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㈱東浜への赤字補てん。1050万円(全協)

 令和元年7月5日午後1時から2時47分まで、全員協議会が開催されました。
 傍聴者は、1名でした。
以下は、概要と杉村宏議員の主な発言内容です。

〇協議事項 東浜レストラン「アルマーレ」について
 協議の内容は、「東浜レストラン「アルマーレ」について」ではなく、「㈱東浜に対する1050万円の赤字補てんについて」でした。

 杉村宏議員が聞かせてもらった、各議員の意見で、主要な部分と思われるのは以下のとおりです。
 柳正敏議員 町が支出することは、町長の英断だ
 田中克美議員 食い物にされてきた
 川口耕司議員 執行部提案でよい
 寺垣智章議員 執行部提案でよい
 森田洋子議員 今までの責任は町にある
 足立義明議長 この補助金を出せば、現在、紙くずの株券がよみがえることとなる。今日までの責任はとれないのに、今後のことを責任とれると言えるのか。   

 杉村宏議員の発言 なし
 (岩美町議会のルールとして、担当常任委員会で議題となったことについては、その後の全員協議会で発言できないため)
 
 起立しての賛否が議長から問われ、起立10名で岩美町議会として、㈱東浜に対する1050万円相当を経営支援補助金として支出することを承諾したこととなりました。
 起立者 10名(杉村宏議員以外の議員。議長は除きます。)
 起立しなかった者 杉村
 (敬称等略) 

  なお、7月1日に開催された総務教育常任委員会の内容を、同日付の本HP(ブログ=「モルゲンロート」)に記載しており、杉村宏議員の主張や解決策を述べていますので、参照願います。

また、このたびの㈱東浜救済は、責任を明らかにしないまま、無責任な対応と映ります。
 経営再建を進めているジャパンディスプレイ(JDI)が、中国と台湾の企業の傘下に入るという話があります。
 中台側に、JDIが持つ優れた技術を取り込みたい意向がある。
 日本政府は、赤字企業にこれ以上税金をつぎ込めば国民から非難される。
 かといって、見捨てて倒産させても政府の責任問題になる。
 JDIの経営陣にも、最後は国が助けてくれるだろうとの甘えがある。
といった新聞記事がありました。

 読み替えて、
 再建を進めようとしている㈱東浜が、新たな投資者を代表取締役として迎えようとしている。
 新たな投資者は、町施設の「アルマーレ」の資産を活用したい意向を感じる。
 岩美町行政は、赤字企業にこれ以上税金をつぎ込めば町民から非難される。
 かといって、見捨てて倒産させても町行政の責任問題になる。
 ㈱東浜の経営陣にも、最後は町が助けてくれるだろうとの甘えがある。

 岩美町民の皆様。この読み替えは、不自然ですか。

 ㈱東浜の取締役や株主の皆さん、及び、設立を呼びかけ、ずっと経過にかかわってきて、公式に指定し町の施設を管理をさせる立場で、その決算や見込みを承認してきた岩美町行政に、何の責任もないのでしょうか。

 すべて、岩美町民の皆様が負担した税金1050万円で尻拭いしなければならないのでしょうか。
 そうゆう風にしか受け止められない、全員協議会での、町行政の提案であり、町議会の承諾です。


〇岩美病院の収支見込み
 杉村宏議員
  前回の全員協議会で、岩美病院の累積赤字が10億円を超え、目が回る。早急に今後の収支見込み等を説明すべきであると発言した。明確な答弁がなかったが、どうされるのか。
 平井和徳病院管理者
  議長と相談したい。
 杉村宏議員
  速やかな説明を求める。


