持っていても使えないのなら持っていないも同然。
同然 とういうけれど 同じではない。
時がその状況を変化させることもある。
いや、必ず変化させる。
「ロシア「凍結資産」を活用せよ」(2024.5.1日経の大機小機)では、
米国が難産の末にウクライナ支援予算を成立させた。 (9.5兆円)
とりあえず年内の戦費調達には見通しがついた。
ロシアが預けていた外貨準備約3000億ドルが金融制裁によって凍結されている。
日銀にも580億ドル、 9兆円程度が預託されている
中央銀行資産そのものの没収には踏み切っていない 国際法上はクリアできても
あいにく対ロ経済制裁に参加している国は、世界約200カ国中40カ国程度にとどまる。制裁に参加していない中国やインドは、ロシア産の安い石油を喜んで買っている。
などとありました。
法的に手が出せるけれど、後のしっぺ返しが恐ろしい。
そういうことなのでしょう。
滅び去る国であると踏み込んだ判断ができるなら、追い込むような資産没収もあり得るけれど、
ロシアが近い将来滅び去るとはどなたも想像していない。
それどころか、
資源保有を背景として、更なる資源確保により勢力の強化を図るのだろうか。
「5兆円規模介入か」(2024.5.1日経の1面)には、
市場では円が急変動した29日に5兆円規模の円買い介入があったとの観測が
などとありました。
数兆円の使い道として、
5年程度の短期・中期的に、国益に資する使い道とはどのようなことがあるのだろう。
そこに、国民の期待を載せることはできるだろうか。
少なくとも、
円買いの市場介入は、無駄だろう。
なにか、今日になったあたりにも介入したようだけれども。
流れを混乱させ、その機に乗じて利益を得ようとする人々(輩と表現する組織もあるけれど)を輩出させ続ける。
それだって、流れを自然化させることの一つなのにね。
2年ほど前だったか、
前回の介入も数兆円だったけれど、
その後始末。損益はどうなったのか、皆目わからない。
どれだけ、介入によって、国益を増加させたのか減じさせてしまったのか。
凍結資産の活用というけれど、
それだって、
目先に使えればいいようなものながら、
中長期の心配事がそこに踏み込むことに躊躇させる。
活用せよというならば、もっと深堀して欲しい。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。」