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水道事業予算に反対しました

 水道事業会計予算に対し、反対討論を致しました。
 本HPに掲載したのは、平成31年3月26日です。


 私は、平成31年度水道事業会計の当初予算案に対し、反対の立場で討論させていただきます。
 反対の論点は、膨大な未処分利益剰余金の処分が示されていない点であります。

 国は、収益が見込めない小規模な水道である簡易水道を、全国の3分の2が黒字を出しているとされていた、規模の大きな上水道に統合させることで、簡易水道に対する一般会計の負担軽減を図っています。

 当町は、早くから、簡易水道を一般会計の税金負担ではなく、上水道と会計を同じくして管理し、水道料金で両者を賄ってきたことから、水道使用料の負担のレベルは、高止まりしてきています。

 そうした中で、会計基準の変更が実施され、平成25年度の貸借対照表では当年度未処理欠損金が8140万円であったところが、翌年の貸借対照表では1億3554万円の当年度未処分利益剰余金となっており、本年度末の予定貸借対照表でも当年度未処分利益剰余金は1億6269万円と増加しています。
 公営企業は、黒字を大きく出すためでも、内部留保資金を増大させるためにあるのでもありません。
 大きな額の未処分利益があるのであれば、国が何を言い出すのかも、はなはだ懸念するものであります。
 したがいまして、早急に、未処分利益剰余金に対する考え方をまとめるべきとの観点から、本予算案に、反対させていただきます。

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