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拍手と敬礼(おもしー666)

駅前にあるアルバイト先。

次のお客様まで暫しの間あり。

少し入ったビルの日陰で、習い事3年目となる空手の型の練習。

動作の中で向きを変えると何やら人たちが立ち止まっている。一連の動きを終えてそちらを向いて基本姿勢。まだ居られたので、軽く頭を下げると、お二人のご婦人からの思いがけない拍手。

1時間後、なかなか覚えきれない動作を繰り返した。3人の小学生が立ち止まってくれている。こちらはかまわず進めて、動きを終え、そちらに向きを変える。まだ居てくれたので、つい、右手を上げて軽く敬礼すると、彼らも敬礼し手を振ってくれた。

人通りがそれなりにあるけれども、横を向かないとわからない場所。

もう若くなく恥も外聞もそう気にしなくなっている。

丁寧に教えていただける先生の言葉通りに動けないので消化不良ぎみ。隙間時間で少し埋めようとする。不肖の弟子で、先生申し訳ありません。

寒さを凌ぐ重ね着から解放されて、身軽になると、動きたくなる。そんな春の日のひと時でした。

(419文字)


(新聞投稿したもので、没になったようです。)

そんなことを1カ月前におもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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