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 令和元年7月31日、午前10時ごろから11時前まで、議員懇談会として、岩美病院の現状と取り組みについて議員11名(12名の議員の内、澤議員は欠席)に報告されました。

〇主な内容は、次のとおりです。
 1日平均患者数の、外来は右肩下がりが続き、入院は均衡しているようです。

 累積欠損金は、平成20年に11億円を超えていましたが、その後回復し、9億円超まで改善しましたが、その後増加し、平成30年度で10億6千万円程度になりました。

 今後の純損益の見込み等は以下のとおりです。
 平成30年度 損失9億2千万円 繰越欠損金 10億6千万円
 令和元年度    1億2千万円   〃   10億5千万円
 令和2年度  損失4億1千万円   〃   10億8千万円
 令和3年度    1億5千万円   〃   10億7千万円
 令和4年度    1億円      〃   10億6千万円
 令和5年度    2億3千万円   〃   10億4千万円

 なお、杉村宏議員としては、「3条・4条の資金収支」としてそれらの合計が示されていますが、この収支を示す意味が理解できません。
 4条(資本的収支)の、収入は3条の長期前受け金戻し入れに期間に対応して計上され、支出は3条の減価償却費にこれも期間に対応して計上されています。したがって、「3条・4条の資金収支」を示すことは2重の二重となります。誤解される数字を主権者に与える表示であり、複式会計が理解できていない証左であることを証明する表示であると感じました。 

 なお、今後の取り組みとして、⑴病病連携の強化、⑵地域連携室の強化、⑶在宅診療の充実、⑷在宅介護事業の拡充が、印字されていましたが、詳細説明はありませんでした。


〇議員懇談会としての開催は、町民から見えない。議会の見える化に反した開催
 なぜ、実質的な秘密会のような議会運営を行おうとなされるのか、理解できません。主権者である町民の方に、重要な情報を出さないよう出さないように議会を運営していると言われても、致し方のない懇談会という開催の仕方です。

 今年も、沖縄のマンゴーを頂き、朝から家族でいただきました。
マンゴーを切ってもらいました

 毎年、夏にマンゴー、正月あたりにタンカン(香りがよく甘い柑橘類)が沖縄の国頭村桃原(とうばる)の山田さんから送っていただいております。
 こちら(鳥取)からは、秋口に二十世紀梨、2月頃に若松葉ガニを送らせていただいています。
 これらは、13年ほど続いています。
 国頭村と岩美町は、鳥取国体を契機に(ウエイトリフティングの会場として)、現在も児童交流を中心としてお付き合いさせていただいておりますが、娘が小学校6年生の時に、山田さん宅に泊まらせてもらい、山田さんのお嬢さんが我が家に泊まっていただいて以来、続いているものです。
 一昨年は、私自身も、桃原の山田宅にお邪魔させていただけることができ、勤勉で、誠実なご家族と縁を続けることができていることに、誰ともなく、皆さんに感謝しているところです。
 双方の子どもたちも、それぞれ、社会で役割を果たそうと努力しているようです。

 さて、山田さん御夫婦とは、米軍基地のことなどあまり話してはおりませんが、名護市辺野古(へのこ、地元では「へぬく」)と国頭村の役場のある辺士名(へんとな)とは直線距離で30kmありません。桃原はもう少し近い。桃原に隣接して米軍の保養地もあります。米軍基地等の存在は、生活するうえで大変身近な現実であります。
 と同時に、国頭では2011年に第5回の世界ウチナーンチュ大会が開催されていることや、一昨年お伺いしたときにお話しさせていただいた村議の皆さんも含めて、地域の方々の地元への高い誇りと強い愛着を感じています。とても大事なことだと思っています。
 国頭村は沖縄本島の最北端にあり、村土の8割が森林で、国指定の天然記念物であるノグチゲラ、ヤンバルクイナ、ヤンバルテナガコガネなどが生息する自然豊かなやんばるの森です。

 岩美町は、因幡の端で但馬の抑えの位置付けの地でありました。現在でも鳥取県の端、中国地方の端っこで、近畿地方と接しています。人の移動は鳥取市が中心で、鳥取市に来られた方々の目線の多くは、近くの鳥取砂丘以外は東側に向かうことは少なく、出雲大社などの西側に向いていることを実感しています。(レンタカーのアルバイトをしており、直接、観光客の方の声を聞かせていただけることが時々あります。貴重な声です。)

 国頭村も岩美町も、広域的な生活圏域の中心からは少し距離がありますが、そこがまたいいと思っています。

 
 
 
 

 7月19日に、議会活動の在り方検討特別委員宛てに、標記特別委員会の開催通知がありました。
R1.7.31議会活動の在り方検討特別委員会開催通知 (1)( .pdf / 73.4KB )

通知内容は、以下のとおりです。
1.日 時 令和元年7 月 31 日( 水 )午前11時から
 ※病院事業に係る議員懇談会終了後の開会となるため遅くなることがあります。
2.場 所 議会 全員協議会室
3 協議 事項
  1 特別委員会の今後の運営 について
4その他

7月19日に、以下の案内が、岩美町議会事務局よりありました。

 岩美町議会議員 各位

 7月5日の全員協議会で杉村議員から提起のありました、病院事業の収支見込みに係る報告について、協議の結果、7月31日(水)10時から1時間程度の予定で、議員懇談会の形で岩美病院の説明を聞くこととなりました。
 これは任意の会ですので、出席を強要するものではありませんが、よい機会ですのでご案内いたします。

 ◯病院事業に係る議員懇談会
  日時 令和元年7月31日(水)午前10時〜11時
  場所 岩美町役場3階 全員協議会室
  内容 岩美病院の現状と取り組みについて(報告)


