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 12月15日に行われた岩美町議会の一般質問の録画を、動画として視聴できるようになっています。(町議会HPより)
 22日(火)から視聴できる状態のようですが、本日、反省も含めて「2020年12月15日 一般質問 杉村議員」を視聴してみました。

 口をはっきりと開いていないので、明瞭に聞こえない。
 発言の最後、語尾が聞き取りにくく、聞いていて意思が伝わりにくい。最後まで、明確に発言すべきだ。

 それにしても、議員質問時間の制限である1回30分間(岩美町議会ルール)は、やはり短い。この度も、一つ一つの質疑を深めようとすれば、どうしても、後に予定している質問事項に皺寄せしてしまいます。少し早口になったりもします。

 12名の議員のうち、毎回半分程度(6名ほど)の質問者なら、質問時間は倍の1時間にしてもいいのではないかと思います。
 ただ、全議員が質問することで、自らの考えを公にすることが最重要と考えていますので、そのような状況に至れば、また、30分に戻す?ことも、どうかなあと思います。

 そして、最も大事なことですが、12月23日の自治会長会の方々のご意見にもありました。10年後などを見据えた岩美町単独存続や若者の職場の確保や2025介護問題など、重要案件への切迫感、危機感が、岩美町議会から伝わってこない。
 危機感を持ち、主権者の負託を背負い、議員としての職責が果たせる質問などに、さらにしていかなければならないと感じました。

 令和2年12月23日(水)午後1時半前から3時前まで、岩美町の全地区である9自治会の正副会長22名と、町議会議員12名が参加した、意見交換会が開催されました。
 
 配布された資料中、「議員活動実態調査の調査結果」は、次のとおりの内容で、公にされています。
調査対象 令和元年8月1日~令和2年7月31日(議長を除く)
各領域の活動時間数(最小値~最大値)
 領域A 186時間(23.3日)~265時間(33.1日)
 領域B   1時間( 0.1日)~ 36時間( 4.5日)
 領域C  27時間( 3.4日)~362時間(45.3日)
 領域X  11時間( 1.4日)~417時間(52.1日)

 この資料によると、最小値の合計日数は28.2日、最大値の合計日数は135日ということから、本日参加された自治会長から意見をいただけたところです。

 各領域は、本会議や常任委員会などの法定会議をA、正副議長や正副委員長による調整会議等の法定外会議をB、議員個人による調査をC、議員が一議員として参加する行事参加や議員個人の広報活動をXとしているものです。

 公にされた資料の説明責任は当然に発生します。杉村宏議員は、各議員の申告した数字は各議員の責任の下に公にすべきであると考えています。そのことにより、過大や過小の危険を回避することとなります。

 岩美町議会は、議員個別の申告内容を公開しないとしていますが、杉村宏議員は、自らの申告内容等をここに公開いたします。なお、活動時間は、すべて自己積算です。
 Aが237時間、Bが7時間、Cが290時間、Xが417時間、合計で951時間(118.9日)でした。
 Aは、本会議などですので、各議員間での大幅な差はないと思います。
 Bは、杉村宏議員が正副委員長などの任にありませんので少ないと思います。
 Cは、一般質問の準備や議案の精読、請願の理解、討論準備などですが、毎回の定例会ごとに質問実施の有無などが、時間数に現れてくると思います。
 Xは、還暦の集いなど式典参加時間が17時間、杉村宏議員活動通信誌「モルゲンロート」作成に要する時間が年2回作成で40時間、ほぼ毎日、更新または編集などを行っている広報のためのHP作業が360時間で、合計417時間としています。
 なお、モルゲンロートを各戸投函すること自体も、重要な広報活動と位置付けていますが、このたびの調査では含めないこととされたため、上記の時間数には入っておりません。年間約120時間程を必要としています。

 令和2年12月23日(水)午後1時半前から3時前まで、岩美町の全地区である9自治会の正副会長22名と、町議会議員12名が参加した、意見交換会が開催されました。
 なお、意見交換会と称していますが、町議会議員12名のうち、司会者を除き、発言したのは2名(田中克美議員、足立義明議長)のみで、あとの10名の議員はただ聞くだけでした。発言された議長も時間としては少なく、いつもの田中克美議員の進め方のとおり、自らの発言時間を確保したものとなりました。
 なぜ、副議長や各常任委員長が担当するような部分について矢面に立ち、説明責任を果たすようにしなかったのかと思います。
 自治会長さん方のご意見で、書き留めたもの(一部)を、以下に紹介いたします。()書きは、その意見に対する、杉村宏議員の見解です。
 聞き間違いもあるかと思いますが、趣旨を読んでいただければありがたいところです。

 なお、一番の収穫は、足立議長がたまりかねて発言されたと思いますが、
「今以上に、見える議会に必ずしますので、見ていてください。」と言われました。
 情報公開などが進んでいないとする多くの声に答えていこうとされたものだと思います。

 さらに、田中克美議員は、議員の活動時間数について
「皆さんに、報告や説明する段階に至っていない。」とされました。
 資料をみせられた参加者に対して、あまりにも、無責任。言葉がありません。

①議会に対して感じていること・期待すること
〇なにを示したいのかわからない資料だ。議員の活動で年間最大135日活動しているということか?
(町議会議員の活動を調査し、その最小値と最大値が示され、最小は28日、最大は135日とされている。この根拠は、各議員の自己申告によるものなので、その数値の説明責任はそれぞれの議員にあり、その内容を担保するために、各議員の申告内容を公開しなければならないと杉村宏議員は「議会活動の在り方検討特別委員会」(以下「特別委員会」)で述べていますが、田中克美委員長は、無視状態です。)
〇特別委員会で課題として掲げられている事項や、以前、議会だよりで検討する事項とされていたことが、本日の資料では検討されていない。
(特別委員会では、町民の皆様にお示しするほどのことは、何もできていません。参照:2020.11.20「空虚な会議」)
〇ふだん、どういったことをやっているのかが知りたい。
〇もう少し、情報公開を進めて欲しい。常任委員会の資料にしても町のHPで閲覧できるようにしてほしい。
(当たり前の、ご意見ですが、何度主張しても、全く前に進みません。)
〇立候補時のマニフェストがどうなったのか検証して欲しい。見える議会を求めていきたい。
〇機敏に対応できる通年議会にしてはどうか。
〇一般質問は、いつも同じような6名ぐらいの人が行っている。皆さん平等にできるようにしてはどうか。
(参照:2020.12.16「なぜ、しない?(一般質問)」)
〇時間が長くても町民は納得しない。時間ではなく、議員の質問内容を見ている。
〇町議会の使命は、行政の監視と町民の意向を行政に反映させることだ。質問をTVで観ていて総合計画や戦略に関することが質問されていない。農業の構造的問題やコメ依存、2025介護問題など。長期的で先につながる質疑が望ましい。住民の声を直接聞く場を持ってほしい。
〇監査は長けた人にしてもらうべきだ。
(議選監査は制度として意義があるものの、現在の議選監査委員は、それに値する見識がありません。証拠書類の確認能力がないということです。監査委員としては致命的です。参照:2020.7.16「監査委員不適格」)
〇岩美町単独で10年後もできるんですか。議員の活動が見えていない。政策を立てなければならない。ビジョンを示さなければ前に進めない。
〇議員の意見を町政に反映させるためには、一般質問しかない。議員の仕事として町政に反映させるべきだ。

②議員報酬について
〇働く期間や時間を検討し、勤めながらでも議員活動できるように考えられないか。
〇議員の活動時間を見て、大変びっくりした。活動時間が各議員個人によって、えらいちがう。議員一律の報酬では遅れている。成功報酬の考え方もある。現在の報酬額は世間の相場の平均程度だ。楽しくて、やりがいのある仕事だと、町民に見てもらうことが一番で、そのための情報公開だ。とりあえず、上げる理由も、下げる理由もない。
〇この額では生活は苦しい。若い人が生活できない。専業は難しい。

 本日、21日に岩美町議会議員としての月額報酬が振り込まれ、併せて、年間の報酬支払額が決定したことから、「令和2年分 給与所得の源泉徴収票」が交付されました。
 タイトルの最初の数字の353万円は、源泉の支払額の3,537,648円を万円未満切り捨てしたものです。
 報酬月額は、228,000円ですので、12か月分として、2,736,000円(新型コロナの関係で減額した月もありましたが)ですし、残りの801,648円は3.516月分で、夏と冬の期末手当の合計額と考えていただければ概略妥当だと思います。

 タイトルの二つ目の数字の17万円は、岩美町議会における会議参加のたびに支給される実費弁償です。(実費の額を大きく上回っていますが)令和2年中に振り込まれた総額は170,520円ですので、万円未満を切り捨てたものです。
 例えば、杉村宏議員の場合、居住地から役場庁舎前のバス停の車賃往復代が340円、一日日当が2,600円で、その合計が2,940円であり、11月に特別委員会3回、議員研修1回、常任委員会1回、臨時議会1回の、計6回の会議参加でしたので、17,640円となり、12月17日に振り込まれていますが、この12か月分で、2,940円の58回分が、170,520円です。


〇議員報酬額の相場についての杉村宏議員の考え方は2017.4.17発行モルゲンロートー5のP7(P6.7は議会改革の考え等です。)に記載していることとあまり変わっておりません。

 再掲 2017.4.17発行モルゲンロートー5のP7の議員報酬の部分
「定数削減と同時進行で町課長程度を上限としての増額。これは、定数削減と同時進行でなければ、町民の皆様のご理解はいただけないと考えていますが、民間や行政で主導的立場に居られる程度の有為な方が選挙の審判を受けていただくにあたり、町課長程度の収入は妥当だと考えている。同時に、報酬額が各議員一律では、働きに応じていないと、町民の皆さんからの強いご指摘を受けているため、何らかの対策で減額する仕組みを前提としたい。政務活動費は、全面公開を前提に前払い支給。」
 

〇費用弁償については、即時廃止の意見です。2017.4.17発行モルゲンロートー5のP7に記載していることと変わっておりません。岩美町議会活動の在り方検討特別委員会で中途半端で結論を出せないまま報酬額等の話を優先させていますが、即時廃止に賛成の委員は皆無で、杉村宏委員は孤立しています。

 再掲 2017.4.17発行モルゲンロートー5のP7の費用弁償の部分
「費用弁償の即時廃止
 県内15町村の内、本会議などの出席に日当を支給しているのは3町(岩美、大山、伯耆)で、大山町・伯耆町は半日当(1300円)で交通費なしだが、岩美町は1日日当(2600円)に交通費(バス代)を加えて支給。
 岩美町の支給額の概算額(H27年度)168万円 内訳:日当部分130万円、バス代部分38万円」

 2020年も、本HPを閲覧いただき、ありがとうございました。
 討議資料にも記載しているとおり、杉村宏議員は、岩美町議論のオピニオンリーダーを目指していますが、そのためにも、みなさまの関心や動向が貴重な情報となっています。
 繰り返しますが、閲覧いただいて、ありがとうございます。
(なお、どなたが閲覧なされたかは、HP管理者でも、わからないようになっています。)
 タイトルのとおり、多くの閲覧をいただいた記事をお示しします。

2020年中(1~12月掲載分)閲覧ベスト
 前日現在の、本HPのブログ「モルゲンロート」の記事の閲覧ベスト(100アクセス以上記事)です。
  閲覧数  記事の題(掲載日)
  100 読者の声(4月分)(5月1日)
  110 バス運行経費負担が明らかでない(3月9日)
  124 予算の3月補正案(一般会計)に反対(3月6日)
  113 読者の声(2月分)(3月1日)
  131 岩美消防署付近の洪水対策(2月21日)
  124 一般質問通告書を提出いたしました。(2月21日)
  103 町営住宅入居要件追加(2月21日)
  100 読者の声(1月分)(2月1日)
  132 生中継の懸念?(1月13日)
  121 政治収支約12万円(R1年分)(1月11日)
  112 議会動画配信(1月10日)
  140 アクセスありがとうございます。(1月2日)
  
