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高校生13名の感想 一般質問を傍聴して

 鳥取県立岩美高等学校の生徒が、令和元年6月12日に行われた、岩美町議会の一般質問を授業の一環として傍聴され、その感想を13名からいただけました。
(この感想は、次回8月1日発行の岩美町議会の議会だよりに掲載しようとするため、議会だより委員会が議会事務局を通じて依頼していたところ、いただけて、令和元年6月25日に各議員に文書で示されたところです。議会だよりでは紙面が限られているため、いくつかの掲載になるのかもしれませんが、このような貴重な感想は、是非とも、町議会のHPに全部掲載できればと考えています。)

傍聴の状況
 午前10時ごろから1時間ほど 3年生14名(感想をいただけたのは4名)
 その時間帯の質問者は森田洋子議員の後半と橋本恒議員の最初あたり
 午後1時40分あたりから3時過ぎまで 1年生23名(感想をいただけたのは9名)
 その時間帯の質問者は田中克美議員のおしまいあたりと杉村宏議員の全部

以下に、高校生の方からいただいたままの感想を掲載させていただきます。
なお、岩美高校や高校生の方々からの、ご本人の氏名も含めた本HP掲載のご了解は教頭先生を通じて、令和元年6月27日に頂いています。


岩美町議会を傍聴して(3年選択授業 時事問題)4名の方

 岩美町議会を傍聴して、環境にやさしいまちづくりについて、可燃ごみの削減や、さまざまな目標がある中で、それを達成するためにどのような取り組みをしたらよいのかなどを知ることができた。また、今のごみの現状と課題についても岩美町がどのような状態なのかが分かった。鳥取市は、マイナンバーカードがあればコンビニエンスストアで住民票を取ることができるが、岩美町ではまだそのようなシステムがないということも分かった。議会を傍聴して知らないことがたくさんあったが、今度どのような対策をとるべきなのかを知ることができてよかった。 3年2組  川口 敬士

 今回初めて岩美町議会を傍聴して、自分が知らなかったことをたくさん知ることができ、貴重な機会になりました。短い時間でしたが、環境にやさしい街づくりについてごみの分別を徹底していることがわかりました。いくつかの自治体では、ごみ分別のスマホアプリを配信し、ごみ出しについてわかりやすくしているということについて、若者に浸透しやすく、外国人や県外からの移住者が増える中で、今後大切になってくるのではないかと思いました。また、高齢者のごみ出しについては、いろいろと考えさせられることが多かったです。今回は、議会を傍聴させていただきまして、ありがとうございました。 3年3組 松尾 綾乃

 岩美町議会を傍聴して、私は岩美町役場でこのようなことが行われていることを、初めて知りました。議会を傍聴させていただいて感じたことは、議会で町議会の議員と町長の答弁に緊張感があり、その中で岩美町を住みよい街にしていこうという熱意が感じられたことでした。質問の内容などは、少し難しいものでしたが、岩美町の地域課題を考えるよい機会となりました。傍聴させていただきまして、ありがとうございました。 3年2組  山田 武蔵

 私が今回参加させていただいた議会傍聴は、初めての経験でした。会場は、そこにいる人たちが見やすく、聞きやすく工夫されているのだと思いました。
 議会は、国会中継などで少ししか見たことがなかったのですが、もともと質問が用意されていて、それぞれ答えていくやり方であることを初めて知りました。
 防災対策については、様々な対策をするために、女性の視点を生かすことや自主防災への参加呼びかけなど、具体的な案がでていて、答弁を聞きながら納得するところが多くありました。いろいろな社会問題に関する意見を聞くことができ、とてもよい経験になりました。ありがとうございました。 3年3組  真田 由佳


岩美町議会を傍聴して(1年1組)9名の方

 初めてこのような経験をして国会に似ているところがあり、興味を持ちました。討論の中で自分の意見を言ったり、相手の意見に反対したりする機会を経験して、とてもよかったと思います。僕も自分の意見をしっかりと言えるようになりたいと思います。一般質問の時間が30分ということを初めて知り、少し時間が短いと感じましたが、その時間で終わらせるのはすごいと感じました。少ない時間でしたが、貴重な経験をさせてもらい、ありがとうございました。また議会傍聴に参加してみたいと思いました。 (谷岡 凌)

質問事項に対しての反論などのスピードが早くてすごいと感じましたし、質問に対しての答えも詳しくてわかりやすかったです。特にプラスチックごみの件についてはこれからの課題や反省点などとても勉強になりました。議会を目の前で見ることができ、とても貴重な経験をすることができました。選挙権を持ったら、責任を持って投票したいと思いました。 (西垣 美優)

 岩美町議会を傍聴して、議会資料からいろいろな質問を見て、たくさんの問題があることがわかりました。すごく難しい話だったけど、授業で習ったことなどもあったのでとても勉強になり、また初めて傍聴してみてとても新鮮でした。数年後には自分にも選挙権が与えられるので、積極的に参加してみたいと思いました。 (山本 遥加)

