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反問は岩美町議会の実例を論議すべき

 令和元年10月21日の議会活動の在り方検討特別委員会の協議事項の3番目のその他の中で、反問について協議されました。
 反問とは、質問する議員に対して、答弁する執行部側が質問者に聞くことで、その聞く程度により、反問をすることができるかどうかが、議会と行政で協議されたのちに実施されています。
 反問の程度として、次のようなことが考えられているようです。
 ①質問の趣旨や内容を確認し、それに対して答弁しようとするもの
 ②質問者の質問する背景やその根拠を尋ねるもの
 ③質問者に対して、行政の案に対抗する代替案の提示を求めるもの
 ④質問に対する逆質問
 ⑤質問者に対する反論

 併せて、他の議会における事例が7件(平成18~26年)紹介されました。
 杉村宏委員としては、岩美町議会における反問を協議するのであれば、他の議会の事例よりも、当然に、岩美町議会における事例をまず第一に直視するべきだと主張しました。
 会議終了後、田中克美委員長より、岩美町での事例を教えて欲しいと照会がありました。
 岩美町議会での事例は、以下のとおりです。上記の①から⑤のどれに該当するでしょうか。
 町民の皆様のご意見を頂いたいところです。

岩美町議会における反問の事例2件(町議会会議録より)
平成29年6月14日一般質問の反問に関する部分
◎町長(榎本武利君) 反問権がないので。どういうスタンスでいらっしゃるのかなっちゅうことを、私、本当は聞かせていただきたいんですけれど。もっと急いで関係地区の皆さんに合意を得て進めっていう立場なのか、統合はしちゃあならんというお立場なのか、よくわかりかねるところがあります。それはひとり言として。
◎町長(榎本武利君) 今、現実の人員配置の中で、環境水道課ということの中で、水道にかかわる職員、そしてまた下水道にかかわる職員、それぞれに今これを統合したからといって、果たして私は人数が減員にできるようなことにはできないんではないかというふうに思いますけれども、どうですか、司の長として取り組まれておって。そういう見通しが持てるんですか。これは反問権だけん、いけんのか。むしろ、業者管理という点でそれぞれ処理場を分けてやっておるというあたりは、直営との比較っていうのは大いにあるんだろうなと、私個人的には思っておりますよ。
◎町長(榎本武利君) そのとおりであります。考えておりません。考えるべきだとお考えでの質問ですか。いや、これ、重要なことなのでちょっと聞かせてくださいよ。
○議長(船木祥一君) 杉村宏議員。
◆2番(杉村宏君) この議場でたびたび、今までからも町長から聞かせてくださいというようなことがありまして、そのたんびに私はお答えしておりますけれども、このたびも議長、答えさせてもらってよろしいでしょうか。これは、反問権の行使に当たると私は考えておりますので。
○議長(船木祥一君) 特に許しますんで、どうぞ。
 杉村宏議員。
◆2番(杉村宏君) 私としては、反問権の行使が、実質的にこの岩美町の議場では実績ができてくるというふうに私、受けとめさせていただきます。
 そして、町長のどのような立場でというようなご質問だったと思いますけれども……
            (町長榎本武利君「どのような考え方」と呼ぶ)
 私がどのような考え方というふうなことを、町長が聞かれたということですけども、私は今現在、どっちであろうがなかろうが、私としてはともかく町民の皆様に、どのような状況であって、どういった経過があって、その上でどのように判断をしていこうかということに、今は判断材料を求めているところでございます。ですので、これを今、ああしてください、そうすべきだというようなことを町からもいただかなければいけませんし、住民の方からもご意見をいただかなければなりません。ですので、今、どちらの立場でしょうかと言われても答えようがない、それとしか言いようがございません。
 続けてよろしいですか。
○議長(船木祥一君) どうぞ。
◆2番(杉村宏君) それでは、質問要旨の3番目に移らせていただきます。

