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町長交際費

2020年10月30日
 投函中のモルゲンロート12号(2020.10.19発行)の補正予算に関する記事(P1)の中で、町長交際費についても記載しています。
 それに対して、「町長交際費についても記述の通り同感です。」など、主権者からのご意見も頂いております。

 平成30年6月に杉村宏議員は町長交際費について一般質問を行いました。
 杉村宏議員の質問の趣旨:正当な支出であるならば、過去の分も含めて公開すべきだ。
 それに対する西垣英彦町長の答弁:過去の分(平成29年度以前分)は公開しない。他自治体は公開しており、今後の分のみ公開する。支出の基準を作成する。
 (モルゲンロート8号P3)

 県内自治体の中で、平成28、29年度ともに当町の町長交際費の支出額が最多であり、鳥取県知事の7倍近く、鳥取市長の3倍以上で、岩美町民からは「町民として恥ずかしい」、「県知事より多いことが理解できない」との多数のご意見を頂いたことから、その内容や公開について、上記のとおり質問をしたところです。

 町長答弁は、明らかに、町民目線から外れています。説明できる支出であるならば、全て公開すべきです。支出基準の作成は、公の公費を支出する以上、当然です。杉村宏議員の姿勢とは相反する答弁で終わっています。
 そして、その質問実施以降、支出額は以下のとおり半減以下となっています。
 しかし、予算額はあまり減っておりません。
 ということで、本年3月の補正予算案に対する反対討論(補正減の額が少ない)となってしまいます。
(本来、このような些末なことは、議論したくありません。しかし、行政の姿勢が末端のようなことに現れてきてしまうことから、議員の立場としては、その姿勢を質(ただ)すこととなってしまいます。)

 杉村宏議員は、町行政を推進するための、町長交際費を肯定しています。必要なら、増額も是です。
 しかし、その支出は、公費である以上、主権者に認められるものでなければならないと考えています。それならばこそ、公開できない支出であるならば、返還も致し方ないものと考えています。
 現町長は、理解できない質問であるとして、返還は考えられないとの答弁をしています。(平成30年6月)そのような答弁こそが、理解できません。
(岩美町議会の中では、杉村宏議員のみが、問題であるとしており、他議員の発言はありません。)

今までの経過
平成25年度、予算現額200万円、執行済み額187万円、不用額13万円(モル8号P3参照)
平成26年度、予算現額200万円、執行済み額193万円、不用額7万円(モル8号P3参照)
平成27年度、予算現額200万円、執行済み額199万円、不用額1万円(モル8号P3参照)
平成28年度、予算現額200万円、執行済み額199万円、不用額1万円(モル8号P3参照)
平成29年度、予算現額200万円、執行済み額179万円、不用額21万円(モル8号P3参照)
平成30年度、予算現額200万円、執行済み額93万円、不用額106万円(モル10号P6参照)
令和 元年度、予算現額150万円、執行済み額71万円、不用額78万円(モル12号P6参照)
(元年度の当初予算額は200万円のところ、3月補正で50万円減額で、予算現額は150万円)
令和 2年度、当初予算150万円


 前町長の支出を正当化するための、当初予算における前年踏襲もどきは、西垣英彦氏の岩美町行政の長としての限界を現わしています。
 岩美町行政は、このような些末なことでも、変わることができていません。
 どうして、予算案を100万円程度に半減しないのでしょうか。

 杉村ひろし後援会活動通信誌「モルゲンロート」の12号を発行いたします。

目次
 P1 HPで閲覧の多かった「補正案反対」
 P2.3 R2.6月一般質問
 P4.5 R2.9月一般質問
 P6 令和元年度決算審査における質疑・意見
 P7 岩美町議会議員の特権意識と音無し
 P8 読者の声、編集後記

PDFは、以下のとおりです。
杉村ひろし後援会活動報告 モルゲンロート第12号-1( .pdf / 1.6MB )

 なお、本HPのHOMEにも記載していますが、活動通信誌の町内配布は、岩美町内(原則)全所帯(約4100軒、介護施設などは除いております。)に、杉村宏本人が直接投函させていただいています。(一部協力者配布)
 これは、通信誌の発行目的が、杉村宏の政治活動の周知と、本誌を直接配布することで、本人と出会えた方との直接の会話を行える機会を持ちたいとするものです。いわば、配布は会話のための手段との位置付けです。

 投函しているのを見かけていただければ、気軽な声かけをお願いいたします。

(未定稿)
 岩井快速便について、最初にとどめるべき立場の者は、鳥取県であったと思います。
 しかし、県内バス交通に大きな影響力を持つ事業者の社長の意向を、県の担当課ではとどめれなかった。
 そして、課を越えて相談できなかったから県補助金要綱も改正できなかった。そのように邪推します。


顛末
 

(新規系統は、補助要綱に示されている、既存系統の「運行継続」とする対象には該当しないと県の担当課として明言して欲しかった。そうすれば、別の考え方(中核市を中心とした圏域辺境自治体との移動の在り方の目線)での論議に進めることができた。)

答申の案を示す?