参考:討議資料の「政治信条」
 サイレントマジョリティ、声が小さくとも、多数者を大切にしたい。
 ラウドマイノリティ(声の大きい少数派や利害関係者・既得権益者)の意見に、引きずられるのではなくて、全ての町民にとって、最適な選択をしたい。
 それが、議会・行政が、本来行うべき取組みです。
 だからこそ、お一人お一人のご意見が大事であり、皆様のご意見を、お聞きしたいのです。
 
 なお、現在まで、200を超えるアクセスを頂いた記事は次の7件です。
 掲載日      閲覧数 記事の題 
2019.9.30 239 議会の公開
2019.7.27 280 マンゴーいただきました
2019.7.19 204 病院事業に係る議員懇談会の開催?
2019.5.23 211 議会改革調査特別委員会の再設置の趣旨
2019.3.26 209 議会運営委員会の会議録を掲載しました
2019.2.04 230 全員協議会が開催されました
2019.2.01 219 全員協議会が開催されます

 また、2019年以前の記事のうちで、閲覧数が100を超えたものは、以下のとおりです。(上記の200以上も含みます。)
2019年分
  掲載日  閲覧数 記事の題
 12.28 121 一般質問の議会だより原稿(896字)です。
 12.25 102 職員免職
 12.19 101 議会活動の在り方検討特別委員会が開催されました
 12.19 104 特別職給与減額
 12.17 112 一般質問を行いました
 12.10 145 第8回議会活動の在り方検討委員会が開催されました。
 12.01 114 読者の声(11月分)
 11.27 102 議会活動の在り方検討特別委員会が開催されました
 11.27 124 全員協議会 開催時刻前倒し
 11.26 109 全員協議会開催通知がありました。
 11.26 118 臨時議会招集通知がありました。
 11.11 113 岩井地区行政懇談会が開催されました。
 11.11 120 町職員の不祥事に関する調査特別委員会が開催されました
 10.25 117 議員と議会の自己改革
 10.21 106 反問は岩美町議会の実例を論議すべき
 10.21 130 議会の公開は、議会であるべき1丁目1番地
 10.21 114 費用弁償(役場までの旅費)は即刻廃止したい
 10.16 110 議会活動の在り方検討特別委員会開催通知
 10.13 166 モルゲンロート10発行
 10.01 135 職員の不祥事の特別委員会、未開催
  9.30 239 議会の公開
  9.30 167 岩美町議会だより号外(平成30年3月1日発行)削除
  9.27 133 一般質問の議会だより原稿(約800字)です
  9.27 103 一般質問の要約です(モル10掲載予定、約3500字)
  9.20 173 号外取下げ
  9.20 164 決算審査で質疑・意見を述べました
  9.10 154 一般質問を行いました
  9.03 133 議会運営委員会が開催されました
  9.02 179 3月の全員協議会会議録
  8.30 101 全員協議会が開催されました
  8.28 107 アクセス1万回。ありがとうございました。
  8.27 119 特集記事 地方議会人より
  8.21 117 総務教育常任委員会の開催通知がありました
  8.21 109 議会活動の在り方検討特別委員会の検討課題提出
  8.02 132 研修参加報告です(大津)
  7.31 110 岩美病院の現状などの報告がありました
  7.27 280 マンゴーいただきました
  7.19 128 議会活動の在り方検討特別委員会開催
  7.19 204 病院事業に係る議員懇談会の開催?
  7.16 182 住民と総務教育常任委員会との意見交換会
  7.13 157 議会改革の案(モル5再掲)
  7.11 131 臨時株主総会 ㈱東浜
  7.09 108 議会だより委員会初校検討
  7.05 128 モルゲンロート10のP2・3です
  7.05 115 ㈱東浜への赤字補填。1050万円(全協)
  7.04 124 1票3万円
  7.04 115 海ごみ問題の意見交換会に参加しました
  7.01 150 総務教育常任委員会が開催されました
  6.27 177 高校生13名の感想 一般質問を傍聴して
  6.25 135 臨時議会が開会されました
  6.23 168 一般質問の議会だより原稿(約800字)です
  6.23 140 蒲生地区行政懇談会が開催されました
  6.23 113 小田地区行政懇談会が開催されました
  6.23 110 一般質問の要約です(モルゲンロート10掲載予定 約3500字)
  6.21 107 一般質問の議事録です(未定稿 約17500字)
  6.14 176 岩美町議会6月定例会の最終日です
  6.13 148 全員協議会が開催されました
  6.12 131 一般質問を行いました
  6.05 161 議会運営委員会が開催されました
  6.04 131 一般質問通告書提出しました
  6.03 158 総務教育常任委員会が開催されました
  5.31 112 全員協議会が開催されました
  5.29 115 議会改革特別委員会が設置されたなら
  5.27 132 総務教育常任委員会が開催されました
  5.23 211 議会改革調査特別委員会の再設置の趣旨
  5.22 164 会議開催の通知がありました
  5.17 153 モルゲンロート9投函終了しました
  5.01 122 2019.5.1 モルゲンロート9
  4.25 147 モルゲンロート(活動通信誌)の投函
  4.23 189 日中友好協会「諍友会」総会に参加しました
  4.22 153 「質問力を高める 議会力にいかす」研修に参加しました
  3.26 209 議会運営委員会の会議録を掲載しました
  3.22 121 米軍基地に関する請願に賛成しました
  3.22 123 消費税10%引き上げ中止請願に賛成しました
  3.22 127 水道事業予算に反対しました
  3.22 167 公共下水道予算に反対しました
  3.22 136 代替バス会計予算に反対しました
  3.13 144 一般質問を行いました
  2.06 151 議会運営委員会が開催されました
  2.04 194 総務教育常任委員会が開催されました
  2.04 230 全員協議会が開催されました
  2.01 219 全員協議会が開催されます
  1.25 106 総務教育常任委員会が開催されます
  1.23 152 第2回議員報酬調査特別委員会が開催されました
  1.07 196 議会運営委員会が開催されました

2018年分
  掲載日  閲覧数 記事の題
 12.26 181 一般質問(H30.12.18)全文(未定稿)
 12.20 162 議員報酬委員会設置
 12.20 174 待機児童解消、保育士等の処遇改善等の陳情
 12.20 114 臓器移植陳情
 12.20 122 岩井の福祉センター要望
 12.20 136 安倍さん退陣陳情に対して
 12.20 114 特別職給与減額
 12.19 162 町長交際費、減額しない?
 12.19 120 (仮称)議員報酬調査特別委員会の設置
 12.19 122 原因を明らかにすることが大事
 12.18 134 一般質問を行いました
 12.13 128 12月11日議会運営委員会
 12.13 182 12月6日の全員協議会
 12.06 118 議会資料
 12.03 183 全員協議会が開催されます
 11.23 136 総務教育常任委員会が開催されました
 11.19 104 普天間から辺野古への米軍基地移設に賛成できない
 11.19 189 総務教育常任委員会の行政事務調査のレポート
 11.17 113 総務教育常任委員会の開催
 11.16 160 一般質問動画の掲載はお断り?
 11.03 162 八頭町の総務教育委員長が辞任されました
 10.29 103 岩井地区の行政懇談会に参加しました
 10.11 111 2018.10.11モルゲンロート8
 10.11 102 2018.10.11モルゲンロート6
 10.11 119 2018.10.11モルゲンロート3
 10.07 105 2015.03.23モルゲンロート創刊号
  6.05 100 議会運営委員会の会議録です
  3.01 127 岩美町議会の議会だよりの号外が発行されています
  1.05 104 議会運営委員会の会議録です

2017年分
  掲載日  閲覧数 記事の題
  3.01 106 議会運営委員会の会議録を掲載いたします
  1.01 133 議会運営委員会の会議録を掲載いたします


 令和2年12月17日に議会運営委員会が開催され、議会関係の令和3年度の当初予算と、令和2年度の3月補正予算の、それぞれの案が協議されました。
 その中で、議長交際費は次のように示されました。

〇令和2年度の3月補正
 予算現額 65万円、12月1日現在の執行済額35,000円、3月末までの所要見込み額115,000円、3月補正(減額)案 50万円
 
 それに対する杉村宏副委員長の述べた質疑・意見
「予算残額を超える額の必要と判断される案件が生じた場合、予備費執行は可能か。」
「自治体の唯一の議決機関である議会の決定事項に従い、執行機関に行政を行ってもらっているため、その決定に沿った執行内容であるかどうかを、議会が監視しなくてはならない。したがって、行政を質す立場が議会であり、その議会の長が直接関与する議長交際費の執行率の決算が5割を下回っているようでは、行政に対して示しがつかない。」
 
 結局、この委員会では、議長から「今回は50万減額したい。」との発言もあり、提案のとおりの補正案とすることとなりました。

〇令和3年度の当初予算
 予算額 65万円(令和2年度予算額 65万円)
  
 結局、この委員会では、議長から「もう一回、1年間研究させてほしい。」との発言もあり、提案のとおり、(令和2年度は補正減の案にもなったことから)前年度額と同額とすることとなりました。

 令和2年12月17日に議会運営委員会が開催され、議会関係の令和3年度の当初予算案が協議されました。
 その中で、地元紙である日本海新聞の購読料について次のように示されました。

購読料 日本海新聞@2,260円×12月 27,120円(前年度と同額)

 それに対する杉村宏副委員長の述べた意見
「たぶん、岩美町議会議員のすべてが地元紙である日本海新聞を自宅で購読していると思う。読もうとすれば読める立場にありながら、公費を投入して、購読する意味が解らない。このことは、議会関連の予算を協議する議会運営委員になってから3年連続で言い続けている。前年度は、地元紙への議長交際費を用いた広告などの付き合いもあるとのことだったが、令和2年度は相当に広告も絞られているようだ。」

 なお、町行政は庁舎ホールに全国紙等も含めて地元紙も閲覧できるようにしており、見たければ3階から降りられればいいと思いますし、杉村宏副委員長としては、町議会議員をさせていただいているこの6年以上の間、議会のどこに配置されているのか不明ですが、見たことがありません。そんなに大きな額ではないことは承知していますが、公費を支出することは、本当に必要なことに限るべきであり、厳しく判断するべきだと思っています。
 
 結局、この委員会では、購読継続に2名の委員(橋本恒、寺垣智章)と柳副議長が賛成され、議長から「続けさせてください。」との発言もあり、提案のとおりの購読継続の案とすることとなりました。

 令和2年12月15日(火)の10時から岩美町議会12月定例会が開会され、初日と2日目は一般質問が行われ8人の議員が、町民から選出された議会議員として、町の行政を質しました。
 杉村宏議員は、5番目で午後3時前から、4時前まで行い、傍聴者は、2名の方でした。
 ケーブルTVによる生中継が行われていたと思いますし、12月19、20、21日は録画放送される予定です。YouTube掲載は12月22日ごろが予定されています。(3カ月間程度)

 なお、12月15日付で、議事録(未定稿)を、アップしようと考えています。
(掲載日時は、このブログと同じく、事象のあった日時にしております。)

 また、今回、質問なされた8名の議員の質問時間などはそれぞれ次のとおりでした。
           全体時間=質問時間+休憩時間+差引(答弁時間)の順に記載しています。
 1番目、橋本 恒議員(61分=25分+0分+36分)
 2番目、宮本純一議員(58分=30分+0分+28分)
 3番目、吉田保雄議員(58分=25分+1分+32分)
 4番目、寺垣智章議員(33分=16分+0分+17分)
 5番目、杉村 宏議員(65分=30分+0分+35分)
 6番目、森田洋子議員(45分=23分+0分+22分)
 7番目、田中克美議員(54分=30分+0分+24分)
 8番目、升井祐子議員(33分=17分+0分+16分)
 休憩時間は答弁準備のための休憩時間であり、質問を整理する時間は含めておりません。
 
