• 記事検索
RSS

14.2%の賃上げ(おもしー631)

鉄冷えと合理化の繰り返しだった日本製鉄が変わった。

2兆円を投じる米USスチールの買収計画だけではない。

2024年春季労使交渉では業界横並びの慣習を捨て、組合要求を上回る14.2%の賃上げ率をしめした。

「経営者の執念 成長力に」(2024.4.2日経の1面)の冒頭にありました。


読ませていただいて、昨日書いたことを思い出しました。

なにか、業界横並び≒下請け体質 のような。

業界横並びでは、将来を切り開く利益は生み出せない そんな印象です。

関連:生産性というけれど(おもしー630)


加えて、

同社を率いられている橋本英二会長は

「投資と賃上げは経営者の責任。それができない経営者は自ら引くべきだ」と言い着る。

ということだそうです。


経済界だろうが、政界だろうが、

いかに、しがみつかれていることか。

どこに、自ら引く潔さがあるのだろう。

潔く引けば別の場面で役割を果たすこともあるのではないか。

目の前のことしか見えないので、しがみつくことしかできない。

それであればあるほど、全体の重しになる。

どうにかして振りほどきたいけれど、

無理矢理に放すと恨みを買う、自然に観念していただくしかないんだけれど。


来年の労使交渉でも、

業界どころか、日本をリードする賃上げで、後進(後退?)となっている現状から、先進国に追いつき追い越せ。

そんな期待をさせていただきます。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。」


コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):