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総務教育常任委員会が開催されました

 令和元年7月1日午前10時から11時25分まで、総務教育常任委員会が開催されました。
 傍聴者は、1名でした。
 以下は、杉村宏委員の主な発言内容です。
 また、岩美町議会のルールとして常任委員会で審査等を行った事項について、その後開催される全員協議会では発言できないこととされていることから、7月5日午後1時から開催予定の全員協議会では、黙って聞いていることとなります。
 なお、本HPにアップしたのは7月3日です

〇東浜レストラン「アルマーレ」について

 総務教育常任委員会(6名)の結論
  ㈱東浜に対し、赤字額1050万円相当を町が経営支援補助することを認める。
  賛成者 4名 吉田保雄副委員長、澤治樹委員、升井祐子委員、足立義明議長
  反対者 1名 杉村宏委員
  宮本純一委員長は、賛成者多数であることから本審査事項を了とした。

◇町の説明概要
 JR西日本と岩美町は平成28年10月26日に「瑞風運行に関する合意書」を取り交わし、岩美町はトワイライトエクスプレス瑞風の乗客への食事の提供を行うこととしている。
 町は、岩美町の情報の受発信、地域の活性化を目的として、町の施設である東浜レストラン「アルマーレ」(旧東浜保育所を改装)を設置した。
 また、その施設を町から指定管理を受けて、管理運営する組織として、町の声掛けに応じ東地区の住民の方が、㈱東浜(資本金980万円)を平成28年に設立した。
 
 ㈱東浜はアルマーレを運営する中で、設立趣旨に沿った運営を行い、「瑞風」とセットでJR西日本等が行うPRやマスコミ等の取材に数多く取り上げられ、「アルマーレ」=鳥取県岩美町東浜の宣伝効果は大きく、岩美町の知名度とイメージを高めた。

 しかし、㈱東浜の、本年5月末の仮収支では債務超過額が1050万円となり、㈱東浜の運営継続困難が予想されている。本年5月20日に町長に対し、取締役会から引き続いての支援要請があった。

 ㈱東浜としては、代表取締役の交代を予定しており、新たな代表取締役予定者は、㈱東浜の設立目的を推進し地域の活性化を目指すとしながらも、経営を安定化させるためには5年程度必要としている。

 岩美町としては、6つの条件を付けて、これまでの債務の整理を行うため経営支援補助金を交付したい。補助額は直近の赤字額で、5月末なら1050万円相当となる。
 6つの条件
 1.令和5年までの5年間の経営継続
 2.岩美町がJR西日本と契約継続している期間の瑞風の受入れ
 3.地元雇用の拡大
 4.地産地消の推進
 5.契約期間中も以後も赤字の補てんはなし
 6.1又は2の契約条件に違反した場合は、経営支援補助金の返還 

◇杉村宏委員の意見(若干捕捉しています)
 岩美町は、㈱東浜を町の施設の指定管理者として認定しており、毎年度、前年の収支等を認め、今年度の収支見込みなども認めてきている。したがって、町は㈱東浜の収支状況を把握していた。指定管理者に対する指導はどうだったのか。

 ㈱東浜は初年度赤字を出したが、代表取締役は黒字化できる見通しを示してきた。しかし、併せて赤字となった場合でもその責任は取らない旨の発言をして、取締役会で特に異論が出なかったと聞いている。このことは、とりわけ重要なことで、前回の委員会で初めて明らかになったことだと承知している。このときが、ターニングポイントだ。
 そして、2年度目も赤字になったということだ。

 3年度目の黒字化を代表取締役は株主総会で表明していたと思うが、これまでの、累積債務に対して、代表取締役や取締役の皆さん、そして株主の方々の責任はどうなのか。

 今の、町の提案では、赤字額の全額を、町が、つまり町民が負担する内容だ。
 取締役の方々などの責任を明確にしなければならない。全て、町、町民の負担とする提案には賛成できない。

 赤字額は、資本金980万円を減資して穴埋めする姿勢を㈱東浜には求めたい。仮に半分の減資であれば490万円、4分の一の減資であれば735万円。それでも足らないところでの町からの補助であれば賛成する。
 このたび、減資しても、新たな取締役のもとで、黒字化が達成できれば、株式分割し復元することも考えられる。

 また、経営支援補助金の返還が条件にあるが、その時の㈱東浜の財務状況は不明で、返還能力を現状では期待できない。代表取締役等の個人保証が必要だ。

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