「日本鮮魚、中国から消える」(2023.8.3日本海)では、
中国で日本の水産物が消え、外国産に姿を変えた。
鮮魚は直後から放射性物質検査のため中国の税関で長期間、留め置かれるようになり
オーストラリア産のマグロを一本購入。包丁を入れてみたが、鉄分を感じさせる特有の味は薄く、色もいまひとつ。
税関の措置は嫌がらせ
などありました。
鮮魚を長期間留め置かれるなんて、たしかに、嫌がらせだなあ。
そんな措置を当たり前のように行う国。
ただ、
諸物の値が上がっている時で、
関係者の皆さんには申し訳ありませんが、
日本国内で鮮魚の価格が落ち着く方向になってくれるのであればありがたいこと。
それにしても、
マグロは鉄の味。
赤身はそうなのだろう。
西日本は白身魚、東日本は赤身魚を好む。
大まかに言えばそうだと思っている。
西日本は花崗岩が多く、砂鉄があり、山を崩してたたらが盛んだった。
当然、河川にも流れて、土壌にも含まれるから、作物における鉄の含有はそれなりにあり、鉄分をあえて魚にお求めなくても足りていた。
かえって、鉄を多く含む赤身は敬遠され、白身魚が好まれていた。
東日本の土壌に鉄分は多くない。
とことどころ、山は海の恋人として、鉄分が流れ込む湾でカキの養殖が進んでいるところもあるけれど、堆積由来の岩石が多い東日本には、鉄が少ない。
だから、マグロさんの鉄分も、西日本付近の回遊をしている時に、餌に含まれる鉄分を摂取しているのかな。
いや、そういうエサとなる生き物がいる海域を好んでいるのだろう。
岩石の違いは、砂浜の色を見ると、西日本は白砂、東日本は黒っぽい。
大まかにはそんなところ。
陸地が少ない南半球を泳いでいたオーストラリア産のマグロも、鉄分の流入が少ない海域に生きていたのだろう。
高速で泳ぐとされるマグロにとって、たぶん、鉄は、とても必要な酸素の体内運搬物質。日本近海のマグロのほうが、南半球のマグロより、より高速に泳ぎ回ることができる?
山陰地方に住まう僕は、とりたてて、マグロさんを食べたいとは思っていない。
鉄分が足りているかどうかは分からないけれど、
近年の(不)健康診断で、貧血や貧血気味との指摘は無い。
今年も、来月に受診します。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」