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合成燃料は揚水発電みたい(おもしー123)

「車の脱炭素、合成燃料にも注目を」(2022.11.9日経の私見卓見)では、

合成燃料の原料は水素とCO2で、既存のガソリンエンジンに使える

1リットルあたり700円程度

などとありました。


連想したのは、水力発電の揚水発電。

揚水発電は、需要の少ない時間帯に、

原子力など1日24時間の中で出力の変更が困難な他の発電所の余剰電力で、

下部貯水池(下池)から上部貯水池(上池ダム)へ水を汲み上げておき、

需要が増加する時に、上池ダムから下池へ水を導き落とすことで発電する水力発電方式です。

つまり、

揚水発電所、そのもの自体の効率は悪いけれども、

全体では、余剰の電力を使って、水を高所に押し上げておいて、

必要な時に、水の位置エネルギーを電力に変換している。


合成燃料も、

合成燃料製造にかかるコストは1リットル700円と効率は悪いけれども、

余剰の電力(夜間や太陽光発電などとなるのかなあ。)を使って、

ものである燃料を製造しておいて、

化石由来の燃料と混焼させたりできる。

しかも、既存のガソリンや灯油、軽油などの液体燃料として、そのまま利用できるとか。


たぶん、

普及のポイントは、

コスト面の実用化。

普通に考えて、

燃えカスであるCO2(エネルギーが低い)と製造する水素(コストをかける)により、

エネルギーの高い燃料を合成するのは、いくら技術革新が行われても、

錬金術ではないので、効率が悪いというかコストが必要となるとしか考えられない。

余剰や捨てられている電力をいかに(効率が良くなくても)もの(合成燃料)製造に活用できるか。

そこだろうなあと思います。


ふだん、移動する以外、あまり役に立たない二輪車に乗らせてもらっていますが。

やはり、エンジン始動によるCO2排出には、背徳感が否めません。

排出しても合成して再利用できるなら、

薪ストーブと同じく、カーボンニュートラル。


あまり、ご近所などの迷惑になってもいけませんが、

爆発音は人の心を刺激し、人によっては高揚させる。

パルス感もあって、V型エンジンは心地よい。

20世紀から普及している内燃機関を過去の遺物化させることは、

現時点で、あまりに惜しい。

と、

20世紀生まれのおじいさん年齢の者として、

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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