 したがいまして、前期と今期の一般質問の実施状況(合計)は、以下のとおりとなりました。
(実施割合の少ない順・議長を除く、分子が実施回数、分母は前期16回と今期10回の定例会の合計の26又は今期からの議員は10、カッコ内は上記の累計)
 寺垣智章議員  3/26(  83分= 37分+ 0分+ 46分)
 澤 治樹議員  3/26( 138分= 55分+ 0分+ 83分)
 柳 正敏議員  3/26( 179分= 71分+ 0分+108分)
 宮本純一議員  6/26( 389分=165分+10分+214分)
 橋本 恒議員  5/10( 267分=112分+ 0分+155分)
 川口耕司議員 13/26( 533分=283分+ 2分+248分)
 升井祐子議員  9/10( 285分=120分+ 3分+162分)
 吉田保雄議員  9/10( 394分=162分+ 7分+225分)
 森田洋子議員 10/10( 441分=174分+ 4分+263分)
 田中克美議員 26/26(1467分=766分+14分+687分)
 杉村 宏議員 26/26(1761分=753分+39分+969分)

 一般質問は、質問を希望する議員が、予定する質問内容を通告書として提出し行われているもので、質問を行うことを希望しない議員、つまり通告書を提出できない議員は、一般質問を行えません。
(通告書の提出期限は、定例会開催の一週間ほど前の日の正午とされています。)
 議員内で順番に行っているものではありませんので、その結果が、上記の回数等となっています。

 なお、複数回の議員研修や議員研修誌の連載などにおいて、一般質問を行えば行うほど、その議員の議員力は向上し、そういった議員が多ければ多いほど、その議会の議会力は向上するとされています。議会力が向上するということは、より民意に近い政(まつりごと)が行われることとなるとされています。

 上記により、岩美町議会では、特定の議員のみが、一般質問を毎回のように行っている現状がよくわかります。
 そのなかでも、今期からの4名の議員の方々は、その質問内容は主権者の判断なされるところですが、町民の前で自らの主張を披歴されています。行政経験等がないにもかかわらず、ご努力されていることに敬意を表します。
 ですから、結果的に、特に、上位3名の方々は2年に1度も行っていない程度の頻度が、とても目立ってしまいます。
 まさに、3ない議会である岩美町議会を体現している議員の方々だと言えると思います。
(3ない議会=「修正しない」「提案しない」「公開しない」)
 ≒
(「執行部の提案を修正しない」「自分の言葉で語れない」「公式の会議で発言していないので、その実態があらわになる議会公開を進めようとしない」)


 一般質問を行っている議員数では、県内の町村議会の平均(R1年、7.5人)を下回るレベルの岩美町議会(5.8人)です。

 岩美町議会では、現議長の主導で、昨年度、2回にわたる一般質問の議員研修を行いました。そのうちの1回は全国的に著名な土山先生をお迎えして役場庁舎内での研修でした。
 しかし、その後も、質問者数は増加していませんので、質問を行っていない議員に対して、現議長は、個別に一般質問を行うよう要請されているようです。その要請に応えていなかったところですが、今回少し変わってきたところもありました。(今回は8名でしたので)

 杉村宏議員は、一般質問を行わない理由を主権者に示してもらうべきだとしていますが、それは「いじめになる。」との、意味不明の批判を田中克美議員はされています。
 自らの所信を主権者に表明し、選挙に立候補し、当選なされた方々の議員力を向上するための一般質問の実施に関し、できない理由を主権者に披歴することが、どうして「いじめ」になるのか。それならば、なぜ、立候補されたのか。
 結果的にいじめられているのは、そのような議員を公人として擁し、負担させられている主権者のほうです。

 誤解を恐れず申しあげると、選挙と一般質問は同根です。
 議会議員が行う一般質問の直接的な質問相手は行政の執行部ですが、執行部の向こう側にも、議員の背後にも、いや、その議論の周囲全体に主権者がおられます。
 質問者は、聞かせていただいている主権者の意見や自らの信条を元として、主権者のためになると信ずることを基本に質問や提言を行います。答弁する執行部においても、当然に、主権者の反応が気になります。
 選挙においては、候補者が、直接、主権者に対して自らの主張を示し、選んでいただきます。

 選挙時において、候補者名の連呼が批判されていますが、未だに繰り返されていると思います。自らの主張を具体的に表わすことができない方々はそうするしかないのです。
 抽象的なことを述べても、誰も納得はできません。
(それでも、当選なされている方々があるのが現実です。)

 杉村宏議員は、選挙時の街頭演説に力を入れてきたし、今後もそうしたいと考えています。
 もちろん、同じように、一般質問も、議会議員である以上、主権者のために、自らの議員力と岩美町議会の議会力、双方ともに向上させる手段として、毎回の質問を用意する中で、悩みや調査で難航することもありますが、定例会ごと欠かさず行っていきたいと考えています。
 その結果、政(まつりごと)を行う立場の岩美町行政が、少しでも、今よりもっと、民意に近づくことになればいいと考えています。
 選挙に立候補された時点で、一般質問を行わないことが理解できないのです。なぜ、しないのか?
(当選する目的が異なるからとしか考えられません。何が、目的なのでしょうか。)

 令和2年12月15日(火)に行われた杉村宏議員の一般質問を、令和3年2月初めに発行する岩美町議会の議会だよりに掲載するにあたり、1ページに収まる範囲で、要約削減(1014文字)したものを、以下のとおり掲載いたします。
 印刷するまでには、再度、紙面調整等のため修正すると思います。

(問)衝突防止後付け補助を 杉村宏議員
(答)上乗せ補助の研究をする 西垣町長
杉村 安全な自家用車利用のため、高齢者に対する衝突防止対策100%で「運転寿命」が延びた町としたい。
 急発進抑制装置設置が4万4千円のところ、国補助2万円、2万4千円の負担で、後付けできる。本人負担部分の町補助を段階的にでも行いたい。
 高齢ドライバーが事故を起こすと、被害者や世間の怒りは本人だけでなく、家族にも向きがちだ。責任を感じ、苦悩する家族は非常に多い。本人やご家族の苦悩を岩美町内では、決して発生させたくない。
町長 老人クラブの皆さんと話をし、上乗せ補助の研究をしてみたい。

杉村 岩美駅西側の自転車駐輪場の使用状況を踏まえ、駐輪場縮小と高齢者専用の駐車場整備はどうか。
町長 駐輪場を縮小しても支障がないなら、駐車場への一部転用について、来年度に向けて調査を進めたい。

(問)別々の内容を学習するのか 杉村宏議員
(答)想定していない 寺西教育長
杉村 1月に小・中学校4校全てに、児童・生徒1人当たり1台の情報端末が整備される。
 文部科学省が実現目標としている2020年GIGAスクール構想を、岩美町の学校教育で現実のものとしていかなければならない。
 今年度にネットワークのスピードを確認する授業を行うか。
教育長 不具合がないかどうか、一斉に試してみたい。
杉村 その状況や、児童・生徒の感想などを、ケーブルテレビの生中継の公開授業を行わないか。
教育長 学校で生中継はできん。撮影はいけないという子どもも若干名ある。
 ただし、保護者に、タブレット端末を使った授業を見てもらうべきで、公開学習をするよう学校にお願いする。

杉村 タブレット端末で使用するデジタル学習教材は、家庭にネット接続環境があって、IDとパスワードを使ってドリルをやってみようという子どもはできるけれども、家庭に環境がない児童・生徒はできないか。
教育長 家庭に端末がない場合、できません。

杉村 GIGAスクール構想は、個別学習で、各人が同時に別々の内容を学習するか。
教育長 ある子はここを、ある子は別のことをとは想定していない。学校ではそうだ。
杉村 理解できません。1人1台端末になったら、各人が同時に別々の内容を学習すると文部科学省は言っている。岩美町の学校教育は転換しようとしているのか。
教育長 50問解ける子も、5問で一生懸命やっている子も、差があるところに教師は進度を確かめながらやっていく。好きなことを自由にやるイメージではない。

令和2年12月15日に行われた杉村宏議員の一般質問の要約を、以下のとおり掲載いたします。
(来年4月中旬発行予定の杉村ひろし後援会活動通信誌「モルゲンロート」13号に掲載いたします。ここでの3799文字を約3,500字ぐらいにして2ページに収めようと思っています。)
 印刷するまでには、再度、紙面調整等のため修正すると思います。

杉村「高齢者の交通環境の整備を」
町長「衝突防止対策後付け補助は研究。岩美駅西側駐輪場は縮小・駐車場整備を検討」
杉村 地域高規格道路の整備により、岩美町では交通安全対策特別交付金の支給されない町、つまり、交通事故の少ない地域と認定されているような状態だ。
国鉄の岩美駅が圃場の中にぽつねんと設置されて以来、地盤が軟弱な駅周辺に現在もなお中心市街地が形成されている途上だ。本町の特徴は、市街地が少なく、大方が郊外的な町だ。交通事故の発生場所は市街地が多く、郊外では散発的な発生と言われている。
 一方、路線バスなどの公共交通のみに頼る生活は、現在も当分の間も相当不便だ。多くの町民の方が生活交通手段として自家用車を利用なされている。その中で、高齢者に対する衝突防止対策100%の町を目指し、安全に運転できる「運転寿命」を少しでも延ばしたい。
 運転免許を返納され、買物など荷物が生じる生活交通に路線バスを利用することは、体力面等で多くの方の利用は困難ではないか。
町長 自主的な運転免許証の返納を促進するため、1万円相当のタクシー乗車券、あるいはバス回数券を交付している。バス路線沿いの方でも、タクシー乗車券を希望される方がある。中には体力面で不安がありバス利用が困難と感じる方もいらっしゃるんじゃないか。
杉村 シニアカーでの移動、買物は、歩道が整備されている一部を除いては推奨しにくい。
町長 例えば、役場と浦富インターの間の歩道なら、車道部分より歩道が1段高くなっており、施設の入り口部分が斜めになっている。シニアカーの移動で転落や横転に注意が必要な歩道もある。
杉村 安全な自家用車利用を可能とするために、国のサポカー補助金を受けた後の本人負担部分の町補助を行い、高齢者に対する衝突防止対策等の100%で「運転寿命」が延びた町としたい。自動車メーカー各社は続々と後付け安全装置を登場させている。市内の民間業者は、急発進抑制装置設置に対し、4万4,000円のところ国の補助金2万円、差引き2万4,000円の負担で後付けする広告もある。町内の業者にも対応いただき、国の補助後の本人負担部分を町補助とし、高齢者に対する衝突防止対策を段階的にでも行いたい。
町長 後付けも国の補助があり、現段階では考えてない。
杉村 高齢ドライバーが事故を起こすと、被害者や世間の怒りは本人だけでなく、家族にも向きがちだ。責任を感じ、苦悩する家族は非常に多い。山間部も有する岩美町の状況から、自動車の運転の必要性は、とりわけ重要だ。本人やご家族の苦悩を岩美町内では、決して発生させたくない。
 75歳以上の運転者の事故原因は、約40%がアクセルとブレーキの踏み間違いなどの操作ミスと言われている。一方、自賠責保険料が、今年4月に下がり、来年4月にも下がる見込みだ。理由は、自動ブレーキなど、車の安全性能が向上して事故が減少傾向にあることからだ。
対応車種は200種以上という後付け装置の国補助後の本人負担を、年齢の段階的にでも、目標は、100%を目指したい。再度、どうか。
町長 老人クラブの皆さん等と話をし、上乗せ補助の研究をしてみたい。
杉村 岩美駅周辺の高齢者専用駐車場の検討として、例えば、岩美駅東側の岩井軌道跡地活用はどうか。
町長 土地形状や利便性、特に土地の形状を考慮し、駐車場としての利用は適さない。
杉村 岩井軌道跡地のみではなく、一部JR用地も併せた検討はどうか。
町長 踏切すぐで、入り口ということになれば、事故等の問題もあって、すべきではない。
杉村 何らかの岩井軌道跡地の活用も考えたい。
 岩美駅の西側の自転車の駐輪場の、使用状況等を踏まえ、可能であれば駐輪場の縮小と自家用車の駐車場の拡張整備はどうか。
町長 改めて駐輪場の利用状況等をよく調査し、仮に規模を縮小しても利用に支障がないなら、有効活用の観点から、高齢者も含めた岩美駅を利用される皆さんの駐車場への一部転用について、来年度に向けて調査等を進め、検討したい。

