやろうとしていることは、

どなたのお言葉でも、何でも貪欲になれる。

そこでは、他人の言葉があったとしても、やるのは自分。

自分が中心。

人間社会では、自分中心になれない分だけ、

自分に、できること、してみようとすることは、なんでもお聴きしたい。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


いよいよ、

本日から明日まで、

日本銀行の金融政策決定会合が開催されます。

新総裁さんにとっては、初めての決定会合。


結論から申し上げますと、

次の記事と同意見。

「植田日銀のシナリオを読む」(2023.4.25日経の大機小機)では、

長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)をまず解除するという予想もあるが、これはやや期待先行かもしれない。

出口を急がず

緩和修正の最初の一手はより慎重にならざるを得ないのだ。

などとあるのを、主語すっとばしで、紹介します。


そう思っていたところに、今朝の記事、

「長短金利操作 継続の観測」(2023.4.27日経)では、

日銀は見直しに慎重だ。

植田総裁は(4月)25日の衆院財務金融委員会でIMFの指摘を念頭に

「現状イールドカーブの形状は総じてスムーズだ」

「現状の経済・物価・金融情勢に鑑みて、現行のYCCによる金融緩和を継続することが適当だと考える」

ただ、日銀は22年12月の長期金利の引き上げの際、

市場に予測を与えないサプライズで実施した。

市場が政策修正を織り込めば投機筋が利益を得ようとして大量の国債の空売りを仕掛けかねないためで、

財務省関係者は

「緩和縮小はだまし討ちで決断するしかない。」との見方を示す。

などとありました。


決定会合の後、

明日の昼頃には、日銀の政策金利が発表され、

その後、午後3時半ごろなのかな、日銀総裁さんによる定例記者会見が行われる。

昨年12月の会見では、一方通行質疑応答での自己矛盾答弁による、急激なドル安円高が進んだけれども、いつの間にか元通りのような。

この度は、どうなされるのだろうか。


僕の感じは、先の記事のとおり。

次回の決定会合は7月下旬に予定されているので、

その付近までは、明日の総裁会見を受けて、円安傾向なのかな。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


当たり棒 と、呼んでいました。

ワクワクしながら、アイスキャンディーの棒を、

子どもながらにして、矯めつ眇めつ(ためつすがめつ)、いろいろな角度から、

何度も未練がましく、裏も表も見入ったものでした。

大概は、残念。

でも、時折「あたり」の刻印がある。

嬉しくて、嬉しくて、

もう、一本。

これも、半世紀前、いや、もっと前(60年近く前)の話だなあ。

そんなことを思い出させていただきました。


「当たりつき やめるのを やめました」

(2023.4.25日経の20・21面の両面全部を使ってのAKAGI(赤城乳業)さんの見開き広告)では、

ガリガリ君のあたりスティック。

やめるのをやめたいと思うようになりました。

当たりスティックを、続けたいです。

などとあります。


こういう広告は、その内容よりも、その企業姿勢が示されて、結果的に好感を持つ人が多いと思います。

その一人が、僕であり、その理由が過去の経験とそれに伴い思い出されるワクワク感。


半世紀以上前の、当たり棒と、

ガリガリ君の、当たりスティックは、

たぶん、製造企業も異なるだろうし、

アイスキャンディーも、相当違っているものなのだろうけれど、

当たり 付き が ある ならば、

この アイスキャンディーの棒にも、あるかもしれない。

今は、色が付いているキャンディーに隠れていて、見えないけれども、

食べて行けば、現れる。

是か非か。

結果が気になるけれども、急いで口に溶かしてしまうこと、それも惜しい。

棒の端が現れたあたりから、期待と落胆の緊張感が増す。

少しづつ、少しづつ。

(このあたりは、僕が、いかに貧乏性であるかが、よくわかります。)


さて、

赤城乳業さん。

「赤城乳業 株価」で検索すると、

(他の人の評価はどうなのか?)

2023年のおすすめ株のところが、検索結果のトップでした。

内容は見ていませんが、

しかし、どうも、

上場されていない企業さんのようで、

経営の自由度を確保したいような。

(株主さんに、色々、注文や意見を言われたくない?)

そんな感じを受けています。


今日は雨模様でも、これから、暑い日もあります。

連休も間近だし、コロナも何処へやら、お出かけも多くなる。

当たりスティックを続けていただけるなら、

ガリガリ君を、買って、いただいてみようと思う方は相当ある。

その、1人に、僕はなってしまうなあ。

ちゃんと、赤城さんの戦略に嵌ってしまいます。

でも、それも、面白くて、ワクワクして、いい事かなと思っています。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


えー。

そうなんですか。


米国で最も多い給与の受け取りタイミングは

(タイトルにした)

「2週に1度」で43%

とあります。


「キャッシュレス化が変える日本」(2013.4.24日経)にそうありました。

その次に、

続いて「週に1度」が33。3%で続く。

日本では一般的な「月に1度」は実に5%に満たない。

振込回数を減らして費用を抑えたいほか、経理の事務処理を集中させるためだ。

などとあります。


40年ほど前の話。

職場で給与担当になり、毎月給与支払いの事務を行っておりました。

それ以外に、3月、6月、12月、年3回の期末勤勉手当、8月の寒冷地手当。

さらに、12月末に差額支給があり、これがまた、約200名ぐらいの職員数だったかな?、手作業の計算でとても厄介。

(差額というのは、4月に遡って給与(給料に加えて手当も。時間外勤務手当の単価を計算しなおしたりして)が改定され、改定された額と支給した額との差を、改定された共済費などを差し引きして、支払っていました。)

もう。

毎月など、支払い事務がめんどくさいし、

江戸時代のように、

盆暮の2回にして欲しい。

夏と冬の期末手当の時と一緒でいいじゃないか。

毎月忙しくて、そんな愚痴を何度も思ったものでした。

(上記は、現在の制度とは異なる部分もあります。)


しかし、

今どきのAIさんなら、人(僕)が行っていた給与計算なんてお茶の子さいさいのように思う。

機械にできることは任せたほうがいい。


米国さんと日本の、従来からの慣習の違いもあるように思いますが、

このご時世、

経理の事務処理負担は何かの理由にはならないなあ。


そんな中で、

僕のアルバイト先の計算方法。

15分刻みで、14分では賃金に反映されない。

これなども、相当時代遅れのように思う。


キャッシュレス化が進み、日本でも、給与の受け取りタイミングの多様化が進むかもしれないけれど、

もらってしまったら使ってしまう派(僕も含めて)の方々には、あまり好評にはならないかも。

当面は、たぶん、多様化しないだろうなあ。

(これは、僕の頭の固さを証明することになるなあ。)

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


よく解かっていなくても、

日々判断して、生活しなければならないなあ。


バターが体に悪い油であることは、すでに数多くの研究から判明している。

「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」津川友介さん著(2018.4.29読売)では、

「〇〇を食べると健康に良い」という情報は、本やテレビやインターネットに溢れている。

その多くがまともな根拠を欠くことに警鐘を鳴らす。

たとえば最近では、牧草で飼育された乳牛のバターを使った「バターコーヒー」が流行した。

(この後に、図書名の前のことが記されています。)

著者は、「最近の研究では」との言い回しに注意せよともいう。

新奇なだけで、研究として質が低いかもしれないからだ。

根拠として重要なのは、新しさではなく、信頼性が高いことだ。

たとえば玄米、魚、オリーブオイルが健康的な食品であること、

白米、ソーセージ、バターが健康的な食品ではないことは、

十分に信頼性の高い研究結果だという。

「健康的」とは、病気になりにくく長生きできるという意味だ。

すべての書店の棚からあやしい健康本を取っ払って、本書に置き換えることを強く薦めたい。

などとありました。


個別の食品に対して、判決を言い渡されているみたい。

書籍の紹介記事から、2年が経過しようとしていますけれど、

バターがスーパーからなくなった話は聞かないし、

白米が玄米に置き換わったご家庭のお話しは、聞いても少し、立ち消えるように続いていない例が多いのでは。


何が本当のことなのかは、よく解らないなあ。

そして、日々、安易な方に流されようとする。

周囲の流れに沿うことが、いかに、楽である事か。

そして、その結果が、

著者の示す、病気になりやすく、長生きできにくく、不「健康的」だとしても。


自分で、一知半解だとしても、判断して、

自分の生活を送っていくだけ。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


そうだったのですか。

楽天さんも苦しいのか。


「苦境の楽天G、銀行上場」(2023.4.22日経)では、

楽天グループ子会社でインターネット専業銀行の楽天銀行が21日、東証プライムに上場した。

楽天Gは携帯電話事業の投資で資金流出が続いており、子会社株式の売却で財務改善を急ぐ。

楽天銀の2023年3月末時点の口座数は1400万弱、

預金残高は9兆1000億円と

それぞれ国内のネット銀首位だ。

地銀上位行並みの規模を持つ。

楽天Gの祖業のネット通販を中心に会員IDが1億超に達する楽天経済圏を生かし、

ポイント還元策などで個人客を開拓してきた。

などとありました。


9兆1000億円を、1400万口座で除すると、65万円。

(桁が、僕の日常からかけ離れているため、あっているか少し心配。)

