昨日は、暑くて何かをする気にもならなくて、
1日、少し旧そうな本に向かっていました。
第1刷が昭和63年、第2刷が平成3年の書籍でしたが、
上下2段で、文字が小さくて、読みにくい。
でも、
おもしろいのは、
活版印刷というのかなあ。
ひとつの文字を職人さんが選んで並べて組む、
金属(鉛)の文字、ひとつひとつを手で文選し、
植字と言うと思うけれど、(組版)する。
だから、
僅かながら、
(400頁を超える中で1カ所だったか)
文字抜けと思われる個所が有ったり、
文字が躍っていたり
(右や左に傾いていたり、)
きれいにならんでいないのは相当数ある。
印刷の仕上がりも、
インクが掠(かす)れていたり
逆に、多く付いていて、太くなっていたり。
(そういうのは、けして、悪い印象にはならないのですが。)
言いたいことは、
よくもまあ、これだけ多くの文字を、
感じとしては、ほぼ100%と言っていいぐらいの精度で、
(よくわからないということです。)
文選されたことよ。
元々小さいのに、
(1文字が2ミリぐらい)
もっと小さなフリガナまでついている。
職人さんに、大きな敬意を抱きます。
たいしたものだ。
小さな金属だろうけれど、素手で扱われていたのだろうか。
鉛の害は、どうだったのだろうか。
感謝しながら読ませていただきました。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」
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