「最悪の金融危機を警告」(2022.11.18日経)では、
世界最大級のヘッジファンドの一つであるエリオット・マネジメントは、
世界は「ハイパーインフレ」に向かっており、第2次世界大戦以降で最悪の金融危機に突入する可能性があると警告した。
投資家にとって資金を逃避させる場所がほとんど見当たらなくなっている。
ピークから底までに50%下落することは「正常」だと予測
危機を招いた責任の多くは中央銀行の政策当局者にある
「不誠実」行動をとってきたと強調
などとありました。
感覚的には、賛同します。
だって、
通貨が出回りすぎている感じを受けます。
例えば、
世界中にあるとされる通貨の総額は、どれくらいなのかよく知りませんが、
それを、大根1本や米1合の価値で換算すると、すさまじく高騰してると思っています。
要するに、おカネ余り。
リセッション(景気後退)程度で済むことなく、
かつて教科書でみたような、戦後のドイツの写真で、手押し車に紙幣を満載して、買い物に行かれている、そんなことを「ハイパーインフレ」というそうですが、そうなることを、警告されているのでしょう。
世界中の人々の日常生活が、その日の糧に苦労なされているところは特に、破壊されてしまう。
大きすぎる数の人の生命が奪われる。
だから、「最悪」と表現している。
そうなれば、私も、逃げ切れない。
たぶん、死を迎えるでしょう。
数年間を要するであろう回復までの期間を、耐えられない。
「近づく「最悪」、漂流する協調」(2022.10.19日経の中外時評)では、上級論説委員さんが、
各国の通貨当局はインフレで荒れた自分の庭先を整えるのに精いっぱいだ。
「要するに、最悪の事態はこれからだ」
「確信犯」の景気停滞が眼前にある。
景気より、目下は物価高騰の延焼阻止が優先だ。
半世紀ぶりの高インフレには、まず経済の冷却という手段をとるしかない。
国連貿易開発会議(UNCTAD)が「軽率なギャンブル」と先進国の利上げを酷評した。
などとされています。
委員は「最悪」と表現されている事態を具体的には示されていませんが、
ともかく、「最悪」なのでしょう。
21世紀と呼ばれている現在を、地球上で共に生きている生命達。
経済が「最悪」となって、生命体数の著しい減少が見込まれる種は、
やはり、ヒトなのだろうか。
それ以外の生命達にとって、「経済の最悪」は、なんのことなのか。
でも、まあ。
ファンドの方も、委員さんも、
あの時に言っていたのにと、論を示しておくだけということもありますし。
たしか、建築されて、あと3年程で100年になる自宅の玄関付近の床下に、
芋倉?芋を保存する穴があると年寄りから聞いたような?
使いますか?使います?
そんな悠長なことを言いているからダメなんだ。
だって、「最悪」なんですよ。
甘い私は過酷な食糧難を想像できない。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」