平均預金額が数十万円なら、

全ての預金者の預金額の上限を定めて、預金が補償される額(1000万円)までにする。

そして、それを売りにする。

そうすれば、もっと、口座も預金額も増えるのでは。

安全な銀行であると。

それこそ、安全資産?

取り付け騒ぎも起こらない。

関連:取り付け騒ぎの起こらない市中銀行(おもしー283)


「米アップルが預金サービス」(2023.4.19日本海)では、

米アップルは17日、米国で発行するクレジットカード「アップルカード」の利用者向けに預金サービスを始めたと発表した。

金利は全米平均の10倍以上という年4.15%と高く設定。

とありました。


なんと、4.15%。

ほんとのことなのですか?

と、

多くに日本人さんは感じるのでは。

定期預金で、0.0・・1%ほどの長く続く今日この頃の相場の中で。


居ながらにして世界中を駆け巡れるインターネットの世界。

アップルカードというものを取得して、預金サービスを利用させていただきたいと、世界中の方が思われても、当たり前。

特に、極東のマイナス金利政策の国民においては。

そんなことで、資金逃避の動機が刺激される。

日本の中央銀行は日本銀行と呼ばれていて、10年にわたり超緩和(低金利)で、預金者の金利収入を奪ってきた。

その後始末は、今後5年間でもできないと思っている。

そんな中での、4%超の利率。


僕のスマートフォンも、iPhone(アイフォーン)だそうですが、

使い切れていません。

財布アプリ「ウォレット」から口座を管理すると、

その、アップルさんの預金サービスは説明されています。

ウォレットなんて、どう使えばいいのか?

(ウォレットのアプリの表示はされているけれど、触れたことが無い。使えば、たぶん、便利なのだろうけれど。)


楽天さんでなくても、

安全で、受取金利が高いのであれば、

インターネット専業銀行は、いいと思います。


だれかに、「ウォレット」、聞いてみようかなあ。

アップルさん、日本でも、預金サービス開始して頂戴ませ。

でも、今の日本の金利政策の中では、たぶん、許可されないだろうなあ。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


本日、朝から夕までの日中は晴れ。

気温も高くなく、風もあるようですが、

屋外に出て、

太陽の光で、

血液中のコレステロールからビタミンDを生成させて、

体に対して多才な効果を発揮してもらいましょう。


「こんなに多才なビタミンD」(2023.4.22日経の元気の処方箋)では、

ビタミンDは現代人に圧倒的に足りないビタミンのひとつ

ビタミンDはビタミンD2とビタミンD3の総称

D2はキノコなどの植物性食品

D3はサケやサバなど魚に多く

ビタミンDは体内で生成される点が他のビタミンと異なる。

ビタミンD3は日光に含まれる波長の短い紫外線「UV-B」が皮膚に当たることで、コレステロールから生成される。

カルシウムの代謝や骨形成 欠乏すると成人では骨粗鬆症

細胞の増殖や分化、生体防御や免疫など生体機能の調整にも関与

季節性インフルエンザにかかる率が低かった

卵巣や子宮内膜、卵管や胎盤 濃度が低い女性ほど体外受精の妊娠率が低い

がんに罹患するリスクが低下

などと、多くの効用が記されています。


本日のバイト先は、屋外労働もそれなりにある場所。

(今日は、バイクで通勤するぞ。)

血中の余分なコレステロールが、ビタミンDに変えられるなら、

一石二鳥?

余分なほど血液中にあるかどうかは置いといて、

ともかく、

ヒトの体内で生成できる、

他のビタミンとは違う、

ビタミンDを意識しておきたい。


この紙面の上には、

「連休明けの不調」(同日、同紙のカラダづくり)もありますが、

連休中の晴れた日に屋外に出ることで、明けの不調が少なくなることを。


ビタミンDはたしか不溶性だったと思うので、

水溶性のビタミンCのように、摂取しても、すぐ流れて出てしまうことはないと思っています。

いくぶんか、体に蓄えておきたいところ。

食品や日光浴で得たビタミンD3は通常、肝臓に貯蔵され、腎臓で活性型ビタミンD3となる

ともありますので、

貯蔵できる。


ほぼしたことはありませんが、

日焼け止めを塗ったりすると、ビタミンDの生成量が少なくなるそうです。

コレステロールを悪いもののように表現することも往々にしてあるけれど、

それは、室内にいることが多い場合もあると思っています。

色白なヒトは、透きとおっているようにみえればみえるほど、

体が、太陽光線を、コレステロールのある血管内部まで少しでも届かせたい、

そんな、体の叫びの体現のように感じています。


ヒトの体毛は薄く、濡れたら、光を浴びて輝いて見えるとどこかで読みました。

毛のある動物は、どうやって、ビタミンDを確保しているのだろう。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


誰しも、自分の預金が危うくなれば、引き出して、

紙幣などの現金と呼ばれる紙にするか、

危うくなっていると思うバンクから、まだ大丈夫そうなバンクへ、預金先を変える。

若しくは、ソブリンまで信用が薄いと感じるなら、紙からモノに変える。


「後手に回る金融安全網」(2023.4.18日経)では、

08年秋に発生した過去最大の米銀破綻となったワシントン・ミューチュアル・バンクの場合、約2週間で総預金量の1割が引き出された。

SVBは2日で預金の8割が抜けかねない想定外のスピードだった。

金融不安の収束にはかなり時間がかかる可能性がある。

などとありました。


僕は、金融安全網というよりも、

バンクのシステムそのものに対する不信感の拡がりであり、

金融不安の収束という段階ではないと思っている。


タイトルにした、

「取り付け騒ぎの起こらない市中銀行」というのは、

取り付けを行う必要がない預金のみの銀行で、

日本で言えば、預金保険の対象になる元本1000万円までしか預金を受け付けない銀行であれば、預金全体が、保証されるので、誰も、急いで取り付けに行く必要はない。

逆に言えば、

取り付けされる銀行は、日本でも米国でも、預金者の預金額が保証の範囲を超えている、そして、銀行に受け入れられている預金額でのその割合が高ければ高いほど、

なにかあれば、

記事にあるとおり

「信じられないほど不意を突かれた」

米連邦準備理事会(FRB)で金融監督を担当するバー副議長はこう振り返る。

とありますが、

なにか、とても、古臭い。


2日間で預金の8割が流出するならば、

それに耐えられる銀行は、都市銀だろうが地銀だろうが、

存在しないと思っている。

でも、そんな、今の時を生きていて、

それを、これもまた時代のスピードに合わないような古臭い表現ながら、

そんな時代。

いっそ、市中銀行は、預金全額を保証する。

若しくは、保証される預金額までしか受け入れない。

それを超える預金を受け入れるのは、中央銀行。

実務は、中央銀行から業務委託を受けている市中銀行が担う。

日本人なら、日本銀行の口座を、地元銀行の窓口で作れる。

そんなことをして、何か弊害があるのだろうか。

少なくとも、日本全国の銀行で、取り付け騒ぎは起こらない。

何時間も窓口に立って待てないお年寄りにも優しい。

関連:抜ける・抜かれる(おもしー277)

   銀行も、足が速くなった?(おもしー270)


