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岩美町観光協会事務局長の更迭と新任

 2020年4月12日(日)に次のような町民の声を頂きました。
 それに対する、5月28日現在での情報等は、以下のとおりです。

「岩美町〇〇〇〇の〇〇〇〇が辞めさせられて、〇〇〇が押し込んで、自分の〇〇〇さんをいきなり〇〇〇〇にしている。知っているか。〇〇〇のやりたい放題だ。公私混同も甚だしい。辞めさせられた〇〇は、花火大会などでも苦労しながらやり遂げてきた。不愛想なところはあるが、まじめに取り組んできた。実績はあるし、能力を買っていたのに。」

 岩美町観光協会には町から毎年500万円の補助を行っていますが、事務局長変更に関して、今のところ、議会への経過報告などはありません。町民の税を原資としている町の予算で補助していることから、不透明な人事に対しては町行政や町議会も意見を述べることができる立場にあると思っています。補助組織の私物化と捉えられているご意見のとおりの現実であるならば、場合によっては、補助金支出に関しても考え直すこともできると思います。
 さらに、あらぬ疑いをかけられることを回避するべき立場の者が、その反対の行動を行っていることとなります。

 岩美町議会の全員協議会が5月28日に開催され、終了後の20分間程度(15時41分から16時5分)、そのまま議場において、このことに関して議長から提起があり、いくらかの議員が意見を述べました。
 なお、議長によると、この内容は岩美町役場庁舎内には放送されており、職員は承知されているとのことでした。(総務課長さんは見ていないとのことでした。)
 議長からの提起内容:今後は、町民から疑念を持たれるようなことは行わないとする申合せを行いたい。
 杉村宏議員の意見:町民から疑念を持たれるようなことを行わないのは、公人として、議員として当たり前のことで、今後も当然そうだし、今迄からも勿論そうだった。突然の提起に対して、いまここで話を終わらせるのではなく、再度協議したい。
(このたび、このような申合せを行えば、岩美町議会で議員が町民から疑念を持たれることがあったことを証明することとなる。岩美町議会全体の品位の問題だ。申合せを行うことは反対だ。(このカッコ内は翌日の臨時議会終了後に、議長室で議長に申しあげました。))
 他議員の意見
  ・前局長が辞められた経緯がわからないと、判断できない。
  ・観光協会の人事に介入できない。
  ・何度協議をやってもおんなじだ。
  ・今後のことにしないと、辞めてもらうしかない。それはできない。
  ・辞めることはないとしても、適切ではないと思う。
 この集まりの中では、議長として、これでおしまいではなく、協議の場を持ちたいとのことで終了とされました。

 このことについて、杉村宏議員の意見は、根本的には、議員としての資質・矜持の問題であると捉えています。


背景やこれまでの経緯等
 前局長は実績により局員からの昇任、前々局長は岩美町出身で県の観光協会から来ていただいた。その前は公募し複数名の応募の中から観光協会長や役場担当課長等の面接の結果で選考されていたと記憶しています。それなりに納得できる選考過程を現観光協会長は承知されていると思っています。
 町民の声は、何らかの事実誤認であることを願いますが、問題は、「声」のように見ている主権者がおられ、町行政や町議会への不信感を増幅されているということです。
 前局長の辞任に至った理由はどのようなもので、新任の方の選考過程はどうだったのかを質す必要があります。

 4月13日、観光協会長によると、昨年6月に会長に再任して以来、前局長は、1年以上給与等も含め起案を会長に伺わなかった。局員等の給与・賞与も勝手に支払っていた。理事会等の招集について、各理事も仕事都合があるので、通常なら1か月以上前に通知してもらわなければならないところを1週間前に通知しており、各理事とも都合を合わせるのに困っていた。昨年末に、改善できなければ辞めてもらうしかないと、理事会でも同意されていたが、本人からの改善の動きはなく辞めてもらうこととした。続けてもらうことは本人のためにもならないと感じていた。
 後任は、理事会で、会長一任とされた。現局長は、岩美町内で、発信能力が他にないほど優れている。ハッシュタグ岩美とすればおのずと表示されるほどだ。観光業者ではないのにもかかわらず、発信されている。その発信の実績は観光協会にとても必要な能力であり、自分(観光協会長)から局長就任を打診したもので、当人の配偶者からの働きかけはない。

