ビールとウイスキー。
ワインとブランデー。
では、
日本酒なら、
「浄酎」というそうです。
はじめて、その単語を見ました。
おもしろい。
なんとなく、その位置するところがあるべきだなあと、
うっすら感じていたところに、
言われてみて、納得したところです。
いいことだと思うし、発展して欲しい。
「香り・うまみ損なわず蒸留」(2022.11,2日経)のなかで、
浄酎は純米酒を真空状態のなか、セ氏35~40度の低温で蒸留し、アルコール分を抽出してつくる。
100リットルの日本酒は40リットルまで減るが、日本酒の香りやうまみは損なわれない。
アルコール度数は41度。
日本酒は一般的に新しさが命で、徐々に劣化する。
浄酎にしてアルコール濃度を高めることで、長持ちし、常温での輸送が可能となる。
などとありました。
だいたいのところで、
(材料の特徴・品種やホップや樽などの香り付けの違いはあっても)
麦(麦芽)を主原料とし醸造してつくるビール。
ビールの作成工程の途中で蒸留してつくるウイスキー。
果実とはいっても、リンゴやサクランボよりも、その多くは葡萄を主原料として醸造されるワイン。
乱暴に言って、
(ブランデー向きの酸味の高い品種を用いるそうですが、)
それを蒸留すればブランデーとなる。
では、醸造酒である日本酒を蒸留すれば、なにになるのか。
焼酎や泡盛がありますが、
(両方好きですが、特に泡盛大好き。あの香りがいい。)
日本酒の、いい香りや、うまみは、それらにはなく、
飲み手(本日現在、常飲しておらず、また、味わうことと飲み込むかどうかは別。)
としては違った飲み物だと受け止めています。
日本酒は、やはり、初しぼりのように、香り立つものが食欲をそそる。
新酒を売りにするのもよくわかる。
また、温かい燗酒にすると、はらわたに沁みる。
いいなあ。
古酒もあるようですが、自分には、ちょっと。
それにしても、
高価な純米酒を蒸留するのであれば、
販売価格は、それなりの価格になるのでしょう。
「浄酎」
その風味を味わってみたいけれども、
そんなに急ぎません。
(負け惜しみです。)
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」