今日の日経新聞14面は全面広告。

楽天銀行さんでした。

「店舗を持たないデジタルバンクだからこそできる」

とあります。


立派な店舗や大勢の行員を、預金者の目に映らせ、

さも、信用力が大きいのですよと虚勢を張るように見えてしまうけれど、

そんな固定費は、これからますます大きなリスクになるのでは。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


子供の頃に、かくれんぼして遊びました。

いくつもあった大きな木桶の後ろに隠れたものでした。

もう、60年近く前のことになるのかな。


「巨大おけを絶やすな!」竹内早希子さん(著)が(2023.4.15朝日の書評)で紹介されていました。

高さと直径が2メートルはある、人が入れるくらいの巨大な木桶

一度作れば100年から150年は使える

かつて木桶は酒蔵が注文し、

20~30年後にバラされて醤油の蔵元で使われた。

さらに同じ桶は味噌づくりにも受け渡され、

1世紀以上にわたって活用される

各々の蔵の微生物がすみ着き

などとありました。


近所の造り酒屋さん。

少し関連:朝日新聞「声」に掲載していただきました。

いつのころからか、大きな木桶が、大きな金属のタンクになっていた。

子どもの目線からすれば、とても大きかった木桶

タンクは少しスマートのよう。

(木桶は底部よりも上の方が直径は大きく見え、タンクは下も上も同じようなので、そう見えたのかな?)

タンクになってみると、お酒をたしなむ年齢にもなかった子供ながらにして、なにか、寂しさを感じてたなあ。

使われなくなった木桶が空き地に放置され、くだんの、子供の遊びに使われた次第。

その後、記載のとおりのように、醤油蔵や味噌づくりに活躍してくれていたのであれば、これは、少し胸を撫で下ろす。

でも、そんな時代ではなかったのだろうなあ。

箍が外れたり、緩んだりして、桶の木が自然に朽ちていたものもあったようだし。


住みついていた微生物も、酸素を含む大気に晒され、どこかに行ってくれたのか?

関連:酸素のなかった時からの古細菌の末裔のひとつが僕(おもしー281)


隣の県の醤油蔵の木桶醤油の香りがとてもよかった。

買いに行かれた方が、いかにも醤油づくりのおじさんから買った と 言っていてけれど、

いかにも醤油づくり の おじさん とは、どのような おじさんなのか?

木桶のようにほのかに人間臭さが薫り高いのか。

酸素のない世界で馥郁とする菌たちのように、寡黙な仕事師なのか。

それとも、醤油のように、色黒い方なのか。

そこでは、商品名にあるとおり、木桶で醤油を仕込んでおられるのでしょう。

おじさんもお元気で、

(64歳の僕が、オジサンと申しあげるのも、失礼とは思いますけれども、)

木桶も息災で役に立っていただけることを。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


「われら古細菌の末裔」が(2023.4.15朝日の書評)で紹介されています。

2008年に深海の熱水噴出口で見つかった古細菌は、私たち動物や植物など、より複雑な生物にしかないと考えられていた重要な遺伝子を全部持っていた。

つまりこれこそ我らがご先祖、らしい。

20億年ほど前、遠縁ですらないはずの細菌を体内に取り込み、部品にしてしまった。

ミトコンドリアと葉緑体。

呼吸と光合成をつかさどる、生命活動の根幹だ。

姿をおがんだ者はおらず

その壁は20年に日本の研究者が破った。深海の環境を再現する装置を開発し、12年かけて培養に成功。ついに現物の写真を撮った

と、あります。

本の題のとおり、僕も、その末裔の個体のひとつ。と、思っています。


「より複雑な」と「より」をつけて比較されているのは、「古細菌」ではない「細菌」。

それにしても、

「部品にしてしまった」あたりのことを、昨日、熱っぽく語る。

誰がって、バイト先仲間の女子大学生。

高校生物がとても面白かったと言う。

「古細菌」と呼ばれているけれど、「細菌」より新しい。とも言っていた。


酸素が地球上に増加してきた時のことも語っていた。

シアノバクテリアによって、爆発的に増加した酸素。

その酸素をエネルギーに変える手段として使う「細菌」を部品にして、今では、ミトコンドリアと呼んでいる。


「「腸内細菌バンク」構想」(2023.4.5日経)では、

腸内細菌を凍結保存する「腸内細菌バンク」の構築

健康な人の腸内細菌を移植する治療法が先進医療として承認された。

治療に使う腸内細菌は不足している。

などとありました。


深海とは異なるけれども、腸内、特に大腸内は、ほぼ無酸素。

だから、腸から出てしまえば(大気にさらされれば)、酸素にやっつけられてしまう。

古細菌にしても腸内細菌にしても、ともかく、無酸素状態でなければ、生きていけない。

移植するったって、かなり難しそう。

培養するのも大変だったそうだし。


「温泉からゴールドラッシュ」(2023.4.8日経)では、

温泉水から金の回収に成功した。

金鉱脈はマグマに含まれる金が地下深くで高温高圧の熱水に溶け出し、地表近くで固まったもの

「ラン藻(シアノバクテリア)」と呼ばれる藻の一種

金属を吸着する性質を生かし、藻のシートに金を吸着させて濃縮する仕組みを確立した。

藻のシート1トンあたり最大30グラムの濃縮を確認した。

世界の主要金鉱山でとれる金は、平均で鉱石1トン当たり数グラムとされる。

温泉からの金供給コストは、他鉱山の平均コストよりも安い

などとありました。


ここでも、シアノバクテリアが登場します。

地球上で、ラン藻と呼ばれたり、植物の中で葉緑体として活躍したりしていて、

動物なんて、植物に養ってもらっているようなもの。

植物だって、原核生物に頼っているようなもの。

たぶん、細かい菌たちの世界は、とてつもなく深い。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


知らなかったなあ。

片頭痛(へんずつう)の予防としてチョコレートなどを避けるべきだなんて。

理由はよくわかりませんが。


「めまいと片頭痛は親戚?」(2023.4.8日経の元気の処方箋)では、

患者ができる予防として、騒音を避けたり、寝過ぎたりしないように注意する。

食べ物としてはポリフェノールを多く含むチョコレート、ブドウジュース、赤ワイン、チラミンを含むチェダーチーズ等を避けるべきである。

片頭痛の特徴は片側性で、ズキンズキンとする激しい痛みがあり、体を動かすと悪化する。

さらに、蛍光灯がまぶしく(光過敏)、音過敏を伴うこともある。

片頭痛が起こる約30分前に明るく光る点やジグザグの線が出現する(視覚性前兆)場合がある。

片頭痛発生が先に生じ、続いてめまいが起こる場合が典型的な前庭性片頭痛と考えられている。回転性めまいや浮動性めまいの一方または両方を伴い、吐き気・嘔吐も伴う。

めまいは5分から72時間持続し、日常生活に支障を来す。

などとありました。


読んでいるだけで、こちらまで頭が痛くなるような、大変なことだなあと感じます。

身近に、そのような方ががおられて、おやすみなされています。

痛いだろうなあ。

72時間!?  続くんだろうなあ。

身近な方でも、他の人には、理解してもらえないだろうなあ。


それにしても、ポリフェノール。

抗酸化物質として、体にいいことばかりだと思っておりましたが、

とんだところで悪さをする?