≪杉村宏議員の解釈≫
(経緯)
 令和元年5月31日に開催された全員協議会の議題外の資料の中に、平成30年度病院事業会計決算概要があり、当年度純損失9200万円余り、当年度未処理欠損金10億6千万円とあったことから、杉村宏議員は、欠損金額があまりに大きく眩暈がするほどだ。今後5年ほどの収支の見込みや、執行部としてどう考えているかと発言した。
 病院事業管理者は、説明する機会を持ちたいというような発言を行った。

 令和元年7月5日に開催された全員協議会のその他として、杉村宏議員は、病院の収支見込みなどについて、5月31日に説明するような発言であったと思っているが、いつ行うのかと発言した。
 病院事業管理者は、議長と相談したいと発言した。

 令和元年7月19日に、上記の案内が、岩美町議会事務局より発せられました。

(問題点)
〇議題外
 全員協議会の議題は、議員と協議したい事項としての協議事項、議員に報告をしておきたい事項としての報告事項の2種類があります。それ以外に、協議も報告も必要ないとして担当常任委員会に提出された資料を配布するだけの全協議題外の委員会資料が配布されます。
(ただし、その他の項目などで、各議員が発言できます。)
(なお、年4回の定例会前の全員協議会の協議事項は、録画放送されています。)
 この、協議・報告・議題外の仕訳は、全員協議会の前(だいたい5日や1週間前ほど)に開催される常任委員会で協議がなされたのちに、その常任委員会の委員長が中心となってなされます。
 したがいまして、病院事業の欠損金等について、担当される産業福祉常任委員会やその委員長の判断は、協議も報告も必要ないとして、令和元年5月31日の全員協議会の議題外とされたところです。
 なぜ、これほど高額な欠損金額が明らかになってしまっているのに、行政を質す立場の議員として、岩美町議会で総務教育常任委員会・産業福祉常任委員会と2つの常任委員会が手分けして、それぞれの担当する分野を専門性を高めながら審査されている担当常任委員会として、どうして、資料配布だけの議題外となされたのか、理解に苦しみます。

〇任意の会
 案内文に「これは任意の会ですので、出席を強要するものではありませんが、よい機会ですのでご案内いたします。」とあるように、案内された議員の参加は自由です。
 この意味は、議会の会議にしないということです。つまり、会議の公開も、議事録も作る必要もないただの懇談会です。当然に、主権者である町民の皆さんには、傍聴も、資料請求さえも行えないこととなります。
 議会の運営において、その1番目に掲げられている会議の諸原則があり、その第1に「議事公開の原則」があります。(「議員必携」会議の諸原則)
 住民の意思がいかに議会に反映しているかを広く住民に知らせるとともに、議会を監視させて、常に議会運営が公正に行われるようにすることは、当然すぎてお話になりません。

 なぜ、実質的な秘密会のような議会運営を行おうとなされるのか、理解できません。
(現在の岩美町議会の運営に則り、杉村宏議員としては、この懇談会に参加し、公にすべきであることを主張いたします。内容については、後日、掲載したいと考えています。)

参考:岩美町の中期財政計画は3年ごとに示されており、前回は平成28年11月の全員協議会で、次回は令和元年11月頃を担当課である企画財政課は見込んでおられるようです。
 

 標記の意見交換会が、7月16日午後1時半ごろから3時過ぎまで、岩美町の住民の方14名、岩美町議会総務教育常任委員5名の参加で行われました。
 住民の方14名の内訳はつぎのとおりです。
 東地区と岩井地区は1名づつ、浦富地区なし、以下の各地区は2名づつ、田後地区、網代地区、大岩地区、本庄地区、小田地区、蒲生地区

 進行は、宮本純一委員長が行い、平成30年度に行われた「岩美町の交通実態に関するアンケート(結果)」をもとに、各地区からのご意見を伺いたいとのことで進められました。

 参加された住民の方からは、(一部です)
・各地区有志による乗り合いシステムの構築
・町運営の循環バス
・100円(300円)バス
・バス利用料の割引
・アンケート結果は誰もが思っていること。それができていないことは何が原因なのか。財政面なのか。総花的に話しても意見交換にならず、どこが問題なのか言えない。
・意見は出尽くしている。多くの人で話しても結論は出ない。交通会議が年2回あるのでそこで話せばいい。
・地域交通会議の参加は、町営バス路線の地区のみだが、町内全部にすべきだ。
・第10次の総合計画に交通のことが載っていない。何でこの会議が必要なのか。
・専門的な交通の会議で進めていただければいい。
・日本交通のバスの小型化をお願いしてはどうか。
・スクールバスとの関連は。
・町内周回バスは


 杉村宏議員の発言は、
 町行政はもっとよく現実を説明すべきだ。
 例えば、町営バスは何故現在4台なのか。それは、列車への接続のため、同時に岩美駅に到着したり、岩美駅を発車したりしているが、3台で運行し、1台は車検・点検等の車両だ。以前は5台で運行していたが、ご利用いただいている利用者にはご不便を掛けつつも田後線と陸上線を統合して、同時運行が1台削減できている。もっと以前は、小田線に2台同時運行がなされていたが、荒金線を小田線に統合し、その時も同時運行が1台削減できている。
 また、車両の大きさにしても、最も多くの乗客数に合わせて決めている。朝は大型車両、日中の乗客数が少ない時は小型車両とすることは、大型車両のみのコストに加え小型車両の維持管理費も加わることとなるため、固定費が増大するだけだ。
 しかし、路線統合などの小手先の手段で改善してきた町営バスの運営は限りがある。何のために、4000人もの町民に対して交通のアンケートを行ったのか。抜本的な対策を打ち出すためではないのか。


