ショックで、辛い記事でした。
「コメで子供の失明を予防」(2022.11.17産経のバイテク農業の今)のなかで、
アジアなどコメを主食とする地域ではビタミンA欠乏症(VAD)による幼児の失明
世界保健機関(WHO)によると、世界で年間に最大50万人の子供がVADが原因で失明、その半数が失明後1年以内に死亡している。
遺伝子組み替え米「ゴールデンライス」
黄金色をしたコメで、ビタミンAのもととなるβカロテンを合成する遺伝子が組み込まれ、食べると体内で必要なビタミンAに変換される。
1食分で子供の1日の必要量の30~50%が摂取できる。
などとありました。
コメを食べて生活しているヒトはとても多い。
人口増のアジアなど、中国やインドなどでも、たくさん食べられていると思う。
コメを食するとき、
やはり、精米の過程をふみ、玄米から米糠を除去し、白米として、調理する。
白米は、ヒトが美味しいと感じます。
玄米のままで食する人は、少数派。
ただ、
ビタミンやミネラルなどが豊富に含まれた胚芽(ハイガ)や糠層(ヌカソウ)を残していて、
「完全栄養食」といわれている玄米でも、
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンK、ビタミンB12、ビタミンCは含まれていない。
ヒトが感じる、美味しさや調理のめんどくささを除いて考えると、
玄米食に脂溶性ビタミンを含むものや果物などを加えて食せれば、栄養的にはいいのかな。
つまり、
記事に書かれていることは、
コメ以外の食物を適切な量を食べることができない環境にあるため、
コメに遺伝子操作をして、コメだけでも結果としてビタミンAを摂取できるようにしたい。
そういうことなのでしょう。
記事に書かれている、失明後の半数の死亡。
これは、失明しようが、そうはならなくても、子供を養育する余裕がそもそもない環境で、ほったらかしになってしまうこともあるから。
失明していなくても、子どもの死亡率は、決して低くないのでは。
そう思っています。
とても、無力感を感じます。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」