杉村「学校教育の学びは転換しようとしているのか」
教育長「公開授業を要請。ICTでも自由にするイメージではない」
杉村 今月までは、3人に1台だったところが、1月には岩美町の小・中学校4校全てに児童・生徒1人当たり1台の情報端末が整備される。この道具を用いて、文部科学省が実現目標としている2020年のGIGAスクール構想を岩美町の学校教育で現実のものとしていかなければならない。
 今年度内にネットワークのスピードを確認する授業を行ってはどうか。
教育長 実際に不具合がないかどうか、一斉に試してみたい。
杉村 ネットワークの確認と併せて、その状況や、児童・生徒の感想などをケーブルテレビの生中継などで保護者や、町民全体に、ICTを活用した授業を周知する公開授業を行わないか。
教育長 現状では、ケーブルテレビの生中継を学校でというのはできん。撮影はいけないという子どもも若干名ある。
 ただし、保護者に、それを使った授業を見てもらうべきだ。タブレット端末を使った公開学習をするよう学校にお願いする。
杉村 早めに、できる範囲内で、保護者のご理解をいただくよう、新たな教育現場を、町民全体、保育園の保護者、お孫さんたちが通っている学校ってこういうふうに変わっているんだと理解していただきたい。
今年度のデジタル学習教材はどのようなものか。
教育長 教科書に準拠したドリルなどの内容を電子化、デジタル化したものだ。
杉村 「すらら」というデジタル教材で、小学1年生から高校3年生までの教材だ。前学年や先の学年の、中には中学生や高校生の分まで、しようと思ったらできる教材か。
教育長 指摘のとおりだ。
杉村 例えば小学3年生なら3年生の学習内容だけを現在は教室で使っているということか。「すらら」は、帰宅後にネット環境に接続できる家庭であれば自宅でドリルが可能か。
教育長 学校内の使い方は、現在、学習した後のドリル的に使用している。子どもたちは一人一人が「すらら」のIDパスワードがあり、それを使って接続は可能。
杉村 フォー・オールの考え方が非常に大事だ。現状として家庭にネット接続環境があって、IDとパスワードを使って「すらら」でドリルをやってみようという子どもはできるけれども、家庭にそういった環境がない児童・生徒はできない。そういう現状か。
教育長 家庭でそういう端末がない場合、できません。
杉村 来年度のデジタル学習教材はどうか。
教育長 使用料の半額が県補助だ。県は来年度もこの教材の補助を考えている。今年度使用しているものを継続して使用したい。
杉村 GIGAスクール構想は、個別学習で、各人が同時に別々の内容を学習する。
教育長 ある子は算数のここの学習を、ある子は別のことをというようなことは想定していない。したいことを自由にやるのではなく、その子のその時間の目標に合わせた学習内容は展開していく。学校ではそうだ。
杉村 ちょっと理解できません。GIGAスクール構想の実現として文部科学省がこういうもの(「GIGAスクール構想の実現へ」の冊子)を作っている。「学びの転換」として、1人1台端末でないときには、一人一人の理解度に応じた学びは困難で、全員が同時に同じ内容を学習する。1人1台端末になったら、各人が同時に別々の内容を学習する。ひとつの教室で同じ内容を学習することは今後も変わらないとする答弁だ。各人が同時に別々の内容を学習すると文部科学省は言っている。どう岩美町の学校教育は転換しようとしているのかというふうな題で質問しているが、再度の答弁を求める。
教育長 50問解ける子もおれば、5問で一生懸命やっている子も、いろんな差がある。差があるところに教師は一人一人声をかけながら進度を確かめながらやっていく。そういう場面を想定している。
 一人一人が自分の適性に合ったもので学習をする。好きなことを自由に勝手にやるイメージではない。
杉村 具体的な授業内容などを見ないとよく分からない。
 学習指導員やSSSの配置状況や配置の考え方はどうか。
教育長 ICTの機器を活用できるよう補助する支援員を今年度の10月から週半日ずつ、小・中学校4校を回る形で配置している。
 来年度も、今年度の実施状況や学校からの意見も踏まえて配置を検討したい。
杉村 文部科学省の追加配置等は、今年度のみだ。国の措置に新年度も乗っかろうとするのか、それとも町独自の考えか。
教育長 単町でも配置をしていただければありがたい。
杉村 財源のこともあるが、教育のこと、特にGIGAスクール構想という、教育界において黒船が来るような状況の中で、町も少し無理をせざるを得んのかなと思っている。
 家庭でネット接続環境のない児童・生徒に接続できるルーター等の貸与及び情報端末の家庭持ち帰りは実施すべきではないか。
教育長 まずは学校内で、学習に活用していく。県はサテライト方式として、地区公民館にWi-Fi設置し、そこでやる。オフラインでもできる学習教材を作る対応も考えている。
杉村 オンライン教育の機会の格差で、世帯年収の600万円以上とそれ未満では約半分である分析結果がある。世帯収入など、子ども本人が変えることができない、生まれによって、教育を受ける機会に差がある。教育行政は機会格差の実態を把握した上で、デジタル環境の整備だけでなく、不利な子どもの学習環境を保障するための対策を実施すべきだと報道されている。同感だ。

 以下のとおり、12月15日に行われた杉村宏議員の一般質問の議事録(未定稿)を掲載いたします。
 教育に関することがありますが、教職員の方々からの現場の声がいただければ、本当にありがたいことです。よろしくお願いいたします。
(12月22日からYouTubeに掲載されています。岩美町HPより)

 ユーチューブ放送を閲覧した感想は、もっと明瞭にわかりやすく話さないといけないと感じました。
 

            午前10時0分 開会(開議)
▼○議長(足立義明君)▽ ただいまの出席議員は12名です。定足数に達しておりますので、これより令和2年第7回岩美町議会定例会を開会します。
 直ちに本日の会議を開きます。
(中略)