 なお、総務教育常任委員会として、町民の方との意見交換会を行うことは重要なことであり、各委員からそのテーマを委員長は聞いて、テーマの選定や、進め方は各委員が委員長・副委員長にお任せして、この意見交換会がもたれたところです。
 杉村宏委員としては、地方銀行支店の廃止も県内にあり、金融関係の意見交換を半年ほど前に提案していたところです。町内出身者が三井住友信託銀行の鳥取支店長であることから、全体的な概観のお話しなどが聞ければと思っていました。
 今後も、意見交換はどのような形になるかは、委員長の判断ですが、行われるものと思います。

 また、終了後に参加なされた町民の方から、この意見交換を行って、総務教育常任委員会の委員長や副委員長は、委員会を代表して、町行政に対し、一般質問などを行うつもりがあるのかと聞かれました。
 意見交換を行って、それでおしまいでは、参加いただいた方々に対して失礼になってしまうと思います。

 令和元年(2019年)7月5日の全員協議会で、杉村宏議員は、議会を改革する特別委員会「議会活動の在り方検討特別委員会」について、早期開催を求め、足立義明議長は、全員協議会後に、議会活動の在り方検討特別委員会の正副委員長と協議するとされました。

 なお、平成29年4月にモルゲンロート5のP6・7(http://uradome.grupo.jp/blog/2320770)に、「議会改革報告書の概略と杉村宏議員の意見」を掲載して入りますが、再掲いたします。平成29年時点の考えですので、もう少し考えてみたいと思っています。読者のご意見が頂ければありがたいところです。(uradome16901@grupo.jp)

≪モルゲンロート5P6・7のまま≫
「議会改革報告書の概略と杉村宏議員の意見」
 H25.6.11付けの岩美町議会改革調査特別委員会の報告書で、調査の結果及び実施状況は以下のとおりです。(番号)の項目順に(報)として概略を掲載しています。
(当時の委員で現議員は、柳正敏(長)、芝岡みどり(副)、田中伸吾、松井俊明、澤治樹、日出嶋香代子、田中克美、船木祥一。敬称略)
 なお、H26.7月の改選後に議論を委ねた事項が多くあり、H29.3.21現在で、改選後の議論が始まっていないことから、杉村宏議員から検討を行うべきとする発言を同日の全員協議会で行いましたが、今後の協議となりました。
(杉)は杉村宏議員の意見です。皆様からのご意見がいただければ、修正検討や今後の発言に活かします。

(1)議会事務局の充実・強化
(報)H23年度から専任職員1名配置

(2)議会中継
 (報)H22年9月より本会議の一般質問を録画放映
    H23年3月より町長の施政方針録画放映
    H23年8月より全員協議会の協議部分を録画放映
 (杉)全員協議会、本会議の全体を、休憩中も含めて、生中継及び録画放送(ネット放映も検討)の実施
  参考事例:H29.2.14の総務常任委員会の審査3件・報告17件、産業福祉常任委員会の審査1件・報告14件を受け、両常任委員会委員長を中心に検討されたH29.2.23の全員協議会の協議は1件で、報告事項は16件であった。

(3)広報公聴
 (報)議会だよりの研修の積極参加、各議員賛否掲載
 (杉)議員各自の自主的な広報を町民は求めておられる。また、現在の議会だよりは、議員が中心となって編集しているが、第3者的な目線での編集が理想的。当面、町民の方に編集委員に加わっていただきたい。

(4)規律
 (報)葬儀等の会議欠席は、議員各自の判断

(5)一般質問
 (報)議員各自が更に努力することを確認した。
 (杉)岩美町議会の一般質問の実施状況は、H27年で県内町村平均一定例会あたり7.6人のところ5.3人と下回っており、15町村中下から3番目。
    一般質問は議員の議員力を向上させ、個々の議員力が向上すれば、その議会全体の議会力が向上すると研修であった。その意味で、一般質問を行わなかった場合は議会力の向上がその分図れなかったとして、何らかの対策を試行的にでも実施したい。
参考:一般質問実施回数順(同回数では質問時間順)
(H26.9~H29.3、定例会11回中、敬称略)
●田中克美、11回(329分)、●杉村宏、11回(325分)、●芝岡みどり、11回(192分)、●日出嶋香代子、7回(146分)、●川口耕司、4回(87分)、●宮本純一、3回(77分)、●田中伸吾、3回(30分)、●澤治樹、2回(30分)、●寺垣智章、2回(21分)、●柳正敏、1回(24分)、●松井俊明、1回(22分)、●船木祥一、0回(0分)、合計56回、1283分(質問時間分数は公式なものではありません)。
 これは定例会11回×議員数12名の延べ132回の機会があったため、町民にとって、76回(58%)の機会損失、質問時間(一人1回の制限時間は30分間)なら2677分(68%)の時間損失といえます。

(6)調査・研究の推進
 (報)研修会積極的参加
 (杉)議員個々の自主的な研鑽が重要

(7)全員協議会
 (報)H23.6月より「正式な協議の場」とした。
 (杉)現在2つある(8)の常任委員会を廃止し、全員協議会で複数日協議

(8)常任委員会の設置数及び委員の重複
 (報)改選(H26.7月)後の検討
 (杉)委員重複を検討するよりも、全員で全部の事項を協議するとして、(7)の(杉)により、委員会廃止

