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足を速める(おもしー398)

足を速めることによって、こころの動揺が掻き立てられることにもなる。

人間の行動と心理とは、たがいに密着し、たがいに、たがいの変化を呼びもとめているものなのだ。

池波正太郎さんの小説にありました。

「おとこの秘図(一)襲撃」


日常生活やバイト先などでは、

努めて、走らないし、なるべく速足もしないようにしています。

そんなことをすると、たいてい、いいことにならない。

勿論、僕の場合です。他の方は知らず。


特に、大事なことのように感ずる時こそ、

心を、変に、躍らせてはならないと思っています。


ヒトの体の筋肉の6~7割は、足腰にある。

だから、

手を使うこと以上に

足を使うことは、心の動きに与える影響は大きいのでは。

だから、

何か出来した時に、走りたくない。

ただし、身の危険を感じたときは除く。


ある時、脚立に立っていて、

(たぶん20年ほど前だったか、)

ガラスの花瓶をスッと落下させてしまった。

落下先に右足がある。

とっさに、右足を前だったか、上だったか、ともかく、よかしたことがある。

ガラス花瓶は、粉々となっていた。

よかしていなければ、相当な深手を負っていたのかもしれません。

花瓶が落下する様を、スローモーションのような光景を、よく憶えています。

これは、いわゆる、咄嗟の動き。

大きくて鋭利な破片も後始末しましたが、本当に、ほっとしたものでした。


暑さもなかなか納まりません今日この頃。

こんな時も、なるべく、走らない。速足もしない。

汗は充分にかく機会があるので、

体を動かしてかきたければその時に。

関連:グロッキー(おもしー391)

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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