            午後2時48分 再開
▼○議長(足立義明君)▽ 所定の出席がありますので、再開します。
 休憩前に引き続いて一般質問を続行します。
 続いて、杉村宏議員の一般質問を許します。
 杉村宏議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ ただいま議長の許可をいただきましたので、通告の順に従い質問させていただきます。
 岩美町の執行部の皆様、議員の皆様、傍聴の皆様、そしてこの一般質問を生放送、ただいま現在やっておりますけれども、ただいま現在の放送や録画放送で見ていただいてる町民の皆様、このたびの質問は、高齢者の交通環境の整備と学校教育の学びの転換の2件でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、質問に入らせていただきます。
 質問事項の1番目、「高齢者の交通環境の整備を」というふうにしております。
 岩美道路など、地域高規格道路の整備が大きな要因であると私は考えておりますけれども、岩美町では数年前から交通安全対策特別交付金の支給されない町、つまり交付金の原資となる交通事故、反則金等もありますけれども、交通事故の少ない地域と認定されているような状態だというふうな認識でおります。岩美町の中心市街地はどこかというふうに町外の方から時々聞かれることもありますけれども、国鉄の岩美駅が圃場の中にぽつねんと設置されて以来、この地盤が軟弱な岩美駅周辺に現在もなお岩美町の中心市街地が形成されている途上であるというふうに私は認識しております。つまり本町の特徴は、市街地が少なく、大方が郊外的な町だというふうな認識です。
 一般的には交通事故の発生場所は市街地が多く、郊外では散発的な発生というふうに言われております。このような岩美町の街路の状況も、交通事故が少なくなっている要因ではないかと捉えております。一方で、路線バスなどの公共交通のみに頼る生活は、現在も当分の間の将来も相当不便であるというふうな認識でございます。したがいまして、多くの町民の方が生活交通手段として自家用車を利用なされている。そうした中で、高齢者に対する衝突防止対策100%の町、そういった町を目指して、安全に運転できる「運転寿命」を少しでも延ばしたい。そういう思いでございます。
 さらに、郊外への利用は控えたいと希望なされる方の利便を向上させたいとの思いから、このたびの質問をさせていただいております。ただ、このような衝突防止対策などの必要性は、今、開発中でもあります自動運転の開発や普及によって10年前後程度の限定された期間ではないかなというふうにも考えております。
 質問要旨の1番目ですけれども、現状において、ドア・ツー・ドアの自家用車利用の方が運転免許を返納され、買物など荷物が生じる生活交通に路線バスを利用することは、バスに乗ったり、それから荷物を持ったりするという体力面等で多くの方の利用は困難ではないかと考えておりますけども、どのようなご認識でしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 答弁を求めます。
 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 運転免許返納者の路線バス利用についてのお尋ねでございます。
 身体機能や認知機能の低下などの理由によりまして、運転に自信がなくなった方などの自主的な運転免許証の返納を促進するため、現在、町では自主返納をされた町民の方に対して、議員ご承知のとおり1万円相当のタクシー乗車券であったり、あるいはバス回数券を交付をしているところでございます。
 制度を開始いたしました令和元年5月以降の交付状況は75件でありまして、そのうちタクシー乗車券は42件、バス回数券は33件でございます。タクシー乗車券とするか、バス回数券の交付とするのかは、やはり申請者が選択をすることとなりますけれども、バス路線沿いの地域の方でありましても、タクシー乗車券を希望される方がいらっしゃるという中でありますので、中には体力面において不安があってバス利用が困難と感じていらっしゃる方、そういった方もいらっしゃるんじゃないかなというように思っております。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ そもそも、ドア・ツー・ドアと申しましたけれども、自家用車は便利なわけでございますので、今町長が言われたような、私もそう思いますけれども、体力面で自信がなくなってしまうということもあろうかと思います。
 それでは、質問要旨の2番目でございますけれども、運転免許を返納しても、行きたい場所へ行きたいときにというフレーズで、いわゆるシニアカーが新聞に広告されています。しかし、シニアカーは、高齢者向けに製造された三輪や四輪の1人乗り電動車両で、道路交通法では車両ではなく、歩行者扱いとなることから、歩道を通行することとなっております。岩美町のどこにお住まいでもご自宅周辺で散歩や畑仕事にお使いいただけることはできたとしても、岩美町の現在の道路状況では、例えばスーパーマーケットまでの少し遠くまで行くとか、そういったことでのシニアカーでの移動、買物はやはりそういった近いところといいますか、歩道が整備されているところの一部を除いては推奨しにくい、岩美町全体ではご利用はなかなか難しいものがあると、そのように考えておりますけども、町長、どのようにお考えでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ シニアカーでの移動についてのお尋ねでございます。
 シニアカーにつきましては、歩行や自転車での移動に不安を感じておられる方にとっては、やはり議員がおっしゃられるように買物などのちょっとした外出をされる上で便利な乗り物であるというようには思っております。
 議員がおっしゃられましたとおり、このシニアカーは道路交通法におきましては、車椅子やベビーカーと同じ歩行者の扱いでありまして、歩道を通行するということになっておりますけれども、町内の道路事情を見ますと、やはり全ての道路に歩道がきちんと整備されているというような状況ではなく、例えば役場と浦富インターの間の歩道でありますと、車道部分より歩道が1段高くなっておったり、施設の入り口部分が斜めになっておったりというようなことで、シニアカーの移動に当たって転落や横転に注意が必要な歩道もあるというのは事実であろうというように思っております。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 質問要旨の3番目でございますけれども、今2つ質問させていただきましたが、やはり当面の間は路線バスというのみの利用だけにするというのは不便であると。それから、シニアカーはやっぱりご自宅周辺のみの利用というのが想定されると。岩美町の道路の状況等で申しますと、やはり自家用車の利用というのが大変便利であって、郊外的な岩美町という状況も含めてそういった部分で安全に運転できるということを考えるべきではないかというふうに考えております。
 本年3月には、高齢者の交通環境の整備ということで質問させていただきましたけども、安全な自家用車利用を可能とするために、国のサポカー補助金を受けた後の本人負担部分の町補助を行って、高齢者に対する衝突防止対策等の100%で「運転寿命」が延びた町としたいというふうに考えております。自動車メーカー各社は続々と後づけ安全装置を登場させております。鳥取市内の民間業者では、急発進抑制装置設置に対し、4万4,000円のところ、国の補助金が2万円ということで、差引き2万4,000円のご負担で後づけできるというふうな広告もされております。これをできれば町内の業者にも対応いただいて、国のサポカー補助金の補助後の本人負担部分において町の補助を行って、高齢者に対する衝突防止対策ということの、希望される町民の方では段階的にでも、例えば最初は90歳以上だとか80歳以上とか、そういった段階的にでもというふうにも思いますけれども、そういった町を目指したいと考えておりますけれども、いかがでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 杉村議員さんのほうから、国サポカー補助金に上乗せした町補助金についてご質問がございました。
 これにつきましては、今年の3月であったと思いますけれども、同じような質問をいただいた経過がございます。その際といいますか、町が補助制度を廃止した際にもご説明を申し上げたところでありますけれども、国のサポカー補助金の助成額、これは新車の場合、普通車が10万円、軽自動車は7万円ということでありまして、車種の違いによってそれぞれ額の違いはあるものの、この助成額で安全機能をつけるために必要な額がほぼ賄えるというようになっているところであります。
 また、令和3年11月からは、新車に衝突被害軽減ブレーキ装着が義務づけられるなど、先進安全装置が標準装備化されていく流れになっておりますので、国のサポカー制度に上乗せするという形での町の補助については現状では考えていないというところであります。
 後づけの部分についてもおっしゃられましたけれども、やはり国の補助金があるというようなことの中で、現段階と言わざるを得ませんけれども、現段階ではそこまで考えてないというのが実情でございます。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 最初にも申しましたけれども、この後づけの補助金について10年前後の対策に限定されるのではないかなというふうな考えを持ちましたけれども、私今は満で62歳になりましたが、10年後、20年後、もし私が生きておれば、運転しておれば、例えば、私、個人的にはいろんな車両を運転させていただいてますけども、なかなか運転免許を返納しようという考えに家族の勧めがあったとしても返納しようとすることに私自身は多分ならないといいますか、家族に迷惑をかけるほうだと思っております。
 そうした中で、2018年に群馬県で発生した交通死傷事故の裁判がございました。事故は予見できなかったとして、一審で無罪となった88歳のドライバーの方がおられます。しかし、一審では無罪となったんですけれども、控訴審のほうで、この無罪となった高齢のドライバー、それからそのご家族が有罪を望まれておるということでございます。ご本人は物損事故を繰り返していたことから、ご家族は車の鍵を取り上げるか、タイヤの空気を抜くかという話し合われていた直後に事故が起きたということで、この事故のご家族は、高齢ドライバーが罪を償うべきで、無罪を受け入れられないというふうにご家族は述べておられるそうです。また、この第一当事者である88歳のドライバーの方は、人生の最期を迎えるに当たり、罪を償いたいと弁護士に語ったということのようでございます。結局、控訴審では、11月25日にあったようですけれども、予見可能ということで、この88歳のドライバーは禁錮3年の実刑判決ということのようでございます。
 高齢ドライバーが事故を起こすと、被害者や世間の怒りは本人だけでなく、家族にも向きがちだと。責任を感じ、苦悩する家族は非常に多いというようにも報道されています。判決がどのようなことであれ、岩美町の状況から申しますと、自動車の運転の必要性は、この山間部も有する岩美町でございます。とりわけ重要であるというふうに思います。さきの裁判のような本人やご家族の苦悩を岩美町内では、私は決して発生させたくない、そのように強く思っているところでございます。
 また、75歳以上の運転者の事故の原因は、約40%がアクセルとブレーキの踏み間違いなどの操作ミスというふうにも言われております。一方で、2年連続となりますけれども、自賠責、自動車損害賠償責任保険の保険料が今年の4月にも下がりましたけど、来年の4月にも下がる見込みです。この理由としては、自動ブレーキなど、車の安全性能が向上して事故が減少傾向にあるということから、自賠責の保険料が下がっております。先ほど町長が言われたように、新たな車を買えるような方のことまでは私も強くは申しませんけれども、中古車にも取り付け可能です。対応車種は200種以上というふうな後づけ装置の、先ほど申しました総額4万4,000円ぐらいでつけれる。で、国の補助が2万円、残りの2万4,000円をご本人負担、ここの部分について、岩美町がこういった地域の道路状況も踏まえた中で、やはりさっきもちょっと申しましたけど、年齢の段階的にでも、目標としてはそういった装置の100%を目指すんだというような、岩美町で先ほども申し上げたような禁錮3年の実刑判決というようなことの、そういったご家族やご本人の苦悩につながらないような対策を岩美町としては持っていきたいというふうに強く思います。大変申し訳ございませんけども、再度ご答弁をいただきたいと思います。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 再度のご質問でございます。
 やはり議員がご質問の中にもおっしゃられましたけれども、新車購入については、私自身としてはすべきではない、すべきではないという言い方はおかしいんですけれども、その補助については考えてないところであります。
 ただ、今お持ちの車でそういった装置がついてない車、そういった部分についてはやはり議員がおっしゃられた意味もよく理解もできるところがございますので、老人クラブの皆さん等ともちょっと話をしてみて、どういうお考えなのかなというようなあたりも研究をしたりする中で、改良に係る上乗せ補助についてはちょっと研究をしてみたいというように思います。
 以上です。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ よく皆さんのご意見を聞かせていただいた上で検討していただければと思います。
 それでは、質問要旨の4番目でございますけれども、自家用車の町外への利用は少し自信がないと、控えたいと、そういうような希望を述べられている方もございます。以前にも質問させていただきましたが、岩美駅周辺に駐車して鳥取駅まで鉄道を利用される方のためとして質問させていただきました。3月だったと思いますけれども、再度聞かせていただきます。
 岩美駅周辺における高齢者専用駐車場の検討として、例えば岩美駅東側の岩井軌道の跡地、ここの活用というのは考えられないでしょうか、いかがでしょう。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 岩美駅を利用される方の駐車場として、岩井軌道の跡地というご提案がございました。岩美駅の東側の岩井軌道跡地につきましては、土地の形状やあるいは利便性、こういった部分を考慮いたしますと、特には土地の形状でございますけれども、こういった部分を考慮しますと、やはり駐車場としての利用は適さんじゃないかというように思っております。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 岩井軌道の跡地のことを考えると、時々工事車両が岩井街道というんでしょうか、岩井街道踏切というんでしょうか、あそこの岩美駅の南側の線路の東側のところから工事車両が進入しておられますけれども、岩井軌道跡地のみではなく、JRの用地も隣接して草が生えておりますというか、JR用地も一部併用しながら、JRとの協議になろうかと思いますけども、岩井軌道跡地のみの形状ということではなくて、一部JR用地も検討いただけるという、その辺は併せて検討は難しいんでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ JR用地の活用も併せてということでご提案がありましたけれども、やはりこれはJRとも相談をすべき話であろうというようにも思っております。
 ただ、特にはその出入口の問題です。踏切すぐで、仮に駐車場としたら駐車場の用地に入らなくてはならないというような形態、こういった部分を駐車場とするんかいやというようなことについて言えば、私はやっぱり踏切即で入り口というようなことになれば、事故等の問題もあって可能性もあって、すべきではないんじゃないかというように思っているところであります。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 何らかの岩井軌道跡地の活用ということも考えたいなということを申し述べて、続けさせていただきます。
 岩美駅の西側には自転車の駐輪場がございますけれども、この使用状況等を踏まえて、もし可能であれば駐輪場の縮小と自家用車の駐車場の拡張整備ということにつきましてはいかがお考えでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 岩美駅の西側の駐輪場、これを利用状況等を勘案して駐車場にというご提案でありますが、これにつきましては改めて駐輪場の利用状況等をよく調査し、確認をさせていただきまして、仮に規模を縮小しても利用に支障がないというようでありましたら、当初おっしゃられておった高齢者専用という駐車場にはなりませんけれども、やはり有効活用という観点からも、高齢者も含めた岩美駅を利用される皆さんの駐車場への一部転用について来年度に向けて調査等を進め、検討してきたいというように思っております。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 今、町長最後に来年度に向けてということは、来年度の当初予算で申しますと、多分、今月の、実質的に今月末が予算要求の時期だろうと思っております。ですので、来年度といいますと、ある程度具体的な話もされておるのかもしれませんけど、よくご検討していただいて、また協議させていただければと思います。
 では、質問事項の1番目は終わらせていただきます。