(9)議会運営
 (報)議会運営委員会等で協議
 (杉)議会運営委員会を廃止し、全員協議会で協議

(10)議会基本条例
 (報)改選(H26.7月)後の検討
 (杉)町民に良さが実感できる条例となるならば検討

(11)議員定数
 (報)現状定数12名を維持
 (杉)定数削減。段階的に、12名から10名に、その次、8名に削減(一気に8名に削減も検討)
 これは、①町民の皆様は現定数12名の存在意義を実感しておられない。②岩美町地域創生総合戦略で2040年9千人、2060年7,500人の人口目標としているが、町民千人に一人の町議会議員として8名。(国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2040年:7,666人、2060年:5,046人)

(12)議員報酬
(報)多様な人材確保のため増額が望ましいが、社会情勢から増額は困難で据置。併せて、政務活動費について積極的検討を行う。改選(H26.7月)後の検討
(杉)(11)定数削減と同時進行で町課長程度を上限としての増額。これは、定数削減と同時進行でなければ、町民の皆様のご理解はいただけないと考えていますが、民間や行政で主導的立場に居られる程度の有為な方が選挙の審判を受けていただくにあたり、町課長程度の収入は妥当だと考えている。同時に、報酬額が各議員一律では、働きに応じていないと、町民の皆さんからの強いご指摘を受けているため、何らかの対策で減額する仕組みを前提としたい。政務活動費は、全面公開を前提に前払い支給。

参考:地方公務員(岩美町及び近隣の議員及び特別職・一般職)の(月額)想定年収(年収順)
役職(月額)想定年収(月額、年収とも万円未満切り捨て)
県知事(114万円)1817万円、市長(102万円)1714万円、県議会議長(95万円)1512万円、県副知事(90万円)1431万円、副市長(85万円)1420万円、町長(81万円)1296万円、県議会議員(77万円)1230万円(登庁日年約75日、議員定数35名)、県部長(50万円)1048万円(行1、9-17)、副町長(64万円)1023万円、市議会議長(58万円)976万円、市部長(44万円)858万円(行1、8-21)、市議会議員(47万円)793万円(登庁日年約100日、議員定数32名、市部長並)、市次長・支所長(41万円)783万円(行1、7-27)、町課長(39万円)734万円(行1、6-43)、町課長・参事(37万円)682万円(行1、5-47)、町課長補佐・主幹(35万円)614万円(行1、4-47)、町係長・主任(31万円)553万円(行1、3-57)、町議会議長(33万円)529万円、町主事(27万円)477万円(行1、2-63)、町議会議員(22万円)360万円(登庁日年約50日、議員定数12名)、町主事(21万円)359万円(行1、1-47)、町主事(初任給)(14万円)249万円(行1、1-5)
 標記:県は鳥取県、市は鳥取市、町は岩美町。3者確認済
 注:特別職、一般職はこの他に退職手当、共済(健康保険・年金)の公費負担あり。議員はいずれもなし。
 前提等:H29.4.1から1年間。年収は、報酬・給料に特別職は期末手当、一般職は期末勤勉手当と管理職手当又は時間外勤務手当の合計。一般職の号は級の中間(例:行1、9-17は行政職給料表9級17号)。時間外は年間100時間。一般職の通常昇給や、手当はこの他に扶養・住居手当などがあり、期末手当等には扶養手当額などが加味されるが、いずれも考慮外とした。

参考:杉村宏議員の考える報酬・給与の決定の仕組み
第1段階 妥当と考えられるレベルの提示
  例:報酬審議会の意見、人事院勧告
第2段階 提示を実施するかどうかの政治判断
  例:法律や条例の改正時の議決、首長提案時に変更
 第2段階で第1段階の提示内容を政治判断で変更(実施時期の変更、凍結・根切)をしたことはよくありました。

(議会改革報告内容以外の杉村宏議員の意見)
(杉)費用弁償の即時廃止
県内15町村の内、本会議などの出席に日当を支給しているのは3町(岩美、大山、伯耆)で、大山町・伯耆町は半日当(1300円)で交通費なしだが、岩美町は1日日当(2600円)に交通費(バス代)を加えて支給。
岩美町の支給額の概算額(H27年度) 168万円
  内訳:日当部分130万円、バス代部分38万円

参考:杉村宏議員の1年間の動き(概略)
①町議会会議等出席 約50日(午前10時開会が通例)
②自治会総会等、卒業・入学式、発表会等学校行事、マラソン大会、敬老会などの参加 約50日
(途中退席しないよう心掛けています。)
③意見交換、自己研鑽 約100日
町民の方との意見交換、町内各地区行政懇談会参加、研修参加、国県町からの情報取得、新聞切り抜き、一般質問の論理構築など。ただし、①②④は丸1日かかることばかりではないので③と重複しています。
④広報活動(活動通信誌の作成・配布) 約50日
年間議員活動延べ日数:約250日

 議会改革として、杉村宏議員の考えに沿った議会改革を合意のできた事項から速やかに行うことができれば、岩美町議会は議会改革の先進地となり、全国からの議会視察需要が創造できると感じております。
なお、町議会の公開度を上げようとする方は、主張が異なる場合でも杉村宏議員は応援します。来年7月の町議会議員選挙に期待します。

 ㈱東浜(代表取締役 山根大樹さん)の臨時株主総会が、7月11日午前10時から1時間程、陸上公民館で、出席株主14人の参加を得て行われました。
 代表取締役の山根大樹氏は欠席されました。

 議案は1号のみで、取締役の選任に関する件です。
  取締役候補者は、㈱GROW UP 代表取締役 柴原史則(しばはらふみのり)氏です。
 なお、定時総会は本年3月26日に第2回が開催されています。