 今回傍聴した議題は「プラスチックごみ対策」「マイナス資産処分」「女性の地位向上」「町政の見える化」でしたが、その議題に対して町長そして議員が意見を言っておられて、良い地域にするためにできることを考えておられてすごいなと思いました。町民のことを考えた意見や岩美町を大切にしている意見が多くて良い町作りを目指しておられると感じました。自分の意見を持つことができるようにしたいです。 (竹田 愛)

今回初めて岩美町議会を傍聴しました。プラスチックごみ対策、女性の地位向上などいろんな議題があると気づかされました。意見の応酬では自分が思っている以上に意見交換がなされていてすごいなと思いました。18歳になったら私も選挙に行くので、もっと町の問題について考えたいと思います。また議会の傍聴をしてみたいです。 (西岡 妃菜)

岩美町議会を傍聴して、女性の地位向上の議題があって、議員さんの多数が男性で、物事を決める中心にいる女性の数が少なく、目の前の議員さんを見て、わかりやすい例があって理解できました。傍聴するのは初めてだったのですごく興味を持ちました。18歳になったら少しでも政治に関わりを持ちたいと思いました。 (淺井 紫織)

 私は岩美出身なのですが、議会があることを知りませんでした。傍聴して岩美町の自然や子供たちのためにこんなに話し合ってくれているんだと思い、とても感動しました。プラスチックなどのごみが散乱することでアオウミガメなどが飲んでしまい、死んでしまうかもしれないと思ったので、これから自分自身ができる取り組みを考え、実行していきたいと思います。 (薗田 朋香)

 岩美町議会を始めて傍聴して、自分の意見を出し合って真剣に岩美町のことについて考えておられ、すごいと感じました。3年後には選挙権を持つので、選挙に行ってみたいと思いました。話を聞いて難しい部分もあったけど、また傍聴してみたいです。 (大山 藍)

 今、実際に問題になっていることや自分も聞いたことがある問題について話し合っていて、傍聴していて面白かったです。その問題の中には授業で習ったプラスチックのことについて議論していて問題をなくすことに最善を尽くしているということもわかったので良かったです。ほかにも部落差別や女性差別についても議論していて、今はほとんどの場所がそんな差別は存在していないなどと発言されていたりして確かにそうかもしれないと思ったし、それならなぜ今も差別があるのかななど不思議に思うこともあったので、今後調べてみるのも面白いかなと思いました。 (寺坂 光世)



 杉村宏議員としては、大変にありがたい感想ばかりだと、少し、痺れています。
 「選挙権を持ったら、責任をもって投票したいと思いました。」こういったことを言っていただけるのは議員冥利に尽きます。どなたに投票されるとしても、民主主義として、とてもうれしいことです。
 よく選挙での投票率が若年の方で向上しなくて、シルバー民主主義と揶揄されていますが、議会の実態をありのままに知ってもらう努力を、議会が怠っていたからだと思っています。投票率向上のため、投票のやり方を再現してみても大した意味はありません。なぜ、その人に票を入れようとするのか。候補者の方々は、日ごろどのような議員活動や議決での判断を行っていて、今後どうしようとしているのか。それらがわからなければ、投票しようがありません。
 一般質問は、その国、その地域のために、何が正解かは誰もわからない中で、正解、又はそれに近いと思われる方向に、国や自治体を進ませようとするため、政治家である、議員と首長がお互いの主張を、主権者の前で論ずるものだと思っています。どちらの方がより良いであろうと判断するのは、主権者の主権者たる責務です。現在の岩美町議会では、その判断できる機会を主権者に適切に提供しているとは全く思っていません。だからこそ「議会があることを知りませんでした。」というような感想も出てくると感じました。高校生のご本人が直接見なくても、保護者の方や地域の方々が話題にしていれば、自然と耳に入ってくるものです。
 このブログ「モルゲンロート」でも、繰り返し述べていますが、一般質問の生中継を岩美町議会は何故行わないのでしょうか。5年前の選挙でも訴えてきましたし、昨年から議会運営委員会の中で提起し続けてきましたが、毎回、今後の課題とされています。臨場感がないと、誰しも、自分のこととして受け止められません。例えていうならば、誰が、野球中継を録画で観ますか、今行っているからこそ、見ごたえがあるのです。年配の方達からも、関心はあるけれども議場まではよう行かんとよく言われます。速やかに、一般質問等の生中継や各委員会の会議録の公開などを行うべきだと考えます。
 岩美町議会は、その実態をなるべく明らかにしないよう、する方向であっても少しでも先送りしようと努められています。一般質問を行わない議員にその理由を述べてもらうことはいじめになると田中克美議員は述べられています。このような岩美町議会の現状です。

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