 質問事項の2番目でございますけれども、教育のことについては私はあまり質問させていただいておりませんでして、不案内なんですけれども、前回9月に続いてもう少し質疑を深めることができたらなと思っております。
 質問事項の2番目、「学校教育の学びは転換しようとしているのか」に移らせていただきます。
 従来、つまり今月、12月までは、3人に1台だったところが、来月の、つまり1月ですけれども、1月には岩美町の小・中学校4校全てに児童・生徒1人当たり1台の情報端末が整備されることとなる見込みだと思っております。もうすぐ納品されるのではないかと思いますけれども。この道具を用いて、文部科学省が実現目標としている2020年のGIGAスクール構想を岩美町の学校教育の中で現実のものとしていかなければならない。なかなか難しいんだと思いますけれども、そういうふうに進めていかなければならないと私は考えております。
 質問要旨の1番目ですけれども、前回、町内の4校全部が同時にストレスなくアクセスできる環境かどうかを聞かせていただきました。9月の時点で、教育長は、鳥教ネットは1ギガビットパーセカンドということで、やってみてないので不安を持っておるということでございました。仮に情報端末の通信速度が遅い場合は、それは勉強でも大人の普通のアクセスでもそうですけれども、いらいらしてしまって、子どもの場合、学習のやる気を阻害してしまうと、そういう結果になってしまうと思います。
 来月1月に情報端末がそろうということであるならば、今年度内にネットワークのスピードを確認する授業を行ってみてはいかがかというふうに思いますけども、いかがでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 教育長。
▼○教育長(寺西健一君)▽ お答えいたします。
 ネットワークの接続確認についてでございます。
 各学校にタブレット端末が納入されて、セッティングとかそういうものが終わりましたら、前回お答えもさせていただきましたが、やっぱり実際に不具合がないかどうか、一斉に試してみたいというふうに思います。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 試してみるということでございますけれども、ネットワークの確認と併せて、その状況や、この授業の、授業ということになるんじゃないかと思いますけれども、授業を受けた情報端末を生徒全員が使われるということですので、それを使ったときの児童・生徒の感想などをケーブルテレビの生中継などで、今はコロナ禍ということもあって教室になかなか行けることもできませんので、そういった授業を生中継で保護者の方皆さんや、そしてやはり町民全体に新しい、新しいといいますか、ICTを活用した授業をご周知いただきたい。そういった公開授業を行ってはいかがかと思いますけれども、そのようなお考えはございませんでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 教育長。
▼○教育長(寺西健一君)▽ 動作確認をする状況をケーブルテレビの生中継で実施してはというご提案のように受け止めました。
 現状では、ケーブルテレビの生中継を学校でというのはできんというふうに私は思っております。学校での生中継をということについては、ちょっと実は子どもの中にも生中継といいますか、撮影はいけないというような子どもも若干名でありますが、おりますし、そういうのを確認しながらケーブルテレビさんには確認しながら映像を撮っていただいておるんですけれども、そういうことの問題もあると思っています。
 ただし保護者の皆さんに、その接続の様子じゃなくて、それを使った授業をやっぱり見てもらうべきだということは、そのとおりだろうと思います。今も既に何校かの中では、そういう機会をつくったというのを聞いておりますけども、1人1台で全員がというような場面はないわけでございますので、タブレット端末を使った授業場面というふうなものについては、公開学習なんかをしていただきますように学校にお願いをしてまいりたいというようなことは考えております。
 以上でございます。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ この1人1台ということで、情報通信技術、ICTを活用した場合には、板書というんでしょうか、黒板に書くことが先生が必要最小限になっていくということで、それを写す生徒は、写す必要性が少なくなって、先生の話を集中して聞けるし、質問もじっくり考えられる。そういうふうな先進事例もあるようでございますので、そういった授業をまずは保護者だと思いますけれども、そういった内容が分かるように、なるべく早めにというふうに私は思いますけれども、実施していただいて、テレビに顔だとかを出したくないという方もあるでしょうけれども、できる範囲内で保護者のご理解をいただくように、そしてなるべくなら私の希望としてはそういった新たな教育現場になっていくわけですので、町民全体の皆さん、保育園の保護者の方だとか、それからお孫さんたちが通っている学校ってこういうふうに変わっているんだということを町民全体の方に理解していただけることを考えていただければなと私は思っております。
 質問要旨の1番目は終わらせていただきます。
 質問要旨の2番目ですけれども、私の居住する岩美北小学校の校区内には、学校発行のチラシを毎月配布していただいています。その中では、今年度、鳥取県教育委員会より、デジタル学習教材の使用ができているということの記載がございました。今年度のデジタル学習教材というのはどのようなものというふうに一般の町民とか保護者の方にはご説明すればいいのかということをまずはお伺いいたします。
▼○議長(足立義明君)▽ 教育長。
▼○教育長(寺西健一君)▽ デジタル教材についてのお尋ねでございます。
 次のご質問にもありますけれども、デジタル教材というのは、一般的に教科書に準拠したドリルなどの内容を電子化、デジタル化したものというふうに私は捉えておるところでございます。
 以上です。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 先ほど学校発行のチラシのことも申しましたけど、具体的な名前として「すらら」というデジタル教材ということのようですけれども、その「すらら」をちょっと検索してみますと、小学1年生から高校3年生までの教材があるということで、その学年に、例えば小学3年生なら3年生の学習内容だけではなくて、例えば2年生の部分が足らなかったら、2年生の部分もできるし、したい子どもは3年生じゃなくて、4年生でも5年生でも、中には中学生や高校生の分まで、しようと思ったらできる教材のようですけども、その点についてはいかがですか。
▼○議長(足立義明君)▽ 教育長。
▼○教育長(寺西健一君)▽ 今ご指摘のとおりであります。
 「すらら」という教材を小学校では教材として接続することができるようになっております。今ご指摘のとおり、教科別であったり、学年別であったり、そういうものがその中に入っています。練習したりとか、学んだりとか、そういうことができるようなものになっておるというふうに承知をしております。
 以上です。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ そのデジタル学習教材はドリルをデジタル化したものということですけれども、それでは、その実際の授業では、例えば小学3年生なら3年生の学習内容だけを今現在は教室で使っているということなんでしょうかということと、それとこの「すらら」は、例えば帰宅後に家庭内でネット環境が接続できる家庭であるならば、それは例えば自宅でデジタルドリルでしょうか、そういったこともできる、可能なデジタル学習教材ということなのかどうかをお聞きします。
▼○議長(足立義明君)▽ 教育長。
▼○教育長(寺西健一君)▽ お答えいたします。
 議員ご指摘のとおり、「すらら」の場合は、小学校1年生から高校3年生まで、国語や算数や数学や英語や理科や社会科ということについての学習ができるというような教材になっています。基本的に子どもたちは一人一人が「すらら」のほうに接続をするためのIDパスワードを持っております。ですので、それによって端末を使って、または小・中学校の場合は、固定されたデスクトップ型のやつもありますので、そういうノートパソコンに接続をして、「すらら」のことに学習ができるということになります。そうなっていくと、自分で3年生の子どもが今日は算数のどこどこのことにやりたいって言えば、そこに接続をしていって学習ができていくという形になります。家に帰って、情報端末を持っておられれば、自分のIDパスワードがありますので、それを使って接続をすることは可能です。
 学校内の使い方なんですけど、現在その「すらら」のことについては、基本的には学習した後のドリル的なものということを中心にして使用しておるというふうに承知をしております。しかし、さっきも言ったように3年生が4年生のことをしようと思ったらできる、できるかどうかというのは、ちょっと表現があれですけれども、調整したりすることは可能であります。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 今、家庭で接続しようと思ったらできるというご答弁をいただきましたけれども、前回の9月の質問の中で、フォー・オールという考え方が非常に大事であるというふうに私は申し上げておりまして、それの考えは変わらんわけですけれども、つまり現状として家庭にネット接続環境があって、IDとパスワードを使って「すらら」でドリルをやってみようという子どもはできるけれども、家庭にそういった、家に帰ってでもできるけれども、家庭にそういった環境がない児童・生徒はできないと、そういう現状であると、そういうことでよろしいでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 教育長。
▼○教育長(寺西健一君)▽ 家庭でそういう端末がない場合、端末があっても接続ができないという場合については、IDパスワードを入れてもすぐにそことは接続ができませんので、それはすることはできません。
 学校の中で、今現在は授業時間数も含めて休憩時間なんかにも含めて、それは自分が端末を使ってそういうところにアクセスをして学習をするというようなことを認めている学校はあると承知しております。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ そういう現状だということですけれども、今年度ももうすぐ終わりますけれど、先ほども申し上げたとおり、今月末ぐらいが大体当初予算の要求締切りというふうに認識しておりますが、現時点で来年度のデジタル学習教材というのはどのように考えておられますでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 教育長。
▼○教育長(寺西健一君)▽ 今年度使っておりますものについては、現状基本的に今「すらら」という話が出ましたが、これは県の教育委員会が補助をしながら使っているものでございます。使用料の半額を県が補助をしておるということでございます。県に確認いたしましたが、県そのものも来年度もこの教材の補助を考えているということを承知しております。確定はまだしとらんということでございますけれども、現在インターネットの接続してする学習教材、そういうものについては引き続いて行いたいと思っております。
 そのほかにもドリル的なものというふうに申し上げましたので、漢字ドリルや掛け算九九の教材であるとか、音読指導に使用する教材、これはフリーソフトでございます。プログラミングを行うための教材等々、また学習場面が視聴できるようなアプリと呼ばれているフリーソフト、それからオンラインで会議ができるというようなアプリ、そういうものについては今年度も使っておりますので、来年度につきましても各学校のご意見も踏まえながら、基本的には今年度使用しているものを継続して使用してまいりたいというようなことを考えております。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 質問要旨の3番目に移らせていただきますけども、2番目のところでデジタル学習教材とはどのようなものかということの一部をお聞かせいただきましたけれども、どうも当該学年を下回ったり超えたりすることもあり得るんだということのようでございます。もう少し具体的にといいますか、やはりGIGAスクール構想の中で申しますと、9月にも申しましたけれども、個別学習ということで、各人が同時に別々の内容を学習する、つまり今のご答弁で申しますと、同じ教室におりながら、この生徒は例えば小学3年生の内容を勉強する、この生徒は小学2年生の何々を勉強する、こっちの生徒は小学4年生の勉強のほうをする。そういった別々の内容を学習することというような感じにも取れますけれども、具体的に科目として算数や数学の授業で新年度以降はどういうような授業内容を考えておられるのかをお聞かせください。
▼○議長(足立義明君)▽ 教育長。
▼○教育長(寺西健一君)▽ お答えをいたします。
 私は、このデジタル教材を使えば、例えば今言いましたように3年生がと言いましたけど、例えば小学校6年生の子が中学校の数学の問題に挑戦をするというようなことができます。逆に、じゃあ5年生の学習を振り返ろうということなんかが自主的にできるということであります。できるということです。しかし、学校の学習というのは、知識、技術や技能のみの習得の場ではないのはよくご存じだと思います。現学習指導要領では主体的、対話的で深い学びによって学ぶことが大切ですよというふうに言っています。その例えば中学校の問題がもう既にできる子でも、中学校になったときにもう既に問題が解けるというような自信があるわけですから、友達に積極的に自分の考えを説明したり、さらには友達や先生からよりよい考えを発見したり、さらに難しい問題、さらに難しい問題、そういうようなものに挑戦していくような、そういうふうなことになってほしいなというようなことを思っております。
 議員が今言われましたように、ある子は算数のここの学習を、ある子は算数の別のことをというようなことは想定はしておりません。したいことを自由にやるというのではなくて、その子のその時間の数学なら数学の目標に合わせた学習内容は展開していくわけでございますので、その中での学習に生かしていくというふうになると思います。学校の場面ではそうだと思います、授業中は。ただ、今話をしていましたように、朝の自習時間だとか休憩時間だとか、そういうところに接続しながら学習をしたりすることは可能でありますし、家庭の中でそういうことをやるということも可能にはなります。ちょうど塾の学習なんかで自分に合わせて学習する子もたくさんおるというふうに思います。学校内ではあくまでもやはり1時間の目標や1時間の狙いがありますので、それに向かって学習をしていくという形というのは今後も同じだというふうに思っております。
 以上でございます。大変失礼いたしました。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ ちょっと理解できません。といいますのは、前回9月にも申しましたけど、GIGAスクール構想の実現ということで文部科学省がこういうもの(GIGAスクール構想の実現へ)を作っております。9月にも申し上げたとおり、学びの転換として、1人1台端末でないときには、全員が同時に同じ内容を学習する、一人一人の理解度等に応じた学びは困難であったものから、1人1台端末の環境になった場合には、各人が同時に別々の内容を学習する。一人一人の教育的ニーズや学習状況に応じた個別学習が可能となる。つまり今までは1人1台端末ではなかったことから、ひとつの教室で同じ内容を学習するんだと、そのことは今後は変わらないんだというような今のご答弁だったと思うんです。ですけど、GIGAスクール構想では、各人が同時に別々の内容を学習するんだというふうに文部科学省さんは言っておられるわけです。どう岩美町の学校教育は転換しようとしているのかというふうな題でこの質問をさせていただいておりますけども、前回の9月も今回もどうも何か、今申し上げたとおり、教育長のご答弁がよく理解できない。もう一度町民の皆さんにもよく分かるようにといいますか、再度ご答弁いただけないでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 教育長。
▼○教育長(寺西健一君)▽ お答えをさせていただきたいというふうに思います。
 後の個別最適化のところにも関わることだというふうに思いますけれども、よく分かるように教育長の考えをということでございます。
 最もイメージしていただきやすい授業として考えられるのが、図工の時間や習字の時間であります。ある一つのテーマがあります。この絵を描こうと、これ完璧に個別ではないといけないです。それぞれの目標に従いますが、表現の仕方とか色とか形とかそうであります。習字なんかもそうであります。習字では本当に得意で物すごい技術の子もおれば、本当にやっと本当に一生懸命やっている子もあります。そういう場面場面というのは、個別最適化、そのイメージになります。一番近いイメージかなというふうに思います。
 算数においても、計算方法を学んで、さあ練習問題をやってみようといったときに、50問解ける子もおれば、本当に5問で一生懸命やっている子も、いろんな差があるわけです。その差があるところに先生は、教師は、指導者はそこに一人一人声をかけながら進度を確かめながらそこをやっていくと、そういう場面を私は想定しております。
 例えばこの前、中学校の学校訪問をさせてもらいましたけども、中学校3年生の国語科の時間です。古典をする学習です。教材は万葉集など、一部古今和歌集もありました。生徒は万葉集や古今和歌集の中から古典の基本である短歌の基本的なことの歴史や原則を学びます。その後です。自分の気に入った短歌を1つ選び、口語訳を調べ、ここは調べですから、端末を持っていますから、口語訳が調べれるわけです、入力すると。自分なりの解釈を加え、しかもその短歌に一番ふさわしい背景が絵も選び、そこに加えてさらに口語訳を書いて、それをグループ内で発表している場面でありました。ほかの生徒は質問や感想を言い、それを記録していきました。タブレットで行いますので、そういう友達からこうじゃないとか、こうしたほうがもっといいっていったのが、すぐ打ち直せるといいますか、タブレットのよさなんですけども、最も気に入った解釈とか、最も自分が納得するものというのを自分で考え選択し、友達の意見を参考にしながら学習を積み重ねていく。もちろん先生のアドバイスもそこには加える。そして、発表後の記録もタブレットの登録というようなことをしていました。
 私はこの学習は一人一人がそれぞれに合った自分の適性に合ったもので学習をしていると、つまり個別最適化の学習になっているというふうに思っています。好きなことを自由に勝手にやるというようなイメージでは私はありません。ぜひその辺りのことをご理解をしていただいて、児童・生徒一人一人が自分の力、能力、そういうものを伸ばしたいわけであります。そういうことになるように、それから自分一人一人が子どもたちが適性に応じて学習をより深めるようになっていく、こういう場面のことの学びというようなことに活用していく。そういうことが文部科学省が言っておる一人一人の適性に合わせた個別化された学習であるというふうに私は思っております。
 もちろん今出ているのは一例でございます。場面によっては今日は算数の時間で、じゃあ自分の好きなところをそういうものを学習しようという場面もあるのかもしれません。そういう場面もあるかもしれません。そういう場面については本当に議員ご指摘のような学習というようなものも展開されていくというふうに思っております。
 以上でございます。
▼○議長(足立義明君)▽ 座ってください。
 ありますか、何か。
▼○教育長(寺西健一君)▽ 大変申し訳ございません。ちょっと付け加えさせていただきたいと思います。
 先ほどの国語の例でちょっと長々と答弁させていただきましたが、要は目標があって、その目標に一人一人の子どもが目標に向かっていく、ここのところは変わりません。その間にこのタブレットというのが入ってくると、そういう道具としてそういう学習目標のアプローチの仕方それぞれでできるんだということでありますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ この質問要旨の3番目は終わらせていただきますけど、やはり具体的なものをといいますか、授業内容というか、そのことを見ないと私もちょっとよく分からない部分もございますので、本日はここの質問要旨の3番目については終わらせていただきます。また、勉強させていただきたいと思います。
 質問要旨の4番目ですけれども、10月18日の日曜日だったと思いますけど、求職のチラシが新聞に入っておりました。求職というのは、職を求めるほうの求職ですけれども、そのICT支援員として町内の小・中学校勤務で、学校でのコンピューター活用支援の採用募集でございました。教職員とは別に学習指導員やスクール・サポート・スタッフ、SSSと言われるようですけれども、こういった方の今年度の配置状況や、来年度はどう考えているか。つまり先ほど来の授業内容の中で、教師の方が一人でいろんなことを勉強されるような生徒に対応できるかどうかが非常にちょっと不安でございますので、私としてはそういった不安を持っておりますから、そういった学習指導員やSSSの方の配置状況や配置の考え方についてお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
▼○議長(足立義明君)▽ 教育長。
▼○教育長(寺西健一君)▽ では、スクール・サポート・スタッフって言われているものについては、学校全体のスタッフのことでございます。先生以外の指導者というふうに捉えていただければ結構です。
 今ご質問のICTに関わるところでございます。
 ICTの機器を活用できるよう補助するICT支援員を今年度の9月補正でお願いをして、10月から週半日ずつ、小・中学校4校を回る形で配置をさせていただいております。
 お尋ねの来年度の件でございますが、期間は短いかもしれませんけども、もう既に動いておりますので、今年度の実施状況や学校からのご意見も踏まえて配置というものについては検討してまいりたいというふうに思っております。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 文部科学省は5月に補正予算を発表されて、全国の公立小中の学校に常勤教員3,100人を追加配置する費用を計上いたしましたし、補習などをする非常勤の学習指導員6万1,000人とSSSの約2万人を追加する費用も含めたという予算でございます。しかし、これは今年度のみの措置ということで、今教育長が言われた検討したいということは、これは国の措置に乗っかろうとして、新年度以降も乗っかろうとするのか、それとも町独自のお考えなのか、そのことを確認させてください。
▼○議長(足立義明君)▽ 教育長。
▼○教育長(寺西健一君)▽ 非常に厳しい質問だと思います。国はそのような対策をしておるということはあるわけですけども、私としては今年配置をさせていただいておりますので、その国等のことも関わりなく、単町でも配置をしていただければありがたいというふうに思っております。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 単町でもというお気持ちだというふうに聞かせていただきました。ただ、もちろん財源のこともございますので、どこまでできるかは分かりませんけれども、教育のことにつきましては、特にこういったGIGAスクール構想という新たな教育界においては黒船が来るような状況であるというような状況の中では、やはり町も少し無理をせざるを得んのかなというふうな個人的な感情を持っております。
 それでは、質問要旨の5番目ですけれども、ここのことについてはちょっと先ほど来申し上げましたが、家庭においてネット接続環境のない児童・生徒に接続できるルーター等の貸与及び情報端末の家庭持ち帰りはやはり実施すべきではないかというふうに考えます。持ち帰りは想定してないとの9月の答弁でしたけれども、家庭において接続環境のない児童・生徒については、やはりすべきである、そのことを再度お聞きしたいと思いますけど、いかがでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 教育長。
▼○教育長(寺西健一君)▽ お答えいたします。
 前回答弁いたしましたとおり、接続環境がない児童・生徒は一定程度おります。現状では通信費の課題、保護者のネット利用の考え方について様々な意見があることなどで、解決すべき課題もまだたくさんあると思っています。よって、私はまずは学校内で、まずその学習に活用していくということを考えているということをお話をしました。
 情報端末の家庭持ち帰りについては、課題でありました、ほかにもたくさんあった課題の中の一つですけども、学校ネットワークのセキュリティーの問題、その端末を家に持って帰ったときにセキュリティーの問題を解決する方策というのが県から示されました。そういうことがあったりとか、各学校で端末の取扱いをする使い方、子どもたちにとっては使い方というような表現ですけども、管理規定等も整ってまいりました。その辺は家庭に持って帰るというのに一歩近づいたんだと、少し前進したと思っています。
 この前のコロナウイルス感染症のように、臨時休校したように、学校閉鎖などの非常時のときの緊急対応、そういう場面の中でも、それ以外の場面ではどのような場面で家に持って帰らすと有効なのかとか、家でどういうふうに活用するのかとか、具体的にどうやっていくのかというようなことがまだ確立されておりませんので、この点については学校でも議論を深めてまいりたいというふうに思います。
 家庭に持って帰るためには、ご質問の中には出てきませんでしたけれども、ルーター等を持って帰らないといけないというふうに、接続機器が必要でございます。そういう場面を各家庭に貸す場合はどうしたらいいのかとか、それからほかの考え方で、各家庭に持って帰るという考えもありますが、県はサテライト方式というので、地区公民館なんかにWi-Fiを設置して、そこでやっていくとか、それからオンラインにならなくてもオフラインでもできる学習教材を作るとか、導入していくとか、そういうような対応というようなことも考えております。
 9月で答弁、議員ご指摘のような答弁をしましたけれども、このICT活用の教育環境は常々刻々と変化をしているというふうに思っております。これからもいろんなことともよく協議しながら取り組んでまいりたいというふうに思っているところでございます。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ オンライン教育の機会の格差で、世帯年収の600万円以上とそれ未満では約半分である分析結果が報道されています。内容としては、世帯収入など子ども本人が変えることができない、生まれによって塾などの学校外だけでなく、学校によるオンライン教育を受ける機会に差がある。教育行政は機会格差の実態を把握した上で、デジタル環境の整備だけでなく、不利な子どもの学習環境を保障するための対策を実施すべきだと、このことはとても私、同感します。
 このことを申し上げて、質問を終わらせていただきます。時間を超過して大変申し訳ございませんでした。あわせて、最後の質問要旨の6番目につきましても質問できなくて大変申し訳なかったことをここにおわびいたします。どうもありがとうございました。
▼○議長(足立義明君)▽ 以上をもって杉村宏議員の一般質問を終了します。
 しばらく休憩します。
            午後3時53分 休憩