平成28年9月13日一般質問の反問に関する部分
◆2番(杉村宏君) 町民に不安を与えるという部分につきましては、私は、先ほど申し上げたとおり私の独自の解釈は加えておりません。町が出された資料に基づいてお聞きしてるんです。それがお聞きすればするほど何かはっきりとされないようなご答弁になってまいりました。6月議会よりも今回のほうがそれを表に出さないようなご答弁になってまいりました。一番最初に申し上げたとおり、いいことも悪いことも町民と一緒になって盛り上げていきたい、そういうふうな立場でございます。それを6月議会よりも後退したご答弁ということになると、そのことを聞かせていただく私に対して、町民に不安を与えるということは、それは出された資料に基づくものが町民に不安を与えるのであって、質問する私ではないんではないんですか。
○議長(船木祥一君) 町長。
◎町長(榎本武利君) 何遍も同じことを言いますけれども、不安に思ってもらいたいということなんですか。
○議長(船木祥一君) 杉村宏議員。
◆2番(杉村宏君) 今、町長から私に対して不安に思ってもらいたいということなんですかというような、これは反問権の行使ということになろうかと思いますけれども、このまま続けてよろしいでしょうか。
            (町長榎本武利君「ええ」と呼ぶ)
            (「休憩をお願いします」と呼ぶ者あり)
○議長(船木祥一君) しばらく休憩します。
            午前10時29分 休憩
            午前10時40分 再開
○議長(船木祥一君) 所定の出席がありますので、再開します。
 休憩前に引き続いて一般質問を続行します。
 杉村議員、先ほどの町長の発言で、あなたがそれは反問権ではないかという発言がありました。これは、議長は町長の発言は反問権に当たらないと思っております。したがって、この質問は堂々めぐりになっておりますので、次に進んでいただきたいと思います。
 杉村宏議員。
◆2番(杉村宏君) 次といいますのは、質問事項の1番目はおしまいにという意味でございましょうか。
○議長(船木祥一君) 追加で、その言論の自由のところについてあれば、先ほどの問題とは別に尋ねたいことがあるのなら、1番の言論の自由についての質問の中で発言してもいいですよ。
 杉村宏議員。
◆2番(杉村宏君) 町長が私に対してどういう立場であるかというような趣旨の質問をされたように理解しておりますけれども、私としては……
            (「違うで。それ」「立場じゃない」「立場じゃないで。なぜその質問をするのかという問いだが」と呼ぶ者あり)
 なぜ質問をするのかということについては、もう既に申し上げました。といいますのは、どのような事例であれ、いいことも悪いことも、町、議員、そして町民、それ全てがなるべく、全部はなかなかできないかもしれないけども、いいことも悪いことも共有していきたい、そういう立場でございます。ですので、どうも6月議会から後退したご答弁のような、明らかにする内容が後退したような発言がありましたので、それはさらにいわみ道の駅にご協力をいただくためには、そういった姿勢では私はよろしくないというふうに思っておるところです。ただ、議長のほうから、この1番についてはいろいろあるかもしれんけどおしまいにしたほうがいいというようなご意見もありますので。
            (「そんな押さえつけたような話じゃないよ。議員はオピニオンリーダーだで」と呼ぶ者あり)
○議長(船木祥一君) 杉村議員、議長がそんな圧力をかけてませんよ。
            (町長榎本武利君「わかりました。一言言わせてください」と呼ぶ)
 町長。
◎町長(榎本武利君) 次の問題にもかかわるのかもしれませんけれども、情報の開示ということと議論の議会でのやりとり、それからなぜ町議会というものが存在をしておるかということもお考えをいただく中で、やっぱり道の駅について、住民の皆さんにかわってあなたがされるという部分は当然あるけれども、全て100%が岩美町の全員の皆さんに伝わるということは不可能なわけですから。だから、あなたの役割として、この公開するということについて、どういう狙いが、目的があるんですかということを私は先ほど尋ねたわけです。します、情報公開は。しますよ、当然。不確定な要素のものは極力控えたいということです。
○議長(船木祥一君) 杉村宏議員。
◆2番(杉村宏君) それでは、町長が情報の公開ということに踏み込まれたご答弁をいただきましたので、質問事項の2番目の情報の公開についてに移らせていただきます

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