知らずに、時々食べていた、チョコレートをあげたこともあったかも。

記載にはありませんが、日常飲んでいるコーヒーだって、相当含有されている。

種類が違うのかな。


ネットの説明では、

ポリフェノールは、ほとんどの植物に存在する苦味や色素の成分。

自然界に5,000種類以上ある。

抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用がある。

動脈硬化など生活習慣病の予防に役立つ。

ビタミンCやビタミンEと同様に強い抗酸化作用がある。

種類により、独自の機能がある。

水に溶けやすい。比較的短時間で作用するが、長期間効果は持続しない。

代表的なポリフェノールは、

アントシアニン、カテキン、カカオポリフェノール、ルチン、フェルラ酸、コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)、クルクミン、ショウガオール。


カカオポリフェノールには、

血管を広げる作用があり、血管に炎症があると血管が狭くなり血液の流れが悪くなりますが、カカオポリフェノールを摂取することで血管の炎症が軽くなる。

LDLコレステロールの酸化を抑える働きがあり、さらに血管のしなやかさが増し、動脈硬化の予防に働く。

しみやそばかすなどの原因は紫外線による活性酸素で、この活性酸素を除去し、肌のダメージを保護する。つまり、美肌効果です。

アレルゲンに対して抗体がつくられるのを防ぎ、肥満細胞からヒスタミンが放出されるのを防ぎ、アレルギーの発症を防ぎます。また好酸球の働きを抑えるなど、アレルギー症状を防ぐためにいろいろ働く。


とありますので、特に、女性にチョコをあげるのは、一般的にはいいことのよう。


終わりの方に、

ストレスから解放されたときに起こりやすいので手ごわい疾患だ。

ともあり、

油断できない疾患のようです。


ちなみに、

僕は(へんとうつう)と片頭痛の漢字を読んでいましたが、間違いのようです。

そう読むのは、偏頭痛という漢字の時であり、偏(かたよ)っていることに間違いはないものの、痛いところが喉の扁桃腺のように受け取る方があるのかも。

長い間、頭痛というものを忘れていたしなあ。

そんな僕の身近な人々にとっては、そんな僕自身が、頭痛の種だったりして。

えー。

それなら、おやすみなされている方の原因は能天気な僕なのか?

相当、関係なし、ほぼ全く違うと思っています。


世界中の頭痛持ちの皆様。ご自愛くださりませ。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


これは、

金融緩和の出口に向かおうとする、そんな日本に対しての世界からの牽制球のようなもの

そう捉えています。


「日本主導で債権国会議 スリランカ債務」(2023.4.13日経の1面)では、

2022年5月にデフォルト(債務不履行)状態に陥ったスリランカの債務再編を進めるため、日本が主導して債権国会議を立ち上げる。

欧米の利上げで深刻度を増す中所得国の債務問題の解決に向けた先行事例となる可能性がある。

とあります。


端的に言えば、

欧米は利上げしたけれど、そんなことはしないでね、日本さん。

中所得国などの債務問題を解決するためには、

これ以上の、資本流出をそれらの国にさせないようにしなければなりません。

それらの国から、利上げをした欧米への本国還流の流れが進んでいるけれど、

それに加えて、

それらの国からの円の本国である日本への還流は阻止したい。

その包囲網を、G20やIMFさんが構成している。

だから、

日本さん、超金融緩和の継続をしていてね。

日本が債務問題を主導すれば、日本の金融緩和の出口議論もやりにくくなるでしょうから。


〇〇ファースト。

自国のことを一番に、どこの国民も考えたい。

それでも、

主導国となれば、かっこいいけどね。

そして、出口への模索は、先送りの雰囲気が醸成される。


「G20共同声明見送り 途上国債務削減は一致」(2023.4.15読売)のなかで、

財務相は 日本の呼びかけでスリランカの債務再編に向けた会議を新設すると説明した。

とあります。


これって、

お亡くなりになられた方もある、ダチョウ俱楽部さんの、

ポーズとして先に手を挙げておきながら、

後から手を上げざるを得なくなった立場への押し付けのように思う。

日本が呼びかけた?主導するほど、この国に余裕が存在するのだろうか。

財務の責任者の説明に、多くの国民は乗っからざるを得ない位置にいる。

(一部の方の資産は既に逃避しているのでしょうけれど)

その説明の席には、日銀の新しい総裁さんも同席されている写真も先の記事にありました。


日本の金融緩和の出口は、IMFさんの実現困難な言い回しに乗ることは現実的でなく、

関連:緩やかな修正?(円還流を緩やかにするため)(おもしー278)

金融市場も、

イールドカーブ・コントロール(YCC)などと呼ばれている一部債権の操作による歪みから、債券市場を解放してほしくても、そんな自由な商取引はまだ見通せない。

しかたない。円安方向で推移させるしかないなあ。そんな感じ。

これは、

日本の国益に資することと、

僕の僅かな預金を守ってくれる方向とは、

真逆のように感じる。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


昨年来から米国政策金利を上昇させて、

同国内のインフレ対策が行われています。

つまり、金利がより付いてくれる。

では、ドルを買いましょう。ドルで利息をいただきましょう。

米国内へのドル還流が進み、

スリランカのデフォルト(債務不履行)に繋がっている。

スリランカだけではない。

サブサハラ(サハラ砂漠以南のアフリカ)地域でもドル建て国債の発行が困難で、窮状が拡がっているそうです。

危機意識をIMFは当然に持つ。


うつろいゆく世相の中で、化石の如く、頑なな超金融緩和を続けてきた国がある。

その国が、どうも、態度を変えそうだ。

いままで、その国はマイナス金利で、世界中に資金供給してきたのに。

関連:円キャリー取引(おもしー234)

その逆回転が始まるのか。

いまさら、円還流が起こっては、ドルほどではないにしても、

多くの新興国などに影響が大。


IMFは、日本の緩和策「長短金利操作」変更が行われた場合、

内外の投資家による、資金の本国還流や「日本買い」が進み、

どこの市場でも「国債利回りに大きな影響を及ぼす」ほか、

一部の新興国市場が「重大な資本流出に直面する」と警鐘を鳴らしたそうです。

だから、

IMFは、

日銀がマイナス金利解除を混乱なく実行していくためには、

長短金利操作に微修正を重ねることで徐々に政策転換を図る手法を支持しつつ、

日銀に対して「金融政策を調整する際は、市場の変動を避けるために明確なコミュニケーションが重要だ」と注文を付けた。

とされています。


ちょっと待ってください。

微修正なんて、できません。

できると思っておられるなら、その手法をお示し願いたい。

関連:微調整はできない。(おもしー217)

これについては、今の日銀総裁さんも、僕と、同意見のようです。

INFさんだろうがどこだろうが、できないことを言わないで。

そんな言いかたしかできないご事情も理解できないわけでもないけれど。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


銀行さんのBS(バランスシート・貸借対照表)を初めて目にしたときは、

それなりの違和感がありました。

なんでなら、

借方(かりかた、左側、資産の現状を示す)に、

普通なら、預金があるじゃないですか。

それが、貸方(かしかた、右側、資産の調達方法を示す)の負債の欄に。

しかも、相当な多額で。

でも、考えてみれば当たり前のこと。


銀行さんは、他人のふんどしで相撲を取っている。

不特定多数の人から広く預金を募りいくらかの利子を払い、

融資や投資との利率差を本業とされている。

一昨日、身近な銀行の2021年度のディスクロージャー誌が窓口にあったので、見てみると、

「負債の部」(右側)に「預金」があり、

その額の5分の1ほどが、「資産の部」(左側)の「現金預け金」にあるぐらいで、

「資産の部」の「貸出金」と「有価証券」が、資産の大部分を占めていて、

それらの原資が、「負債の部」(右側)の「預金」であることがよくわかる。


つまり、

銀行は、流動できる資金を負債の預金額に比べてあまり保有していない。

これは、銀行の本業を行うためには、当たり前のこと。

だから、急激に預金が引き下ろされると、

破綻 する 可能性 がある。

これも当たり前のこと。


「加速する取り付け」(2023.4.10日本海)では、

「こんなに速く抜けていくとは」

預金の引き出しを意味する「抜ける」という表現を使いながら日銀幹部は驚く。

とありました。


貸し出しても、銀行が手にする利ザヤは薄く、0.数%とか。

でも、預かった預金を、ともかく貸し出しや証券などの運用に少しでも回したい。

そして、

当然、銀行からの借り手は、期日まで借りることができる。

それなのに、銀行の負債の預金は、いつでも引き出せる。

定期預金であっても、期日まで待たなくとも、期日の前でも引き出せる。

「抜ける」 いや、「抜かれる」ことを考えれば、安眠できない。

とりわけ、内部に心配事情がある銀行では、

米国やスイスの破綻銀行の幹部の方もそうだったのかなと思いますが、

苦しい夜もあるのだと思う。

苦しくなって、貸し剝がしを行いたくても、

借り手の信用を壊してまで銀行に尽くそうとしても、

「抜かれる」速度に追いつけない。

そんな時代。

関連:銀行も、足が速くなった?(おもしー270)