 議案に関しては、特段の意見もなく、承認されました。

 取締役承認後、直ちに開かれた取締役会で柴原氏が代表取締役に選任されました。

 その他の時間に、杉村宏は、一株主として以下のとおり意見を述べました。
目的は、町民と東地区の想いのずれが無いようにしたいことと、設立に深く関わられた役員の方々の想いを大事にするべきだとの立場です。

1.減資を実施すること
 2018年3月末の㈱東浜の貸借対照表(BS=バランスシート)は次のとおりです。
 資産:1187万円
 負債:2236万円、
 資本:△1049万円(資本金980万円と利益剰余金△2029万円)

 これに対し、岩美町行政と岩美町議会の多数は、町から経営支援補助金1050万円を支出しようとしています。
 補助を実施すると、BSは次のようになります。

 資産:1187万円+1050万円=2237万円
 負債:2236万円、
 資本:1万円(資本金980万円)と(利益剰余金△2029万円+1050万円=△979万円)

 つまり、資本金は温存し、補助金を支給することで、紙くずであった株券がよみがえることとなります。

 補助金の原資は、岩美町民全体が負担した税でありますので、㈱東浜の経営責任を明らかにしないままなので、町の補助は町民に対し説明できません。
 また、㈱東浜の取締役の方々は出資金と貸付金併せて7名の方々がそれぞれ100万円を支出されており、それは東地区を振興したい、地域でがんばりたいとされ同社を立ち上げ、その意気に感じてその他の株主が出資しているものと感じております。残念なことに、昨年末の同社の財政状況から、今後は経営が困難な見通しと言わざるを得ないものの、その赤字部分を全額町負担としてしまい、町民の方からの疑念があれば、7名の方々の本意とされるところではないと思っています。

 本日の臨時株主総会でも申しあげましたが、東地区の方々と岩美町民の方々との認識のずれがあってはいいことになりません。

 したがって、㈱東浜の経営責任を示していただくために、杉村宏議員は町議会の委員会で資本金の減額(減資)を主張してきました。
(勿論、町議会が民間企業に資本構成等について指示はできませんが、町の補助を行うにあたって当然に意見は述べることができると思っています。)

 資本金を半分に減資(490万円)し、1050万円に不足する560万円を町から補助する場合

 資産:1187万円+560万円=1747万円
 負債:2236万円、
 資本:△489万円(資本金490万円=980万円-490万円)と(利益剰余金△2029万円+490万円+560万円=△979万円)

 となり、赤字全額を町負担とするのではなく、イメージ的には㈱東浜と岩美町が半々程度の負担とするものです。

 さらに、資本金を4分の1にする場合(減資額735万円)で、1050万円に不足する315万円を町から補助の場合ならば、イメージ的には岩美町の倍程度を㈱東浜の負担とするものになります。

 資産:1187万円+315万円=1502万円
 負債:2236万円、
 資本:△735万円(資本金245万円=980万円-735万円)と(利益剰余金△2029万円+735万円+315万円=△979万円)

 このような試算は、岩美町行政、岩美町監査委員、岩美町議会議員においてできる能力はありません。
(できるのであれば、持ってもいない出資等に伴う権利を主張するはずがありませんので。町行政、町監査委員、町議会の皆さん、どなたからも、ご理解はいただけないと思っています。また、町幹部に事前にお伝えしておりましたが、反応はありませんでした。)
(もし、このページを見て頂いている高校生の方があるならば、高校卒業程度とされる日本商工会議所の簿記検定2級未満の内容なので、ぜひ、検証していただければありがたいところです。)

 したがいまして、1期、2期、2年間の経営の責任を、町のみに押し付けることは、町民のご理解を得られないと思っています。ですので、町のみが赤字の尻拭いを行うような補助金支出に反対しています。


2.増資の実施を実施すること
 さらに、本日、取締役に選任され、その後の、取締役会で代表取締役に選任された柴原氏には敬意を表明させていただきます。
 資本・経営が不安定の会社に対し、立て直していこうとして頂くことに、私ではできないことを行おうとなされることをとてもありがたいことだと思っています。
 そして、当初は、自らの責任を明確にするために、同社に対する資本投入を考えておられ、それも半分以上の責任を持ち、経営責任を内外に明らかになされたいとの想いを聞かせていただきました。しかし、それは岩美町民以外の方の同社に対する乗っ取りであるとの意見があることを聞き、資本投入は行わないこととされたそうです。

 どう受け止められますか。

 半分以上の資本投入とは、具体的に上記減資の半分で、その後の500万円の増資の場合では
 資産:2247万円=1747万円+500万円
 負債:2236万円、
 資本:11万円(資本金990万円=490万円+500万円)と(利益剰余金△979万円)

 この場合、柴原氏の資本割合は50%を超えることとなります。

 代表取締役が、この会社の命運を担うことは当然のことであり、それに対し、資本関係において部外者である岩美町が、意見を述べる立場にはありません。
 仮に、意見を述べられたいのであれば、併せて、自らの私費をもって出資を述べられるべきであり、町の公金である町全体の関りを述べるべきではないと感じています。町民の皆様、言われる方が自ら負担することに違和感がありますか。町民の皆様の負担にしようとする判断は誤りであると思っています。

 このことについても、岩美町行政や岩美町議会議員多数のご理解はいただけておりません。

 町民の皆様。常識的な、当たり前のご意見を、町行政や町議会にいただけますようお願いいたします。


 なお、このたび減資を行っても、同社が黒字経営になれば、株式分割して保有株式数を復元することも可能です。
 柴原氏の手腕に期待させていただきます。よろしくお願いいたします。