〇議会運営委員会の開催を求める
 杉村宏議員
  6月議会の一般質問を岩美高校の3年生と1年生に傍聴いただいた。
  (詳細は、6月27日付の本HP(ブログ=「モルゲンロート」)
  大変貴重な感想を頂き、感激している。
  この度は、授業の一環としての傍聴であったが、感想の中に「また、議会傍聴に参加してみたい」とか「選挙権を持ったら、責任を持って投票したい」とあった。
 町内の高校生の方も含めて、町民の皆様が、傍聴者と同じ情報を共有することは、議会改革でも何でもなく、速やかに行うことであるとして、議会の運営を審議する議会運営委員会で、一般質問の、生中継やユーチューブ放送、日曜開催などを提案してきたが、毎回先送りされている。次回の9月議会でそれらを実施するための協議を、定例会1週間前に開催される議会運営委員会ではなく、早急に開催すべきだ。
 先日の委員会でも申しあげたが、各議員のご意見を伺いたい。

 足立義明議長
  本全員協議会後に、議会運営委員会の正副委員長と協議します。


〇議会活動の在り方検討特別委員会の早期開催を求める
 杉村宏議員
  議会を改革する論議はこの5年間以上も空白である。速やかに6月議会で特別委員会の調査する内容が変更された「議会活動の在り方検討特別委員会」を開催すべきだ。
 先日の委員会でも申しあげたが、各議員のご意見を伺いたい。
 
 田中克美議員 もう一つの特別委員会も開催すべきだ
 (もう一つの特別委員会とは、「町職員の不祥事に関する調査特別委員会」のことしかないと受け止めますが(そのほかに該当する特別委員会がありませんので)、前回6月5日の議会運営委員会で、介護事務の不適切処理に対する町行政の懲戒等の結論が出てから開催することが合意なされているにもかかわらず、その議会運営委員会の委員長である田中克美議員が、上記のように発言されたことは、自らが主宰する議会運営委員会の合意を否定することであります。議会改革に対する姿勢のように、されることと言われることが矛盾しています。(このことは、発言しておりませんので、括弧書きとしております。))

 足立義明議長
  本全員協議会後に、議会活動の在り方検討特別委員会の正副委員長と協議します。


〇監査法人トーマツの関わり
 杉村宏議員
  9カ月前に議長預かりとなったが、議長には申し訳ありませんが、進展していない。
  財産のうち、㈱いわみ道の駅出資金(買参権に係るもの)は、出資等による権利に計上できない。出資の履行がなされていないことから、債権としか認められないと主張してきているが、
 平井和徳病院管理者は「監査法人トーマツから、正式に、口頭であるが、問題ないと聞いている」とされており、監査法人トーマツのつづき氏は「法人として関与していない」と明確に述べられている。どちらが本当のことなのか。

 足立義明議長
  議員の皆様には、何のことかご理解いただける方ばかりではないと思いますので、今後、議長を交えて、場所を変えて話してください。


〇町民の意見
 杉村宏議員
  平成30年3月の議会だより号外の発行・配布に対し、先日、町民の方から、町議会に対し、意見を出したが、議会の中でどのような論議がなされたのかと聞かれた。意見が出されたというようなことは聞いていない。何の議論もしていませんとお答えした。
  町民の中で、号外発行に対し、議会不信の声が高い。町議会として、号外を発行しただけでは、町民の理解にならない。PDCAサイクルをまわして、今後に生かさなければならない。
  議会として対応すべきであると考えるが、各議員の意見を伺いたい。

 足立義明議長
  前議長が、意見は、匿名であり返事のしようもないことから、頂いただけとしている。現議長としても、住所氏名が記載されていない意見等は、そうするしかないと考えており、前議長の判断は妥当だと考えている。

 杉村宏議員
  町民の方が、町議会に意見を申し述べることは相当なことだ。町議会の敷居は高い。それを、住所氏名がなければ、何の対応もしないというのは、とても問題だ。
  サイレントマジョリティー、声が小さくとも、多数者を大切にしたい。ラウドマイノリティ、声の大きい少数派や利害関係者・既得権益者の意見に引きずられたくない。
 匿名者の意見も、明らかにすべきだ。

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