新聞紙の上から8段目の小さな記事。
「世界石油需要 来年は伸び鈍化 IEA見通し」(2022.11.16日経)では、
国際エネルギー機関(IEA)は15日に公表した11月の石油市場リポートで、
2023年の世界の石油需要は前年比1.6%増と、22年の2.2%増から鈍化するとの見通しを出した。
とされています。
鈍化する理由は、
世界の金融引き締め加速による景気減速で石油需要が伸び悩む
ともされていました。
そんななかで、
「首脳ら植林、脱炭素訴え」(2022.11.17日経)には、
20カ国・地域(G20)の首脳は16日、首脳会議(サミット)を開いたインドネシアのバリ島で、マングローブを植林した。
G20の脱炭素への取り組みをアピールした。
ともありました。
今回の、G20の議長国の方々の諸々のすり合わせの努力がうかがえることは確か。
しかし、
結局は、
言っていることとやっていることが正反対。
そういったことに、
怒りを隠しきれない行動が、
名の知れた芸術作品への、若者による液体の投げ付けなどの行為、
だと思っている。
なにが、脱炭素への取り組みアピール?
しらじらしい。
結局は、伸びの鈍化程度で、減少できていないではないか。
しかも、鈍化理由は金融引き締め?
何を拠り所としていて、何のための金融なのか?
何のためのG20なのか?
22世紀末、23世紀から見れば、
ただの、その場しのぎ。
人々が、とりあえず、数年間ほど、国の指導者としている人も、
その、とりあえずを弁えていて、その立場に立っているからこそ、
それぐらいの期間の判断になってしまう。
何十年先まで生きていくであろうと考えている若者とは感覚が違う。
「G20首脳宣言の要旨 ウクライナ侵攻、経済に悪影響」(2022.11.17日経)では、
今年はウクライナでの戦争が世界経済に、さらなる悪影響を及ぼすことを目の当たりにした。
と、されています。
目の前の経済に対する悪影響は、その経済が依って立つところの地球環境に対する好影響なのかと言いたくなる。
誰の力でも、
化石燃料消費増は、今のところ、止められていない。
人ではなく、
ウイルスが減少させた年もあり、
経済よりも人命優先であったのでしょうが、
人々は、今も、経済を理由に、消費増を補助金まで付けて煽っている。
ウイルスによる減少があった。
そのような消費減少が、毎年、毎年あるようなことでなければ、
目標とされている1.5度までの上昇に抑えるなどと言うことは、
私は、明日の自分に対して、恥ずかしくて、口にさえできない。
(自家用車両を日々使用している矛盾を包含しつつ。)
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」