 これに対して杉村宏議員の意見は、町からの補助がないならば、会長や理事会の自由なご判断で何事も進められればいい。しかし、多額の町費が入っていることもあり、主権者のご理解がいただける公正な進め方を行わなければならない。
 人事について、前局長の事務の進め方に問題があり辞任してもらうしかないとのことだが、1年以上も起案に眼を通さなかったこと自体が問題だ。事務局のある観光会館に行けばすぐにできることだし、持ってきてと言われればよかったことだと思われる。内実はどうだったのだろうか。
 また、現局長の発信能力が高いから就任頂いたとのことだが、発信能力だけで事務局長の職を全うできるのだろうか。
 事務能力や局員の差配、各般との調整能力が局長には求められる。それらに前局長は相当配慮されていたと思っている。
 そして、数年前、地域おこし協力隊の立場で観光事務に協力していただいた方も、相当な発信能力があり、岩美町がアニメの聖地となることに尽力いただいた。
 この度の局長に、会長が認める発信力があるとしてもが、なぜ、最初から事務局長でなければならなっかたのか。前局長のように局員として実績を積むことが先に求められることではないのだろうか。
 そもそも、会長の一本釣りのように聞こえるが、公正な公募の手続きを行って、応募の有無を確認したうえで、ないならないうえで、あるなら公正な選考をして進めなければ、町が補助している団体として適切ではない。これでは自由な個人企業そのものの進め方で、納税者置いてけぼりと言われても致し方ない。

 4月13日、観光協会を担当する役場の商工観光課長に経緯を確認したところ、現局長は、この課長が名前を出して推薦したということでした。町が補助している組織に対して公正な選考を助言する立場の者が、岩美町民全員を掌握されているかのごとくとなります。私的な知り合いを公的な立場にしようとしたと言われても仕方ないように聞こえます。

 4月14日、議長によると、〇〇〇は自分の配偶者が観光協会事務局長になることを知らなかったと言われていたそうです。
 それではいつの時点で、承知なされたのか。また、知っていても知らなかったとしても、主体的に動いた動いていないとしても、新局長就任にあたって、主権者が理解できる範囲にないと考えます。
 議長としては、他の議員にも聞き取りを行っており、岩美町議会の問題であると捉えておられるようです。

 また、議長によると、現局長は、過去に一緒に仕事をした人を局員にしており、その分、以前の方に辞めてもらっているそうです。
 併せて、議長は、前回の関西いわみクラブの総会において、同課長が〇〇〇の奥さん(現局長)ということで、参加者に紹介されたそうです。

 5月2日、前局長に、いくつか確認させていただいたところ。会長からの評価に対して意見を述べる立場に、局長であった当時も、現在もないとのことでした。ただ、局員に対する給与等の支払いは例年同じ額で定例的なものであったため、そのまま行ったこと。また、新局長選任において会長への一任は、理事会には全て参加していたが、記憶にないということ。そして、協会の資金等に関してやましいところはない。とのことでした。
 なお、本年4月より、前局長は、役場環境水道課で会計年度任用職員(会計年度末までの任用で、つまり、来年3月までで、昨年度までのいわゆる臨時職員。町長が任用)の立場で、合併処理浄化槽組合の事務をされているそうです。

 これらのことに関係ないことを願いますが、報道機関に対して情報提供が今月にあり、その概要は
「イベント関連の資金を私的に取り込んだ者が、町の職員に採用されている。町内では誰でも知っていることだ。」
 とのことのようですが、何のことなのかさっぱりわかりません。
 そのようなことがあるのであれば、そのことを承知されている方々は限られていると思いますが、どのような意図で、その情報を報道機関に電話なされたのか。事象が特定できるならば知っておられる限られた方々を調べることは可能だと思います。丁寧な情報提供ではなく、なにか、言いっぱなし。速やかな退場のような、電話連絡ということでした。
 
 5月19日、岩美町議会を代表する議長としては、議会全体で話し合う機会を持つということでした。

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