2020年10月07日
 ありえない。

 答申していただく機関に対して、答申して欲しい内容を案として、諮問する側が示す。
しかも、諮問する側は決定機関である。

 第18回の議会活動の在り方検討特別委員会(令和2年9月25日)のなかで、同委員長は、議会議員の報酬について、特別職報酬審議会に諮問し、諮問する中で議会として考えている議員報酬の案を示したいとしました。
 案を示さないことは審議会に対して失礼であるとも発言しました。
 これに対し、杉村宏委員は、案を示すことは、公正・公平であるべき審議会に圧力を与えるものだとしましたが、同委員会の委員(実質議員全員)からの賛意はありませんでした。

 併せて、同委員長は審議会委員と議会議員との意見交換を提案しました。
 これに対しても、杉村宏委員は、公正・公平であるべき審議会に圧力を与えるものだとしましたが、これも、同委員会の委員からの賛意はありませんでした。

 第19回の議会活動の在り方検討特別委員会(令和2年10月7日)のなかで、
 杉村宏委員は、以下のとおり意見を申し述べました。(加筆しています。)
 委員長の考え方は、いつも、正反対で、決定機関は議会であることが理解されていない。あたかも、議会議員の報酬を決定することができるのは審議会であると言わんばかりだ。
 諮問の中に議会の多数が考える議員報酬の案を示すことは、審議会に対して失礼であり、権限を持つ機関からの圧力を与えることとなり、審議会の公正・公平が担保されなくなる。
 また、岩美町の意志を決定できる唯一の機関である岩美町議会において、その多数が考える案であるならば、自らの権限により粛々と決定し、必要があるなら、自ら説明責任を果たせばいいだけの話で、自らの案に対し審議会のお墨付きを得ようとすることは、自信の無さ、説明責任の回避と言われても致し方ない姿勢だ。

 報酬増額を本年9月に可決した智頭町議会では、全議員中で、報酬について増額と据置が拮抗したことから、審議会に意見を求め、審議会は5万円程の増額を答申し、答申どおり可決したものと報道されている。審議会に対して、議会側から案を示していることは、なされていないように読める。

 諮問するのに、答申して欲しい内容を示すことなど、ありえない。
 公正・公平であるべき答申機関に対して失礼だ。
 そして、案を示すことは決定機関側からの圧力だ。

 岩美町の議会活動の在り方検討特別委員会(全議員)からの賛意はありません。

 岩美町議会は、「三ない議会」の典型です。
  三ない議会:修正しない。提案しない。公開しない。

 そのうちの一つ。「修正しない」理由の一つが、事前審査が実質的に行われていて、それを、行政を質す立場の議会が、問題だと認識できていない現状にあるからです。
(議長から「適法でないことは修正したい。」旨の発言が、第19回の議会活動の在り方検討特別委員会(令和2年10月7日)でありました。)
 参照:下記の「協議等の場での議案の説明に対し質疑等を行うことの可否」


 岩美町では、定例会等の本会議開会前に、担当常任委員会等を開催し、本会議に提案を予定している案件に審査・報告を受け、それに対し質疑し答弁を受け、場合によっては、本会議提案内容を変更している。
 したがって、本会議中において、執行部からの提案を修正することは全くと言っていいほどない。
 だから、岩美町議会は本会議において「修正しない」議会となっている。
 これは、公開度の高い本会議から、公開度が低く、主権者にわかりにくい会期外に開催される委員会等での密室的協議に実質的な議論を移行させているものです。
 だから、事前協議は適法でないと言われています。

 鳥取県内の町村で、本会議前の常任委員会の開催は不明も含めて6町であり、開催していないのは9町村のようです。

 岩美町の首長(町長)は、定例会等の本会議前の常任委員会の冒頭、いつも、「定例会を控えて、関連する案件のていねいな説明を行い、ご審議をお願いしたい。」という趣旨のあいさつを行っています。
 執行側は、実質的な事前審査を口頭でお願いしているわけですし、そのあいさつがなくとも、定例会等の本会議前の常任委員会の協議・報告案件は本会議に提案されている議案に関するものが多くあります。