では、

バブル崩壊の時だったかな、厳しい貸し剥がしがあったけれど、

もう、そんなことができる時間的余裕が持てない時代なのだろうか。


米国の預金保険機構は、

以前は、保護する預金の上限は10万ドル(約1330万円)でしたが、

今は25万ドル(約3325万円)。

日本の預金保険機構は、ずっと1000万円が限度額。

日本も、上限アップしたほうがいいとの意見もあるようですが、

1000万円超を保有なされている方は、

おそらく、複数行で運用なされ、何千万円という実態でしょうから、

庶民感覚との二桁以上の差があると思っています。

上限をアップするなら、その分の保険料は預金者負担でいい。

そんな嫌味節も溢(こぼ)したい。

そもそも、抜こうとしたい預金額が僕にはあまりない。


銀行という組織も、

ネット社会の深まりを受けて、

過剰感が、ますます強まる。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


ナショジオ2023年4月号の

総力特集 80億人 のなかで、

人類の歴史は、

として


人口増のグラフが示され、

1802年 10億人、

125年後の1927年 20億人、

32年後の1959年 30億人、

15年後の1974年 40億人、

12年後の1986年 50億人、

12年後の1998年 60億人、

12年後の2010年 70億人、

12年後の2022年 80億人

予測として、

14年後の2036年 90億人

14年後の2050年には97億人

とありました。


僕の生年は、1958年なので、

だいたい12年に10億人ずつ増加してきたヒトの人口爆発の中で生きてきたことになる。

生まれたときには、約30億人で、現在の半分にも達していない。

この、爆発の中で、

何をしてきたのだろうか。

当たり前のように通学し、

当たり前のように就労し、

当たり前のように・・・・・・。


1802年は、

日本では、徳川幕府が蝦夷奉行(後に箱館奉行となる)を置き、

弥次さん喜多さんの東海道中膝栗毛が出版された。

(子供の頃、面白くて何度も読みました。勿論、子供版です。)

確か、幕末の1870年の前あたりは、3000万人ぐらいであったような。

10億人の中の3000万人は、3%

現在の、80億人の中の1億2000万人(?)は、1.5%

(「日本の人口、12年連続減 昨年1億2494万人」(2023.4.13日経))

人口割合では、世界のなかで、日本は半減した。


世界の人口も、頭打ちの予測が、国際連合の統計でなされている。

ヒトが自分で何でもせざるを得ないで生きていく時代ではなく、

人ひとりが生きていくには、6トンもの象が何頭も必要とするエネルギーを費消するともいわれているこの時。

地球上と呼ばれているミルキーウェイ銀河の太陽系第3惑星の地表面。

表面に、蠢く(うごめく)と言っては大変失礼かもしれないけれども、僕もそのなかのひとつの個体。


その、爆発の中で、なにをしてきたのだろう。

そして、今日も含めて、なにをしようとしているのだろう。

僕は、方向性が定まらず、日々の動きに流されて、彷徨(さまよ)っているなあ。

(まあ。そんなもんだ。・・・・。)

40歳は不惑と呼ばれている年齢のようですが、

惑星に住む僕は、いつまでたっても惑っている。

そして、これからも、いつも、惑っている。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


今日が永遠に続くわけではないと理解することは重要。

10年後20年後がどうなっているかを真剣に考えることだ。

「日本株投資を拡大」(2023.4.12日経の1面トップ)の中にありました。


関連記事の

「「再び野心を」92歳の警告」(同日、同紙の3面)では、

「世界で最も信用力のある投資家」がバフェット氏の異名

「他人が怖がっているときは貪欲に」は、同氏の信条

一時は世界一の大富豪だった。

「企業がアニマルスピリッツを失えば死滅する」

「変わらない会社は消える」。冷徹な歴史だった。

92歳にして血気盛んな投資の神様の一喝が響く。

など。


来日されていて、同紙のインタビューに応じられたそうです。

つまり、

米著名投資家のウォーレン・バフェットさんのことです。

関連:5年に一度程度(おもしー240)


92歳にして、その言動が、日本の全国紙の一面トップを大きく占める。

いかに、

日本経済が、教えを請いたいのか、

そして、縋りつきたいような姿勢とも思えなくもない。

まして、

日本企業への追加投資のための来日。

米国株以外では最大の投資先に日本がなっていると明らかにされているそう。

タイトルのとおり、

日本株を投資を拡大ということなら、

日本の経済を広報する新聞紙としては、願ったり叶ったり。

実務の後継者を伴う来日で、投資先への紹介のようです。


同氏に比べて、動かせる資産の規模は、兆分の1なのか、京分の1なのか、よくわからないけれども、

僕は、今、64歳。

生きているかどうかは置いといて、

あと30年後の94歳にして、

10年後20年後がどうなっているかを真剣に考えることだ

などと

うそぶくような

因業爺(いんごうじじい)になってみたい。

たぶん、

今以上に、毛嫌いされているだろうなあ。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


透明感の高い水中は、どうして、こんなに美しいと思うのだろうか。

裸眼視力が、小学生のいつごろからか低下したけれど、

遠くまで、見通せる水の透明感は、あまりに、尊い。

子供の頃の、海水浴で、

水深3メートルほどの海底に潜り、

近くの大きめの石を、海底の砂の上に胡坐をかいた足の上に乗せ、体が浮かび上がらないようにしたうえで、見上げた海水面の、キラキラと煌めいていたこと。

よく覚えている。

50年以上前の話。


そんな僕だから、時々TVで紹介され、流水はほぼ全量が湧水から成ると言われて、遠くまで見通せるような、富士山の伏流水が流れている柿田川に、行って顔を突っ込んでみたい。

そんなことを連想しました。


「光信号増幅 ネット社会の礎に」(2023.2.12読売)では、

現代のネット社会は、情報をのせた光信号を海底ケーブルで世界に送ることで実現している。海底ケーブルの総延長は地球30周分に及ぶ。

光信号は、ケーブルの中の光ファイバーを進むほど弱まる

光信号をこれまでの倍の約200キロメートル間で伝送することに成功。

増幅器は開発からわずか5年で海底ケーブルに採用され、現在、世界のほとんどの海底ケーブルは2人の成果が基になったものが使われている

独創的な成果を上げた国内外の科学者に贈られる今年の日本国際賞の「エレクトロニクス、情報、通信」分野受賞者に、東北大の中沢正隆卓越教授(70)と、情報通信研究機構の萩本和男主席研究員(68)が選ばれた。

とありました。


すさまじく透明感があるであろうファイバーの中を、信号として使われる光が突っ走る。

そして、弱まったところで、小型の増幅器で、さらにその先へ。

光は、地球表面に張り巡らされた透明物体の中を瞬時に。


そんな光の突っ走りを支えてくれた。

僕には到底できないことを成された方々に、感謝したい。

ありがとうございます。


僕の視界に見える光景の中には、

その昔の昔、水中生物であった時の遺伝子的記憶が、

呼び覚まされる。

今のような、気体の中での陸上時代よりも、

もっともっと長大な時の流れの間に培われた水中での感覚。

そんなことからくる液体の透明感の美しさの感覚なのかもしれない。

固体?であるであろうファイバー(それ以外の固体でも)が透明なのは、生命として、とても不思議で、魅力的。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


何の反省もない


その言葉だけで、僕は信用しない。

そんな言葉を出せる存在は、在るとするなら、絶対神のみ。

そう思っています。


「黒田氏「経済押上げ」「反省ない」」(2023.4.9日経)のなかで、

日銀は金利を低く抑え込むため大量の国債買い入れを続けてきた。

黒田氏は大量保有の現状について3月の会見で問われると

「何の反省もないし、負の遺産とも思っていない」

と応じた。

と、されています。


物事には、

どのようによいことのように見えることだって、

どれほど悪いことと言われることだって、

その反対の部分が、

ほんの1%、若しくは、砂の一粒は、必ずある。

そう思っています。

謙虚な姿勢からは程遠い。

そのようなそぶりを見せることこそが悪だと思っているかのよう。


負の遺産とも思っていないのであるならば、

任期末を先週に迎えられて、自由になった御身で、国民にわかりやすく、再質問を封ずることなく、丁寧に説明すべきだ。

勿論、正でも負でも、その先行き見通しや、解消の手段も含めて。


「最長総裁 市場不振で幕」(2023.4.8日本海)では、

今の市場には日銀への疑心暗鬼が渦巻いているのが実情

とまで、書かれている。


なぜ、そんなことまで書かれなければいけないのか。

「黒田節 最後まで」(2023.4.8日経)では、

日銀内が緩和一色に染まっていく中、

緩和を緩めたり、緩和の副作用を強く懸念したりする指摘は

封印されていく。

黒田さんが総裁でいる間はそういう議論はできない

とある。


大勢順応。

なんのための、複数人による協議体なのか。

これでは、いつかの大本営発表を思い出す。

それに対しての反省に立てる人の言動なのだと思いますが、

元の副総裁さんは、総裁打診に諾しなかった。

関連:雨宮さん。あまり知らなかったけれど、見直しました。(おもしー266)


昨日の、新総裁さんの就任会見。

「日銀、大規模緩和点検へ」(2023.4.11日本海)で、

点検や検証があってもいい

とあります。


あってもいい?