 令和2年12月15日(火)に実施が見込まれる、12月定例会での杉村宏議員の一般質問を行うため、通告書の提出を、7日に行ったところですが、15日の質問を行うにあたっては、議場において実際口にする原稿を(毎回)作成しています。
 この度は、この読み原稿(本日現在のもので、今後変更の可能性大ですし、実際そのまま読むかどうかは未定です。)を、添付のとおり公開いたします。

 公開の目的は、質問通告書に記載している2ページの質問内容を、答弁者側に、より理解していただき、すれ違いがなく、その場しのぎの答弁を避け、より充実した質疑になるようにするためです。
(答弁者側が、この公開内容を参考とするかどうかは不明です。)

 なお、この度、杉村議員の通告した質問事項は2項目です。
1.高齢者の交通環境の整備を
2.学校教育の学びは転換しようとしているのか

読み原稿(案)
一般質問読み原稿 20( .pdf / 339KB )

人権問題放置

2020年12月08日
 田中克美議会運営委員長は、令和2年12月8日の議会運営員会において、次のとおり発言しました。(杉村宏副委員長の記憶によるもので、細部は異なると思います。)

「(平成30年3月に発行した岩美町議会の議会だよりの)号外は人権問題をはらんでおり、慎重に検討したい。(令和4年に見込まれる)議会だより保存版発行まで時間があり、今後検討したい。」

 つまり、人権問題と認識しながら、今後の検討としたいということです。

 田中克美議員のいつものとおり、おかしいでしょ。

 同氏は、人権の問題だと、いつ認識したのか。
 その認識した時から、現在まで、何も行動しなかったのはなぜか。
 岩美町議会は従来から、同和教育をはじめとする人権問題の解消に重点を置き、毎年多額の研修費を費やし、県外も含め多くの研修会に参加してきている。そのなかで、議会運営委員長という重責にありながら、人権問題を最優先で論議しないのはなぜなのか。
 号外発行が人権問題をはらむのであれば、どなたの人権が侵害されたかが優先される問題ではなく、人権の問題であることそのものが最優先で検証されるべきだ。議会だより保存版の発行とは切り離して、すみやかに検証しなければならない。
 議会だより号外が人権問題をはらむとは、例えば、岩美町議会の議場において差別落書きがあり、それを町民に周知し、そのまま放置している。そのような状況です。
 人権問題を放置してはいけません。


 令和2年12月8日(火)午前10時少し前から11時25分ごろまで、岩美町議会運営委員会が開催され、12月定例会の日程等が協議されました。
 12月議会の会期は、令和2年12月15日(火)~17日(木)の3日間で、一般質問は8名、15日と16日に行われる見込みです。

 15日の一般質問において、杉村宏議員は8人中の5番目なので、午後3時前後から始まると見込まれます。
 また、この度の一般質問も生中継されることとなりました。
 録画放送は9月19日(土)、20日、21日の10時からと18時からの計6回ですが、8名の一般質問の総時間数が8時間程度となると、18時から午前2時までかかることとなり、また、3日間の放送がほぼすべて一般質問で占拠されることから、16日の一般質問終了後にどの程度の時間になるかや放送時間等について議運正副委員長と総務課で協議することとなりました。
 以下は、議会運営委員会での主な事項です。

〇一般質問
 8名の議員が通告書提出。
 15日実施見込み 1番目、橋本恒議員。2番目、宮本純一議員。3番目、吉田保雄議員。4番目、寺垣智章議員。5番目、杉村宏議員。6番目、森田洋子議員。
 16日実施見込み 7番目、田中克美議員。8番目、升井祐子議員。

