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出自の違い(ダイヤモンド)(おもしー406)

輝きは、

その、見た目の魅力は、どうなのか。


「合成ダイヤ、天然に迫る輝き」(2023.8.20日経)では、

正真正銘のダイヤでありながら安い。

炭素原料から作るため材料費が安く、

市場価格も天然の半分から7割程度となる。

掘削による自然破壊がないため「クリーンな宝石」という営業戦略もとられている。

天然ダイヤは微量の窒素が取り込まれて凝集しているが、無色の合成ダイヤは炭素原子のみからなる。

などとありました。


新聞記載タイトルでは、「天然に迫る輝き」とされていますが、

合成ダイヤは、無色の場合、窒素や空孔がなく、きれいな結晶。

それに対して、天然ダイヤは、ほとんどが窒素を含み、空孔もあるという。

合成ダイヤが開発されたころは、その逆で、

不純物による濁り、たしか黄色みがかっていて、宝飾用途には使えない、

そんなことをどこかで読んだ記憶があります。

だから、切削道具の刃にも使われていた。

身近なところでは、草刈り機の回転する刃にも使われていたような。

そんな合成ダイヤのほうが、最近では、不純物が無いそうな。

それなら、

記事のタイトルには疑問が生じる。

「天然に迫る輝き」ではなく、

「天然を超える輝き」とすべきでは?


そんな表現にすれば、

天然物の相場が揺らぐ感も。

でもいいんじゃないですか。

天然だろうが人造だろうが、

結晶となる環境は同じようなものだし、

特別なモノではなく、炭素(C)なんだし。

人だって自然の一部なんだしね。

出自の違いで、より純粋なものの評価を、低くしようとしている。

そんな意図を感じる。


相場が揺らぐ懸念があるなら、その相場のほうの根拠が薄弱となっている。


ダイヤに限らず、

より純粋であったり、より高度であったり、よりよいことが、

それまでの、モノやコトを凌駕することはよくあること。

それに抵抗しようとすることは、既存の組織や体制を守ること(つまり、変わりたくない自己防衛。)そのまま。


だから、専門家の方にお伺いしたい。

純粋な合成ダイヤは、天然のダイヤよりも、

輝きは、どうなのか。

専門機関の特殊な装置を使えば、取り込まれている窒素の有無が判断でき、天然か合成かの判別は付くと記されているけれど、

その輝きは、どちらが勝るのか。

ダイヤモンドという名前は、征服できない、屈しないという意味に由来するそうです。

どちらが、その真実に近いのか。

身近にないため、誰かに聞くしかありませんなあ。

でも、ダイヤモンドの専門家(それで生きている方々)は、絶対に、言わないだろうなあ。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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