なにを、当たり障りないような、言い方。

点検や検証は、いつだって、あらねばならぬのです。


終わり良ければ総て良し。

これは、そのとおりだと思っています。

終わりが良かったのですか。

とても、良かったとは思えないし、落第だとの評価もどこかであった。


やった人間が自分でぬぐえない後始末がありませんか。

「緩和出口 最大課題に」(2023.4.11日本海)では、

「異次元緩和」の手じまいに向かえるかどうかが、5年間の任期で最大の課題になる。

とあります。


5年間を費やしたとしても、手じまいに向かえるかどうかもわからない。

それも含めた時をゆるやかに経過させることは、とてもとても剣が峰。

新たな事象に対応できる術はほぼ無いのに。


どこかの大学教授?

そんなことを人間社会は容認するのか。

絶対神は、たぶん、おられない。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


躍動感なんて、

久しく、聞くことさえなかったように、

しばらく、忘れていたかのよう。


「目覚めた巨象を取り込め」(2023.4.10日経の核心)のなかで、

躍動感は上げ潮に乗る今のインドにぴったりだ。

名目国内総生産(GDP)でもインドは   国際通貨基金(IMF)の予測では、27年に日本も上回る。

長らく「眠れる巨象」と呼ばれたインドが目覚めた。

かつては負債だった巨大な人口が、カエル跳びの技術革新を追い風に大きな資産に転換した

インドが「世界の工場」として台頭する。

インドはヒマラヤ山脈によって中国と隔てられている。

などとありました。


また、

「インドルピー 1カ月ぶり高値」(2023.4.8日経)では、

インドの通貨ルピーが対ドルで上昇している。

ともありました。


ネットで、

「ルピー 債権」と検索すると、


これからの10年はインドの時代!?

今後10年の実質GDP成長率予想で世界第1位


そんなことを書かれているところもあります。


以前にも書きましたが、インド応援したい。

関連:インド応援したい(おもしー14)


でも、

僕の手元の余裕資金10万円ほどで、何とかなりそうでもないしなあ。

銀行取り付け騒ぎを起こされるような、

保証されない1000万円を超える預金をお持ちの方々が検討なされることなのだろうなあ。


冒頭記事で紹介されたインドの娯楽映画「RRR」。

時間を造って、観てみるぐらいなことならなんとか。

躍動感が「ナートゥ・ナートゥ」。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


地元の図書館から目に付いた本をお借りしました。

「がんが消えていく超減塩レシピ」(済陽高穂(わたようたかほ)さん)


その本のなかで、

済陽式がんの食事療法の6か条の原則。

その6か条のなかで、根幹をなす3つ。

その3つのなかで、とくに重要なのがひとつ。

それが、

「限りなく無塩に近い塩分制限」

されていて、

かつては、ペテン師呼ばわりされていたことも少なからずあったとか。

それから、四半世紀以上が経過し、

国立がんセンターなどからの紹介状(診療情報提供書)を手にした患者さんが連日訪れていると書かれています。


世の中の、当たり前と呼ばれていることも、

少し立ち止まって考えてみる。

とくに、ヒトの体のことを、

人間はよく解かっていないと思っているので。


食物を保存する方法は3つ。

乾燥させる。濃縮する。塩漬けする。


塩分が、生命活動にどのような影響を与えるのか。

どの程度が、ヒトの体にとって最適なのか。

僕の体にはどうなのか。

よく解からないけれども、

超減塩? 少し試してみたい。


早速、やってみたこと。

風味がお気に入りの納豆の製品。

たれとからしが付いているけれども、

たれは使わないで、食べてみる。

オリーブオイルをかけようか。

まあ。いいのかな。

関連:塩分1グラム(おもしー255)


2人に1人ががんに罹患し、4人に1人ががんで死亡している現在

済陽さんは、冒頭のはじめにに書かれ、締めくくられています。


たぶん、僕の体のあちこちにも、毎日毎日昼夜を問わず、がん細胞がうごめいているのだろうなあ。

うごめいていると言っては、ともかく悪い奴というレッテル貼付けみたいだけれど、

彼(僕の体の中にいるかもしれないがんと呼ばれる細胞)にしたって、

生まれたくて生まれてきたのではないだろうに。

遺伝的、若しくは、生活習慣的な要因により、生まれさせられたきた、

僕そのものの細胞君。

彼たちが、僕の死因になるかどうかは別にして、

良いと思えるようなことも悪いと感じるようなことも含めて共存しているのが、ヒトである僕のからだ。


でも、

超が付く減塩の食事は、たぶん、とても困難。

好きなお醤油の割合を少し控えて、オイルをかけるかなあ。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


そういうことだったのですか。


大口の預金者に偏っていた。

つまり、

預金者のなかの、

少数者(大口預金者)の判断で、大量で瞬時の預金流出の見込まれがあり、

しかも、その少数者たちは、互いに利害関係者の立場の場合もあり、

連絡をかろやかに取り、一致団結しているかのように、自らの資産を守ろうとした。

そして、実際に、取り付け騒ぎが発生した。

そのような、感想です。


「連鎖を懸念、融資手控えも 銀行、破綻の影響」(2023.4.8日経のマネーのまなび)では、

SVBの預金はスタートアップ企業や

スタートアップに投資するベンチャーキャピタルなど、

大口の法人に偏っていました。

彼らがツイッターなどを通じて預金引き出しを呼びかけ合うことで一気に巨額の預金が流出。

その結果、資金繰りがつかなくなりました。

などとあります。


市井(しせい)の僕たちから、

こまごまとした小金(こがね)を、小さな利息を付けることで、集め、

より高い利率で融資する。

そんなイメージを持っている銀行というところ。


そんなことで、

窓口からお見受けするだけでも、あれだけの人員を、雇用している、雇用できている不思議なところだと思っていましたが、

多くの人々に、預金していても、安全のようだと、安心感を与えることも、

目に見える銀行の在り様の大事な役割のように感じます。


しかし、

大口預金者の割合が高くなればなるほど、

目に見える在り様や体面に関係なく、

彼らの判断で、銀行の存亡が、掌(たなごころ)の上に在るような、

そんな時代になりつつあるのかなあ。

その上、SNSで、判断の共有が速やかに行われ、

瞬時に波が動く。


「さばの生き腐れ(さばのいきぐされ)」という言葉があります。

他の魚よりも、さばは、活きがいいように見えても、痛みが早いようで、

そんなことを言われます。

(鯖は、大好き。)