海水浴場開き

2019年07月10日
 岩美町観光協会主催の、令和元年度「岩美町合同海水浴場開き」が、7月10日午前10時から40分間ほど、浦富海水浴場浦富休憩舎で、関係者50人ほどの参加を得て行われました。
 
 雲が流され、強い太陽の光で、海水はきらめき、砂浜、花崗岩の岩肌共に美しく、海水の水質もAAと、最高ランクであることが報告されました。
 体験型の観光であるフローリックシーの設置も進められていました。
 安全ななかにも、岩美の夏を満喫いただける準備が整いつつあります。

 岩美町議会の議会だより調査特別委員会が、令和元年7月9日午前10時前から12時過ぎまで(20分ほどの休憩あり=参議院議員選挙の街頭演説が岩美町役場前であったため)開催されました。
 なお、田中克美委員長は欠席されたため、杉村宏副委員長が各委員の同意の上に委員会の進行を行いました。
 令和元年8月1日発行の140号の内容についての検討でした。

1P 表紙 子どもの写真
2.3P 6月定例会や臨時議会の議案審議内容
 婦人の家建築、浜浦富公民館建替え、議会を改革する委員会への特別委員会名称変更等、専決処分(杉村宏議員反対)、財産の取得など
4P 請願や陳情の審査結果など
 最低賃金、辺野古新基地、核兵器、普天間飛行場、教員定数改善、汚染土
5P 岩美高校生の一般質問傍聴レポート7名
 (傍聴レポートを議会にいただけたのは13名の高校生からでありましたので、紙面の都合上、7名分の掲載となりそうですが、岩美町議会のHPに全員分を掲載するよう協議したところ、議長として検討していただけることとなりました。いずれも貴重な意見でありますので、高校生皆さんの感想を、町民の皆さんと共有できればと考えています。)
6P 一般質問の概況
7~11P
 5議員の一般質問要旨
 森田洋子議員、橋本恒議員、田中克美議員、杉村宏議員、升井祐子議員
12P 消防団長などに聞かせていただいたもの
 (足立義明議長から、原稿提出を行わなかった田中克美委員長に対して問題である旨の発言がありました。当然の発言内容だと受け止めます。)

 添付のとおり、令和元年10月に発行を考えているモルゲンロート10の2ページと3ページを掲載します。
 
 内容は、6月定例会における杉村宏議員の一般質問です。

 なお、3ページに、一般質問を傍聴いただいた岩美高校1年の方の、感想文を載せておりますが、7月3日に、掲載承諾を、ご本人様、及び、ご家族様より頂いております。

モルゲンロート10-P2.3( .pdf / 358.3KB )

 令和元年7月5日午後1時から2時47分まで、全員協議会が開催されました。
 傍聴者は、1名でした。
以下は、概要と杉村宏議員の主な発言内容です。

〇協議事項 東浜レストラン「アルマーレ」について
 協議の内容は、「東浜レストラン「アルマーレ」について」ではなく、「㈱東浜に対する1050万円の赤字補てんについて」でした。

 杉村宏議員が聞かせてもらった、各議員の意見で、主要な部分と思われるのは以下のとおりです。
 柳正敏議員 町が支出することは、町長の英断だ
 田中克美議員 食い物にされてきた
 川口耕司議員 執行部提案でよい
 寺垣智章議員 執行部提案でよい
 森田洋子議員 今までの責任は町にある
 足立義明議長 この補助金を出せば、現在、紙くずの株券がよみがえることとなる。今日までの責任はとれないのに、今後のことを責任とれると言えるのか。   

 杉村宏議員の発言 なし
 (岩美町議会のルールとして、担当常任委員会で議題となったことについては、その後の全員協議会で発言できないため)
 
 起立しての賛否が議長から問われ、起立10名で岩美町議会として、㈱東浜に対する1050万円相当を経営支援補助金として支出することを承諾したこととなりました。
 起立者 10名(杉村宏議員以外の議員。議長は除きます。)
 起立しなかった者 杉村
 (敬称等略) 

  なお、7月1日に開催された総務教育常任委員会の内容を、同日付の本HP(ブログ=「モルゲンロート」)に記載しており、杉村宏議員の主張や解決策を述べていますので、参照願います。

また、このたびの㈱東浜救済は、責任を明らかにしないまま、無責任な対応と映ります。
 経営再建を進めているジャパンディスプレイ(JDI)が、中国と台湾の企業の傘下に入るという話があります。
 中台側に、JDIが持つ優れた技術を取り込みたい意向がある。
 日本政府は、赤字企業にこれ以上税金をつぎ込めば国民から非難される。
 かといって、見捨てて倒産させても政府の責任問題になる。
 JDIの経営陣にも、最後は国が助けてくれるだろうとの甘えがある。
といった新聞記事がありました。

 読み替えて、
 再建を進めようとしている㈱東浜が、新たな投資者を代表取締役として迎えようとしている。
 新たな投資者は、町施設の「アルマーレ」の資産を活用したい意向を感じる。
 岩美町行政は、赤字企業にこれ以上税金をつぎ込めば町民から非難される。
 かといって、見捨てて倒産させても町行政の責任問題になる。
 ㈱東浜の経営陣にも、最後は町が助けてくれるだろうとの甘えがある。

 岩美町民の皆様。この読み替えは、不自然ですか。

 ㈱東浜の取締役や株主の皆さん、及び、設立を呼びかけ、ずっと経過にかかわってきて、公式に指定し町の施設を管理をさせる立場で、その決算や見込みを承認してきた岩美町行政に、何の責任もないのでしょうか。

