東アフリカの、アフリカの角と呼ばれる地域にあるソマリア。
ソマリア連邦共和国(ソマリアれんぽうきょうわこく)と、
国家のようにも呼ばれているけれど、
1990年代の内戦勃発で、長く無政府状態であった、いや、であるとか。
とても小さい記事でしたが、
「自衛隊派遣1年延長 ソマリア海賊対処など」(2022.11.2日経)では、
政府は1日の閣議で、
自衛隊が担うアフリカ東部ソマリア沖のアデン湾での海賊対処行動と中東地域での情報活動を1年延長すると決定した。
2023年11月19日までになる。
と、ありました。全文です。
つまり、海賊対策が継続して必要だと日本政府が判断しているアデン湾の状態であるということです。
長く無政府状態。
いつか、ソマリアの記事を読みました。
生活する食料はいつも窮乏している。
教育もない。
生活している人々に希望はない。
漁業をあまり行っていなかったが、やり始めて、少し食べることができていたところに、
(理由は忘れましたが、)できなくなった。
沖合には、先進諸国に向かう船舶が多数航行している。
生きるための選択肢のひとつ。
が、
海賊と呼ばれる行為。
そんな記事だったと記憶しています。
アデン湾は、
アラビア半島とアフリカ大陸に挟まれ、
北西は、バブ・エル・マンデブ海峡の向こうに紅海があり、
シナイ半島の付け根にある、
地中海に出れる有名かつ大変重要なスエズ運河へと繋がります。
国連としても、海賊行為を取り締まることは致し方ないところであり、
日本国が参画することも経済秩序維持のためにも意義あることだとは思います。
しかし、いつも思います。
そこに住んでいる人々に、生活の希望をよりもたらすことはできないのかと。
自衛隊の艦船による押さえつけ。
それ以上に、日本国のできることはないのだろうかと。
(やっているのかもしれませんが、承知していないので。)
ソマリアの通貨、ソマリア・シリング(SOS)は、世界でもっとも価値の低い通貨トップ5の一つともいわれています。
ソマリア沖は、インドネシア周辺海域に次いで海賊行為が多い海域だそうでして、
どこの海賊と呼ばれる人々だって、
好きで、最初から、海賊をしようとしているのではない。
やり始めて、うまみを味わった人間もいるのだろうけれど。
それは、生きていくための手段を造成できるまでの、口を賄う行為。
海賊と呼ばれ、重傷を負ったり、死んでしまった人々のことを報道で読んだことはありません。
ううう。
少し、苦しい。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」