 事前審査と言われたくないならば、常任委員会等の開催時期を、本会議前ではなく、本会議後に行えばいい。何を案件としたいかは、わかりませんが。

 これは、カップラーメンの問題(3分間で解決する問題)です。
 さっさと、本会議中における常任委員会での審査等に移行し、主権者から事前審査と指摘されないようにすべきです。
 岩美町行政を質す最初の立場の方々は、岩美町議会議員の12名です。


地方議会事務提要(㈱ぎょうせい)のP1759-7の一部
〇協議等の場での議案の説明に対し質疑等を行うことの可否
 問題:協議等の場である全員協議会において、執行部から次の定例会に提出予定の議案の説明を受け、その説明に対し質疑、答弁を受けることは可能か。
 決定:執行部からの説明に対し質疑や討論を行うことは本会議や委員会における権限にまで立ち入ることとなり、協議等の場の目的を超えること、さらに次に掲げる行政実例(昭和25年5月12日)のとおり、事前審査に該当することとなるため行うことはできないと解する。

 行政実例(昭和25年5月12日)
 問:執行機関において次の議会に提案することとに決定している条例案、予算案を議会開会中(閉会中)に担任の常任委員会を招集(招集は委員長名でするが、執行機関の要請による。)して、その意見により原案を議会に提出する。あるいは当然に条例の改廃、認定、予算計上の必要のある事件について委員会にはかって原案を作成し、次の議会に提案するというようなことは、適法でないと解するがどうか。
 答:お見込みのとおり。

 19回目の、岩美町議会の「議会活動の在り方検討特別委員会」(令和2年10月7日)で、議員の活動日数等の調査をされることとなりました。

 内容は、本会議等の会議参加、研修等への参加、議員個人による一般質問等の調査に必要とした時間、行事出席や議員個人による広報の時間を、本人申告で1年間分を提出するようにとのことです。

 会議出席などの明らかなもののほか、つまり、議員個人の調査や広報の時間は、その議員個人しか知り得ず、本人申告しか手立てがありません。その確実性をある程度担保するためには、この本人申告の内容を公開することしかないと考えています。申告内容の説明責任は、その議員個人が適切に行えばいいだけの話です。

 同委員会委員長は、本人申告の公開に後ろ向きのようでした。他の委員からも賛意はありません。

(なお、会議出席しているからと言って、充分に議員の職責を果たしているかどうかはわかりません。杉村宏議員も、他の議員の、中身が薄いと受け止めるときの一般質問では、かなり眠気がしています。本会議の一般質問を傍聴された方からは、毎回、質問しない議員は何をやっているのか。質問者以外は出席していても次回以降に活かされていないと大きな疑問を抱いておられます。)

 しかし、このような集計をしても、「労多くして益少なし」。
 本会議や広報等の議員の活動の時間を示して、主権者の皆さんは、議員として活動していると思われますか。そんなことはありません。
 どのようなことをその議員が言動しているかです。
 会議等に参加している時間を示すことでは、議員活動を理解していただく説得力はあまりにも薄すぎる。何の説得力もありません。どうして、このような時間を示すようなことにこの特別委員会委員長は固執しているのでしょうか。意味がありません。何度もこの委員会で意見していますが、各委員からの賛意はありません。

 少し前に、地神祭が浦富の「三本松」であるそうだけど、どこいらへん?

 との問い合わせがあり、よく知らなかったことから、役場で浦富周辺の小字の図面をいただいて、その方にお渡ししておきました。
 浦富IC周辺では、宅地の造成や家屋の新築が目立っています。

 ここにもアップしておきますので、ご覧願います。
IMG_20201003_0001_NEW( .pdf / 544.9KB )

 2020.10.01(木)の日本海新聞の「菅政権に望む」として映画監督の大島新(おおしまあらた)さんが「嘘だけはつかないでほしい」とされています。
以下、気になったフレーズです。真意は、新聞をお読みください。
「政治に必要なのは、誠意とか、一本の道筋とか、人望とか人徳とか、そういう教科書的な考え方があるじゃないですか。」
「政治に必要なのはただ一つ”したたかさ”だけなのかと。」
「清濁併せ呑む」
「権力闘争なのだから勝った者が正しいのだ、」
「国のトップが嘘をつく、官僚がそれに屈し、嘘の上塗りをする。その結果は、社会全体のモラルや倫理観の崩壊につながる」
「とにかく嘘だけはつかないでほしい、それに尽きる。」

 今の政治って、嫌な世界になっている。
 特に、一人しかいない首長は、相反することも受け入れる場面もこなさなければ、それこそ首が回らない。(と思う。だから、したくない。)

 自由に発言したい。

 大変残念ながら、先月のうちに、個人的なお話などでのご意見等をいただけませんでした。
 
 申し訳ありません。