 すべて、岩美町民の皆様が負担した税金1050万円で尻拭いしなければならないのでしょうか。
 そうゆう風にしか受け止められない、全員協議会での、町行政の提案であり、町議会の承諾です。


〇岩美病院の収支見込み
 杉村宏議員
  前回の全員協議会で、岩美病院の累積赤字が10億円を超え、目が回る。早急に今後の収支見込み等を説明すべきであると発言した。明確な答弁がなかったが、どうされるのか。
 平井和徳病院管理者
  議長と相談したい。
 杉村宏議員
  速やかな説明を求める。


〇議会運営委員会の開催を求める
 杉村宏議員
  6月議会の一般質問を岩美高校の3年生と1年生に傍聴いただいた。
  (詳細は、6月27日付の本HP(ブログ=「モルゲンロート」)
  大変貴重な感想を頂き、感激している。
  この度は、授業の一環としての傍聴であったが、感想の中に「また、議会傍聴に参加してみたい」とか「選挙権を持ったら、責任を持って投票したい」とあった。
 町内の高校生の方も含めて、町民の皆様が、傍聴者と同じ情報を共有することは、議会改革でも何でもなく、速やかに行うことであるとして、議会の運営を審議する議会運営委員会で、一般質問の、生中継やユーチューブ放送、日曜開催などを提案してきたが、毎回先送りされている。次回の9月議会でそれらを実施するための協議を、定例会1週間前に開催される議会運営委員会ではなく、早急に開催すべきだ。
 先日の委員会でも申しあげたが、各議員のご意見を伺いたい。

 足立義明議長
  本全員協議会後に、議会運営委員会の正副委員長と協議します。


〇議会活動の在り方検討特別委員会の早期開催を求める
 杉村宏議員
  議会を改革する論議はこの5年間以上も空白である。速やかに6月議会で特別委員会の調査する内容が変更された「議会活動の在り方検討特別委員会」を開催すべきだ。
 先日の委員会でも申しあげたが、各議員のご意見を伺いたい。
 
 田中克美議員 もう一つの特別委員会も開催すべきだ
 (もう一つの特別委員会とは、「町職員の不祥事に関する調査特別委員会」のことしかないと受け止めますが(そのほかに該当する特別委員会がありませんので)、前回6月5日の議会運営委員会で、介護事務の不適切処理に対する町行政の懲戒等の結論が出てから開催することが合意なされているにもかかわらず、その議会運営委員会の委員長である田中克美議員が、上記のように発言されたことは、自らが主宰する議会運営委員会の合意を否定することであります。議会改革に対する姿勢のように、されることと言われることが矛盾しています。(このことは、発言しておりませんので、括弧書きとしております。))

 足立義明議長
  本全員協議会後に、議会活動の在り方検討特別委員会の正副委員長と協議します。


〇監査法人トーマツの関わり
 杉村宏議員
  9カ月前に議長預かりとなったが、議長には申し訳ありませんが、進展していない。
  財産のうち、㈱いわみ道の駅出資金(買参権に係るもの)は、出資等による権利に計上できない。出資の履行がなされていないことから、債権としか認められないと主張してきているが、
 平井和徳病院管理者は「監査法人トーマツから、正式に、口頭であるが、問題ないと聞いている」とされており、監査法人トーマツのつづき氏は「法人として関与していない」と明確に述べられている。どちらが本当のことなのか。

 足立義明議長
  議員の皆様には、何のことかご理解いただける方ばかりではないと思いますので、今後、議長を交えて、場所を変えて話してください。


〇町民の意見
 杉村宏議員
  平成30年3月の議会だより号外の発行・配布に対し、先日、町民の方から、町議会に対し、意見を出したが、議会の中でどのような論議がなされたのかと聞かれた。意見が出されたというようなことは聞いていない。何の議論もしていませんとお答えした。
  町民の中で、号外発行に対し、議会不信の声が高い。町議会として、号外を発行しただけでは、町民の理解にならない。PDCAサイクルをまわして、今後に生かさなければならない。
  議会として対応すべきであると考えるが、各議員の意見を伺いたい。

 足立義明議長
  前議長が、意見は、匿名であり返事のしようもないことから、頂いただけとしている。現議長としても、住所氏名が記載されていない意見等は、そうするしかないと考えており、前議長の判断は妥当だと考えている。

 杉村宏議員
  町民の方が、町議会に意見を申し述べることは相当なことだ。町議会の敷居は高い。それを、住所氏名がなければ、何の対応もしないというのは、とても問題だ。
  サイレントマジョリティー、声が小さくとも、多数者を大切にしたい。ラウドマイノリティ、声の大きい少数派や利害関係者・既得権益者の意見に引きずられたくない。
 匿名者の意見も、明らかにすべきだ。

1票3万円

2019年07月04日
 あなた(岩美町の有権者)が、投票された1票は、あなたが支払われた税金3万円をその候補者にお支払いすることとなりました。
 そんなことを、議会の改革が進まない中で、考えています。

 平成30年7月8日に執行された岩美町議会議員一般選挙において、12名の方が当選され、その得票数は6017票でした。

 令和元年度(平成31年度)の岩美町の当初予算の給与費明細書における岩美町議会議員の報酬等(議員報酬と期末手当)は45,981千円で、4年任期であることから、4倍すると、1億8400万円弱(1億83,924万円)です。

 つまり、4年間に支払われる議員報酬と期末手当として、町民(あなたです。)が支払われる金額は、1票約3万円と言うことです。
 1億83,924万円÷6017票=30,567円