いわゆる、足が速い。


銀行も、その財務に疑問を感じられると、足が速くなることもある。

これからは、そんなことが増えてくるような。


ただ、

僕が普通に見ている、PCやスマートフォンのネット情報は、

時間差があり、知った時には、後の祭り感が強く、

だいたいは、ジャンクニュース。

新聞にしても、昨日までのこと。


だから、

なぜそうなっているのかを、自分なりの考えてみることが、

これから起こり得ることの見込みには、役立つような。

見込んでも、だいたいはハズレ。

でも、それが当たり前だし、それでいい。


生き馬の目を抜く世界の経済人たち。

そんな中のことを伝えるマスコミなど。

彼らだって、わからないんです。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


そうか。

失業保険か。

そんなこと考えたこともなかった。

65歳以上でも、

失業すると、「高年齢求職者給付金」といわれる雇用保険が頂けるそうでして。


2017年に雇用保険法が改正され、

65歳以上の人も雇用保険の対象になり、

65歳以上の雇用保険加入者が離職したときに、

「高年齢求職者給付金」として、

高齢者版の失業給付を受け取ることができるそうです。


あれあれ。

僕が、65歳の誕生日を本年中に迎えた後に、退職し、

給付要件である、

離職した日からさかのぼった1年間に、

通算6カ月以上の雇用保険加入期間は、クリアーしているので、

いつでも再就職する意思と能力があるということでありますので、

失業状態であるということとなり、

(失業給付は、64歳以下と65歳以上では、受給要件と、受給日数が違うようですが、)

65歳以上の失業給付(高年齢求職者給付金)は、

雇用保険の被保険者期間が1年以上の人として50日分いただけるそうです。


どうも、

65歳以上になると、

失業給付(高年齢求職者給付金)の受給要件は緩和されますが、

支給日数は少なくなるということのようですが、


それにしても、

65歳を超えてまでの失業給付。

考えてみれば、

人生100年とも言われるこのご時世、当然のようでもありますが、

なんとなく、隔世の感もあります。


長く生きてきたものだということだなあ。


なにか、

でも、50日分ということは、少し、短いような。

求職活動を行うにあたり、

やはり、高齢者の応募できる範囲は狭い。

今のバイトをくびになったら、何をしましょうか。

また、ガソリンスタンドにお世話になろうかなあ。

(危険物を取っていて、面白いし、話のネタにも少しなるし、よかったかな。)

でも、そのころに、今のようなGSは減っているだろうなあ。

じゃあ、なにか、別の、面白そうなことは?

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


年金2階建てのうち、

1階部分の基礎年金部分について、

勤労収入があるうちは、繰り下げしようと、僕は、考えています。

関連:年金支給年齢引き上げに賛成(おもしー242)


厚生労働省『令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況』によると、

国民年金から支給される老齢基礎年金の受給権者のうち繰下げしている割合は、

令和3年度の時点で1.8%です。

過去3年間の老齢基礎年金の繰下げ受給率は、

平成30年度が1.3%、令和元年度が1.5%、令和2年度が1.6%と、増加傾向です。

反対に、令和3年度に、繰上げ受給をする人は11.2%です。

したがって繰上げ受給を選択する人の数は、

繰下げ受給をする人に比べて6.2倍以上となっています。

などと、ネット記事にありました。


繰り下げする人は、とても少数派です。


先日、同い年の友だちと、

年金の、1階部分と2階部分とを分けて、繰り下げ繰り上げできることを話しました。

1階部分は、僕のように、友達もそうですけれど、勤労収入で補えるのであれば、その間は、頑張って、繰り下げ。

2階部分は、加給年金のこともあり、何かなければ、65歳から受給。

勤労収入と2階部分と加給年金の何年かの生活。

加給年金が終わるあたりで、

1階部分の受給を、勤労収入と相談しつつ検討する。

そんなケースが多いのかなと思います。


記事の、%についても、

1階部分でさえ、これだけ低いのだから、

男性の場合、割合的に多いのは、配偶者が年下の場合なのでしょうから、

(60歳代の年金を意識する世代としては,、)

2階部分の繰り下げ受給率は、ほぼ無いのではないかなあ。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


因業な忘八

人が大切にしなくてはならない仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌の

八つの心を忘れ去り、捨て去らなくてはつとまらない阿漕な仕事

そんな一節が、

朝日新聞に連載されている、沢木耕太郎さんの「暦のしずく」にありました。

(2023.4.1)


阿漕とは、地名の阿漕ケ浦からきているようですが、

しつこく、ずうずうしいこと。また、あくどいこと。特に、無慈悲に金品をむさぼること。

とされています。


世の中には、おてんとうさまの下で、人様の前で、言動できることばかりではありません。

ただ、先の八つの心も、社会のネジを回す役割のある方の心得のようなものであって、

例えば、

臨終となりそうな日の方に、八つの心を説く人は誰もいない。

いわゆる、隠居の身のようになれば、良くも悪くも、社会とのかかわりが薄くなる。

八つの心を、自他ともに、厳しく律することも、だんだん求められなくなる。

(勿論、自らを厳しく律して、最後まで、立派な振舞いの方もおられるのでしょうけれど。)

躍動している人間社会から、年齢が増すにつれ、少しづつ距離が大きくなる。

だから、

「人」が大切にしなくてはならないのではなくて、

社会で生きようとする、人と人との間が大事になっている「人間」が大切にしなくてはならないもの。


だんだん、

うすぼんやりしていくように、僕も、しれた程度の忘八になっていくのだろうなあ。


まるっきりのウソにもかかわらず、湯気さえ感じさせるリアルな口ぶり

「取り繕い反応」と呼ばれ、認知症診断の決め手

取り繕い反応とは、問診で質問された内容に対して答えることができない患者がその場限りの適当な言い訳や作話的な内容を述べる反応

と、

髙橋秀実さんの「おやじはニーチェ 認知症の父と過ごした436日」のなかにありました。

あと、

「頭部振り返り現象」があれば、「認知症」が確定するらしい

とも、ありました。


年齢がいけばいくほど、

適当な言い訳をしないで、正直にありのままを受け入れそのまま開陳する。

ともかく、取り繕わない。

そうすれば、心が軽くなる。

そう思っています。


そして、

人間社会の大切にしなければならない心も、

そんなにまではと、少し距離を置いて、自由に好きなことを心掛ける。

そうすれば、

たぶん、認知症も遠のいてくれる。

生活の質は、そんなに落ちないのではないかなあ。

(でも、周囲の人々の生活の質は、反比例で落ちていく?)

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


日本銀行の現総裁さんの任期末が今週末の土曜日の4月8日。

新たな総裁さんは、来週月曜日の4月10日から御出勤なされるのでしょう。


新総裁が決定されるまでのしばらくの間、最も有力視されていた方が、

雨宮正佳さんで、この前の3月19日まで副総裁に居られた方。


どのような方か、あまり知りませんでしたけれど、

ネット記事の中に、

「新総裁は、黒田体制の10年だけでなく1998年の新日銀法施行以降の「非伝統的」と呼ばれた金融政策全般を対象に点検・検証するべきだ。しかし、自分はそれを主宰する任にはふさわしくない。なぜならその大半に関与しているからだ」

などとありました。


つまりは、

御自分が深く関与なされた政策について、

後世の方にも適切に、影響を受ける今日この時の方にもわかりやすく、

評価して欲しい。

そのような姿勢のように感じます。


なかなか、そのようなことは、できることではありません。

しかも、退任の直前・直後においてです。

なろうとしたならば、新総裁の席に着くこともできたでしょうに。


どのような立場にあっても、

その立場を去り、その立場においての言動について、

他の方のフリーな解釈を受けることは、とても危険。

なにを言われるか分かったものじゃあありません。

だから、

後継者に対して、影響力を残そうとする。

例えば、

ほぼすべての為政者たち。

みっともなさにまみれている。


そんな歴史や社会を見る中で、

雨宮さん。潔いし、かっこいい。

そして、社会を変えていく大事なこと。


おそらくは、

在任中の関わられた政策に、慚愧の念を感じる部分が多いのではないか。

そう感じます。

取り返しのつかないことに、加担してしまったのではないかと。


日銀の残している大問題がいくつかあると、

報道されているし、

新総裁さんも、明確に大問題だと表明されていることもある。

それらは、問題ではないと、現総裁さんは述べられている。


それならば、

従来からの総裁記者会見のように、

質問に答えて終わりの一方通行ではなくて、

(再質問はできない慣例のようです。)

金融政策全般の点検・検証は不断に行えばいい。


いまいまの生活に直結する金融政策。

一時(いっとき)の猶予もなく、国民に強い影響を与える。

物価の番人はどこに行ったのか。

政府の補助金で、電気や燃料など、販売額を見せかけの低下演出。

その場しのぎ満杯。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


モノの値段をよく承知していません。

あまり買い物をしませんもので。

コンビに行っても、なにがコンビニエンスなのかよくわからず、欲しいモノもなく、何も買わずに出てまいります。

(なにしに入店したかというと、家人の付き合いなどで。)

