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異常震域(おもしー138)

考えてみれば、別に異常な揺れでもないような。


太平洋の東側、北米大陸の西側から南米大陸の沖合にかけての長い長い東太平洋海嶺から始まり、

地下から湧き上がってる若いプレートが、

西側の日本方向に移動するにつれて、

2億年近い、長い期間で

冷たくなり硬くなり密度が増して重くなり、日本海溝付近で地球内部に落ち込んでいく。

日本列島はその上にあり、

地震の震源がそのプレート内部であったとしても、

直の地上方向(震央)へは、堆積物などの比較的軟らかい岩盤が揺れを弱めてしまうものの、

硬いプレートが揺れをあまり弱めずにプレートを伝って揺れを伝えてしまう。

そんな感じなのでしょう。


「三重沖震源 福島など震度4 「異常震域」発生」(2022.11.15朝日)では、

三重の沖を震源とするも、福島や茨城で最大震度を観測したとありました。


三重と福島、相当離れていますが、

福島や茨城は、プレートの位置が比較的浅いところにあるということです。


40年ほど前の在京していたときに、

震度3程度をよく経験しました。

鳥取では、たぶん、経験していなかったので、

なんだか、よくあるなあと感じていました。

今回の地震でも、東京都、神奈川県などの広い範囲で震度3を観測したということなので、

当時も、震源地から離れた関東で異常震域の揺れがあったのかもしれません。


それにしても、プレートの旅は長い期間。

地球内部に落ち込むプレートも、あまり深くは潜れないようだったような。

深くにはもっと重いものがある。

沈むものがあれば、浮かび上がるものがある。

まるで、みそ汁のオラオラのよう。

どちらが、主な原因なのか。

熱く湧き上がる動きなのか。冷たく沈む動きなのか。

ただ、どちらも、それ自体、自然な動き。

善も悪もない。良くも悪くもない。

すべて、自然に受け止める。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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