 おひとりの1票は、4年間で、投票される候補者に3万円を与えてもいいという承諾と期待の1票であると思っています。

 岩美町民の皆様、皆様が投票された候補者は、当選後、その期待に応えておられますか。町費を投入することに対して充分な働きをなされていますか。
 そんなことを考えているなかで、岩美町議会を改革する特別委員会「議会活動の在り方検討特別委員会」が、なぜに開催されないのか不思議でたまりません。

 令和元年7月4日、午後1時半から4時半まで、鳥取県立博物館講堂で、山陰海岸ジオパークステップアップ会議として、「海ゴミ問題を考えよう」として、山陰海岸ジオパーク推進協議会が主催されました。

 SDGs
SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS
持続可能な発展・成長のための目標

の説明の中で

No.14の「海の豊かさを守ろう」
として意見交換会が開催されたものです。

感想としては、
一部の意識の高い方々は、とても素晴らしい。
プラスチックに包装された商品を買わないために、遠くまで出かけている。
しかし、そのようなことは、全体的には難しい。
対極の、ポイ捨てを行う方々の根絶も難しい。
その間の、多数の方々の行動が、プラごみ削減に傾けば傾くほど
ポイ捨てを行う方々の生きる範囲が狭くなり
絶滅危惧種的にしていくような環境にしていくしかないのではないか
そんなように、プラごみ問題を感じました。

 令和元年7月1日午前10時から11時25分まで、総務教育常任委員会が開催されました。
 傍聴者は、1名でした。
 以下は、杉村宏委員の主な発言内容です。
 また、岩美町議会のルールとして常任委員会で審査等を行った事項について、その後開催される全員協議会では発言できないこととされていることから、7月5日午後1時から開催予定の全員協議会では、黙って聞いていることとなります。
 なお、本HPにアップしたのは7月3日です

〇東浜レストラン「アルマーレ」について

 総務教育常任委員会(6名)の結論
  ㈱東浜に対し、赤字額1050万円相当を町が経営支援補助することを認める。
  賛成者 4名 吉田保雄副委員長、澤治樹委員、升井祐子委員、足立義明議長
  反対者 1名 杉村宏委員
  宮本純一委員長は、賛成者多数であることから本審査事項を了とした。

◇町の説明概要
 JR西日本と岩美町は平成28年10月26日に「瑞風運行に関する合意書」を取り交わし、岩美町はトワイライトエクスプレス瑞風の乗客への食事の提供を行うこととしている。
 町は、岩美町の情報の受発信、地域の活性化を目的として、町の施設である東浜レストラン「アルマーレ」(旧東浜保育所を改装)を設置した。
 また、その施設を町から指定管理を受けて、管理運営する組織として、町の声掛けに応じ東地区の住民の方が、㈱東浜(資本金980万円)を平成28年に設立した。
 
 ㈱東浜はアルマーレを運営する中で、設立趣旨に沿った運営を行い、「瑞風」とセットでJR西日本等が行うPRやマスコミ等の取材に数多く取り上げられ、「アルマーレ」=鳥取県岩美町東浜の宣伝効果は大きく、岩美町の知名度とイメージを高めた。

 しかし、㈱東浜の、本年5月末の仮収支では債務超過額が1050万円となり、㈱東浜の運営継続困難が予想されている。本年5月20日に町長に対し、取締役会から引き続いての支援要請があった。

 ㈱東浜としては、代表取締役の交代を予定しており、新たな代表取締役予定者は、㈱東浜の設立目的を推進し地域の活性化を目指すとしながらも、経営を安定化させるためには5年程度必要としている。

 岩美町としては、6つの条件を付けて、これまでの債務の整理を行うため経営支援補助金を交付したい。補助額は直近の赤字額で、5月末なら1050万円相当となる。
 6つの条件
 1.令和5年までの5年間の経営継続
 2.岩美町がJR西日本と契約継続している期間の瑞風の受入れ
 3.地元雇用の拡大
 4.地産地消の推進
 5.契約期間中も以後も赤字の補てんはなし
 6.1又は2の契約条件に違反した場合は、経営支援補助金の返還 

◇杉村宏委員の意見(若干捕捉しています)
 岩美町は、㈱東浜を町の施設の指定管理者として認定しており、毎年度、前年の収支等を認め、今年度の収支見込みなども認めてきている。したがって、町は㈱東浜の収支状況を把握していた。指定管理者に対する指導はどうだったのか。

 ㈱東浜は初年度赤字を出したが、代表取締役は黒字化できる見通しを示してきた。しかし、併せて赤字となった場合でもその責任は取らない旨の発言をして、取締役会で特に異論が出なかったと聞いている。このことは、とりわけ重要なことで、前回の委員会で初めて明らかになったことだと承知している。このときが、ターニングポイントだ。
 そして、2年度目も赤字になったということだ。

 3年度目の黒字化を代表取締役は株主総会で表明していたと思うが、これまでの、累積債務に対して、代表取締役や取締役の皆さん、そして株主の方々の責任はどうなのか。

 今の、町の提案では、赤字額の全額を、町が、つまり町民が負担する内容だ。
 取締役の方々などの責任を明確にしなければならない。全て、町、町民の負担とする提案には賛成できない。

 赤字額は、資本金980万円を減資して穴埋めする姿勢を㈱東浜には求めたい。仮に半分の減資であれば490万円、4分の一の減資であれば735万円。それでも足らないところでの町からの補助であれば賛成する。
 このたび、減資しても、新たな取締役のもとで、黒字化が達成できれば、株式分割し復元することも考えられる。

 また、経営支援補助金の返還が条件にあるが、その時の㈱東浜の財務状況は不明で、返還能力を現状では期待できない。代表取締役等の個人保証が必要だ。