モノを買うのは、ディスカウント店でまとめ買い。

仕入れるように買うので、小売価格がよくわからないということなのです。

(時たま行くコストコの売価は原価率9割だそうですし。)


小麦粉400g178円(税抜き)

お米5kg1880円(税抜き)

と、近くのスーパーマーケットに表示されていました。


これは、

「Q&A 小麦価格」(2023.3.24日本海)で、

政府が4月以降に製粉会社に売り渡す輸入小麦の価格が、今より5.8%引き上げられる

1トン当たり7万6750円

ルール通りに計算すれば8万2060円

食パン1斤当たり1.1円 の値上げにつながる

などとあったので、

市場調査だとばかりに、写真を撮らせていただいての小売り価格でした。

(買わずに写真だけで、スーパーさん、申し訳ありませんでした。)


スーパーの小麦粉400gを1tにすれば、44万5千円。

政府売り渡し価格7万6750円との差額368,250円は、

製粉などの製品化や流通過程に飲み込まれる。


お米5kgを1tにすれば、37万6千円。

(生産者に儲けといえるものは入っていないと思うけれど。)


これらの数値が、適切な比較に用いるものじゃないかもしれないけれど、

重さだけで比較すれば、末端価格においては、お米よりも小麦粉のほうが高い。

良いことだと思うけれども、お米消費優遇の意図を感じなくもないなあ。


それにしても、

小麦粉の価格。

こんなに高くては、アフリカの多くの方々は口にできない。

パンが主食だとされているのに。

関連:アフリカ諸国にパン(おもしー13)

どれぐらいの価格で、調達されていて、販売されているのだろう。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


敬愛する和田秀樹先生の本を地元の図書館からお借りして読ませていただきました。

「75歳から やめて 幸せになる こと」


気になったところでは、5点。

①高齢者のご遺体を年間100例近く解剖していました。

そこでわかったことは、80歳を超えた人は、ほとんど全員動脈硬化になっていたということです。

②健康診断をやめる

健康診断で示される「正常値」は、40代~60代くらいの人のデータをもとに作成された基準値にすぎません。これを高齢者にとっての正常値とするには無理があります。

③85歳を過ぎたほとんどの人にがんが見つかりました。

ただし、死因ががんだった人は3分の1程度。残りの3分の2の人は他の死因で亡くなっており、解剖した結果、がんが見つかったということです。

つまり、がんは高齢になれば多くの人が抱える病気であると同時に、抱えたからといって死因にならないことのほうが多いわけです。

④生前に完全に認知症のように知的機能が低下していた人が、解剖してみると実は脳の変化がほとんどないケースがあるのを何度も見てきました。

おそらく、脳を使っていないうちに廃用(はいよう:活動性の低下などによる身体機能の衰え)が起こって、著しく脳の機能が低下したということなのでしょう。

⑤人間の体には、健康な人でも一日に3000~5000個のがんのもとになる細胞が生まれているとされています。にもかかわらず、全員ががんになるわけではありません。免疫細胞の一つであるNK(ナチュラル・キラー)細胞の作用で、このような細胞を見つけしだい攻撃してくれるからです。


このなかの、①について

80歳を超えた人は動脈硬化になっているということ。

すなわち、食事や運動など、もう、どうでもいいし、関係ありませんし、どっちみち動脈硬化になるのですよと言われているような。

そうなのか。

そうなると ?動脈硬化って、まるっきり悪いこと?

もしかして、高齢者の血管を守るために硬化しているのだったりして。

読んでいて、そんな感じさえしてきました。

(たぶん、ここの部分は、正しくはないだろうと思います。)


「脂質異常症、食事で改善」(2022.12.6日経)では、

脂質異常症とは血中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪が多すぎる、もしくはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が少なすぎる状態だ。

悪玉コレステロールが増えすぎると、血管の壁の中に入り込み、血管の壁が厚く硬くなる動脈硬化が進む。

食生活の改善できる点を見つけるといい

などとありました。


動脈硬化があるならば、静脈だって硬化する?

これが、また、不思議。

大動脈硬化症の程度がどうであろうと、年齢がどうであろうと関係ない。

(静脈には)動脈に認めているような硬化症は起こらない。

と、

あるではありませんか。


ともあれ、人生100歳時代。

動脈硬化の状態で、

80歳から100歳まで、いやいや、それ以上までも生きていただくということ?


それならば、

ご高齢になれば、動脈硬化は、そんなに恐れることでもないような。

②の正常値にしても、高齢者の正常値を示して欲しいなあ。

③のがんも、認知しているかどうかは関係なく、共に生きていると観念したほうがいいような。

④は、興味のあることに脳を使いましょうということかな。

⑤は、少し横道にそれますし、全くの私見ですけれど、

NK(ナチュラル・キラー)細胞に、糖を食べさせて腹いっぱいにさせないこと。

そう、僕は思い込んでいます。


少し戻りますが、

慣れ親しんでいる食事を変えることに関して、人は、とても、頑固。

食生活を改善できないから「食事で改善」と言われても、長続きしない。

自分で、本当に、変えた方がいいと思わなければ。

それは、食における、ある意味の、親離れなのかもしれないなあ。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


お寿司はおいしい。

握りなんて、高級。

そんな感覚の高齢者年齢一歩手前の今日この頃。


子達が、まだ小さいころだから、

20年ぐらい前なのかな。

握りずしみたいなものを作って食べさせたことが何度もある。

ひとつひとつが、小さいものはだんだんめんどくさくなり、大きくなったりしたけれど、

まさしく、子供だましの、素人握りのお寿司のようなもの。

まあ、それでも、そういう状況を楽しんでいたということ。


「海を渡るすし職人」(2023.3.22読売の潮流深層)では、

すしはカナダでも人気で、結構忙しい

日本は休みの少ない飲食店も多いが、この店は1日8時間の週5日勤務。日本で20万円程度だった月収は2倍になった。

1か月程度の休暇も取れ、ゆっくり旅行を楽しめる。日本では難しかった自由な生き方ができる

日本人のすし職人は引き合いが多い

世界的な和食人気

「ヘルシーな和食の代表格」としてすしの人気は高く、海外移住の手段としてすし職人を目指す人も増えている。

3か月ですし職人を育成するとうたう「飲食人大学大阪校」では、20~50歳代の男女10人が学ぶ。

今後は高級店と安い回転ずし店の二極化し、他は淘汰されていくだろう

などとあります。


すし と言っていいのか お寿司 としたほうがいいのか、

ちょっとわからなくなっていますが、

ともかく、日本人というだけで、

すし の世界で、海外では、有利。

物価が高い北米やシンガポールでは年収が1000万円を超えることも珍しくない

とも記載されていますが、


年収は、少し横においといて、

求められているのであれば、

働きやすい、職場であるのなら、

その需要にお応えいたしましょう。

誰って、僕がです。

えー。

止めときなはれ。

10人が10人中、全員がそう言われるでしょう。


もうすぐ65歳になるよ。

(タニタのヘルスメーターは、体年齢49歳と表示してくれています。)

おにぎりの小さいのみたいな、まんごの握りしかできなかったけど。

(習ったことが無いもので。)

海外移住なんてできるわけない。

(なにか、解放感があるような。

剃り上げてしまったおつむにねじり鉢巻きで、かっこだけはすでにすし職人。)


考えるだけでも、なにか、たのしい。

ヘイ、ラッシャイ!

やりたい方は、どんどんやってみればいい。

人生誰のものでもありません。

僕の人生は、僕のもの。あなたの人生も、あなただけのもの。

10年やってみるぐらいなら、何歳からでもOK?。


でも、

やるなら、職人レベルと自分で自認できる技量の習得が必要だ。

そのように、僕も考えているから、日本では長い下積みが必要だとされている。

しかし、そこまで、求められていないようですし、経験しながらということもあるようですし。

だったら、海外でも、回転寿司店がいいのでは。

いやいや、海外で、回転寿司店の話はあまり聞かないよ。


う~ん。う~ん。

僕には、やっぱり、回転するお寿司店が・・・・・。

(最近行ってないなあ。)

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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