 なお、前期と今期の一般質問の実施状況(合計)は次のとおりとなる見込みです。
(少ない割合の順・議長を除く、分子が実施回数、分母は前期16回と今期10回の定例会の合計の26又は今期からの議員は10)
 寺垣智章議員 3/26、澤治樹議員 3/26、柳正敏議員 3/26、宮本純一議員 6/26、川口耕司議員 13/26、橋本恒議員 5/10、升井祐子議員 9/10、吉田保雄議員 9/10、森田洋子議員 10/10、杉村宏議員 26/26、田中克美議員 26/26

〇議会だより保存版の発行責任者は現議長
 杉村宏副委員長より概略次のとおり発言がありました。
 「平成30年3月の議会だよりの号外の発行責任者は、前議長の船木祥一議長です。しかし、この議会運営委員会で発行することを決定した101号から150号までの議会だより保存版の発行責任は現議長である足立義明岩美町議会議長となります。保存版に、平成30年の議会だより号外を掲載しなかったならば、号外を町民に配布しながら、なぜ掲載しないのかとの町民からの矛先が、現議長に行きます。掲載したならしたで、町議会HPから何故削除したかの説明が当然に求められます。号外の発行を決定したのは前期の議会運営委員会で今期の議会運営委員会がその任を引き継いでいます。町民はなんでも言います。保存版の発行責任を負う現議長を矢面に立たせてはいけません。削除理由を明確にし、号外と削除理由を保存版に掲載することを、今期の議会運営委員会で決定しなければならない。」
 田中克美議会運営委員会委員長
 「人権問題も含まれ、慎重に進めなければならない。保存版発行まで時間があることから後日協議したい。」
 橋本恒委員、寺垣智章委員、柳正敏副議長=発言無し
 足立義明議長
 「きちっと対応していきたい。」

ということでこの委員会は終了いたしました。

 田中克美議員は日本共産党所属のようですが、人権問題も含まれる認識であるならば、保存版発行は、令和3年12月定例会を報告されるのが150号となり、それ以降の発行時期となりますが、その発行時期に関係なく、最優先して、その認識している人権問題を明らかにしていくべきではないかと聞きながら思いましたが、他の委員等からの発言もなく終了したところでした。

 柳正敏副議長は、終了直後、会議が開かれた全員協議会室の壁を叩いて(逃げるようにみえましたが)退出しました。

 令和2年12月15日(火)に実施が見込まれる、12月定例会での一般質問を行うため、通告書の提出を、提出期限は本日の正午ですが、朝のうちに行いました。
(最近は、期限日の朝に提出しています。)
 通告書は別添のとおりで、5番目の提出だそうです。したがって、15日の午後3時前後からの実施が見込まれます。
 この度の一般質問も生放送されると思いますので、お時間のある方は視聴願います。 

今回、杉村宏議員の通告した質問事項は2項目です。
 ①高齢者の交通環境の整備を
 (本年3月の質問を更に深めたいと思います。参照:モルゲンロート11P4)
 ②学校教育の学びは転換しようとしているのか。
 (本年9月の質問を更に深めたいと思います。参照:モルゲンロート12P4)

以下は、通告書のPDFファイルです。
一般質問通告書(20.12定例会)1( .pdf / 186.8KB )

 週明け、12月7日月曜日の正午が、12月定例会において一般質問を行おうとする議員が質問内容を記載した通告書の提出期限とされています。
 この度の、杉村宏議員の通告内容の案は添付のとおりですが、こうしたほうがいいのではなどの意見、特に、教育関係者からのご意見がいただけたら、大変ありがたいところです。
 よろしくお願いいたします。

質問通告書の案の質問事項
 ①高齢者の交通環境の整備を
 (本年3月の質問を更に深めたいと思います。参照:モルゲンロート11P4)
 ②学校教育の学びは転換しようとしているのか。
 (本年9月の質問を更に深めたいと思います。参照:モルゲンロート12P4)

通告書の案
一般質問通告書(20.12定例会)( .pdf / 177.2KB )

議長の謝罪

2020年12月03日
 令和2年12月3日の議会運営委員会終了後の、議会廊下で、足立義明議長が「議長室に来ないな」ということで、おじゃましてコーヒーを頂きました。

 議会の公開などについて、杉村宏議員からすれば物足りないしれないが、少しづつだが、進めている。
 また、平成30年3月発行の議会だよりの号外について、議会だよりの発行責任を引き継いでいる岩美町議会議長として、不適切な発行であったと、いつだったか謝罪した。このことは公にしてもらっていい。
 内容についても、岩美町が保有していたとする買参権に関する権利と町行政は説明してきているが、税理士にも確認し、杉村議員の言う通り、町の決算は誤りであった。

などと言われました。

 号外発行は、平成30年1月当時の議会運営委員会のメンバーである、芝岡みどり委員長、川口耕司副委員長、澤治樹委員、寺垣智章委員、柳正敏副議長、船木祥一議長が決定したものです。(参照:本HPの2018年1月5日の議会運営委員会会議録)
 号外内容の編集は、議会だより調査特別委員会の、田中克美委員長、芝岡みどり副委員長、柳正敏、日出嶋香代子、田中伸吾、川口耕司、宮本純一、寺垣智章の委員6名によるものですが、ほぼ田中委員長の作成されたもののようです。
(参照:本HPの2018年3月1日の議会だより号外)

 杉村宏議員は、号外が現わそうとした真偽について、一人で(従来から一人ぼっちですが)、若い方々にも信頼される公正な岩美町の将来のため、岩美町内のみに通用させようとする誤ったメンツの押し通しではなく世間に通用する開かれた正義のために立ち向かってきたし、これからも立ち向かいます。いつでも。
 号外を町民の皆様に配布し、その後、令和元年9月になって不適切な発行であったとして町議会HPから人知れず削除し、町民の皆様に何の説明も行っておらず、なかったことと、知らない顔をして、指摘されないようにしている無責任な言動の議員は上記の方々です。
 足立議長とは異なり、号外発行に関わられた方々からの謝罪はありません。
 杉村宏議員の配偶者(号外発行のストレスで、発行の3か月後に行われた岩美町議会議員選挙で無理をして、指定されている難病に罹患し、現在も闘病で苦しんでいます。)は、謝罪いただけるだけでいいと言ってます。
 杉村宏議員としては、発行から2年半以上も経過していながら、いまだに、号外を出されるような悪いことをした議員との言われ方をされているよと聞くことから、号外発行は取り返しのつかないことであり、発行に関わられた議員の方々は議員辞職が自らの責任の取り方だと考えますし、自分ならそのような選択を行います。


 個人的なお話などで、様々なご意見等をいただけています。
 大変ありがたいことです。
 以下のとおり、11月中に頂いた声を、ご紹介いたします。(頂いた順です。)
 次回のモルゲンロート13号に、(配布方法等に関する部分を除き、)紙面と相談し掲載しようと考えています。
 なお、公人は、氏名等を明記しています。
 
 そして、皆様の声をもととして、発行させていただいているモルゲンロートですが、次号13号の「読者の声」の欄等は、頂いた声を元として、いまのところ、次のとおりの案を考えています。
杉村ひろし後援会活動報告 モルゲンロート第13号-0ーP8( .pdf / 247.5KB )
 読者の皆様の、ご意見をいただけますよう、今後ともお願いいたします。
 
◎毎回、ご丁寧に、ありがとうございます。
◎ヘルメットしとるけ、わからなかったが。(と言われて、笑顔になっていただきました。)
◎自転車は疲れて、バイクにした?
◎配るのはバイクがいいで。
◎ああ、杉村さんか。いつもありがとう。
◎(配偶者の就職経緯を説明したうえで)謝罪しろ。モルゲンロート12号を回収して回れ。訂正記事を直ちに掲載しろ。
(杉村宏宅において、2020.11.5の柳正敏岩美町議会副議長の発言趣旨です。
 杉村宏議員を攻撃するため、世間に通用しない解釈により、前回の町議会議員選挙の前に全戸配布された岩美町議会だよりの号外(2018.3.1)を発行した時と同じ論調です。
(号外は、不適切であるとして、町議会のHPから削除(本HP、2019.9.20と9.30)されていますので、本HP(2018.3.1)だけでしか閲覧できません。)
 次の参考にも記載していますが、町民から疑念を持たれるようなことはしないとする申合せを岩美町議会が2020年5月28日にしようとしたとおり、問題の本質は、岩美町議会の町民からの信用のさらなる低下です。そのことが、柳正敏副議長は理解できません。
 ですから、自らや配偶者の就職の経緯に問題はないとの主張をすることしか語らなかったし、語れなかった。
 これは、議員としての資質・矜持の問題です。柳正敏議員を支持された方々には申し訳ありませんが、議員としての資質はありません。そのような議員を擁してしまっていることから、岩美町議会全体の問題となっています。
 また、号外で、世間に通用しない理屈で杉村宏議員を非難しておいて、どの口が、経緯や理由を説明するだけで、さらに杉村宏議員を非難できるのでしょうか。町民の皆様は号外の配布を受け、岩美町議会は人知れず議会HPから号外を削除し、町民の皆様に何の説明を行っていないことを、心ある方々は知っています。
 なお、私事ですが、私の妻は号外発行のストレスから、指定されている難病に罹患し、現在もなお苦しんでいます。号外発行は、現在進行形で杉村家を苦しませ続けています。妻は、号外が発行された後に行われた前回(2018年)の議員選挙は、号外のストレスから本当に苦しかったと言っています。知識がないまま号外を発行した方々を一生許さないと言っています。
 参考:本HPのブログ「モルゲンロート」2020年5月28日の「岩美町観光協会の事務局長の更迭と新任」)
◎モルゲンロートの「読者の声」は、読者の意見としているが、掲載した編集者に責任がある。共同通信の記事を用いて掲載した新聞の編集に対し、掲載した新聞編集の責任を認めている。これは、最高裁の判断だ。
(杉村宏宅において、2020.11.5の田中克美岩美町議会議員(議会運営委員会委員長、議会だより委員会委員長、議会活動の在り方検討特別委員会委員長)の発言趣旨です。
 上記の柳正敏副議長と一緒に(理由は不明です。)杉村宅へ来られました。
 同議員のいつものとおり、論点を、まぜこぜにしている結論ありきの批判だと感じています。
 併せて、議会だより号外を発行した責任を指摘されないよう知らないふりをして、なかったことにしようとしている無責任議員の姿勢が、田中克美議員の本性です。岩美町議会始まって以来、最大の不祥事である議会だよりの号外発行とその削除の中心的な立場で言動しながら、それがなかったことのように、自分のことは棚に上げて、何を言っても説得力はありません。
 田中克美議員は前期と今期も岩美町議会の議会だより委員長で、2018年3月の号外の編集と発行において、主導的立場に立たれています。すみやかに、議員辞職をし、この間の、報酬等を町民に返還するべき立場だと杉村宏議員は思っていますが、号外削除などの町民説明も不要と考えているのでしょう。)
◎10月25日の夜に網代漁港で行われた「サプライズ」花火は、やっぱりな。実施場所の選定は、副議長と観光協会事務局長の夫婦が行った、居住地区住民に対する我田引水で、立場を利用した公私混同だ。そして、そう思われるのも承知で、平気な人間だ。あんまりではないか。少しでも良識があるのであれば、別の場所で行うべきだった。
◎岩美町議会でまともな意見を言っているのは、杉村宏議員だけだ。鳥取市内でもそう言われている。
◎(本誌を)入れてくれた時に、留守にしていてすいませんでした。いろいろ話したかったのに。
◎家の前の側溝が改修されません。別の場所の特に問題ないように思われる側溝が、優先して改修されていることが理解できません。元の役場職員の自宅前です。おかしいと思いませんか。役場からは町内会からの要望があったと言われました。
◎芝岡みどりさんがしたとは知りませんでした。すみませんでした。銀杏さんにも言います。(平成30年3月の号外の発行を決定したのは当時の議会運営委員長の芝岡みどり議員です。)