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虚偽答弁 議会軽視 議員の特権意識

 次回のモルゲンロート12号に掲載しようと考えているものです。

 2020年6月10日の杉村宏議員の一般質問中で

杉村 平成28年9月に、議員と同じ情報を町民にもと質問し、議会と協議すると答弁した。協議等はどうか。
町長 議員に配付する資料を同時期に町民が閲覧できるようにすべきということについて、結論が出てない。協議もできていない。改めて議会に対し相談したい。

とのやりとりがありましたが、
町長答弁の中の、「結論が出てない。協議もできていない。」というのは事実ではありません。
当時の町長は、議会運営委員会に対して協議し、従来どおりとする結論を出しています。同席していた現在の町長であり当時の副町長も承知していることです。

 この町長答弁を受けて、まず最初に反論すべき立場の者は、議会側で結論を出したわけであり、当時、その委員会に所属しその会議に出席し、出された結論になるような発言も行っており、現在、4年間の議会運営委員会の実績を期待されて委員長から副委員長を指名されてその場に立つ、今の、議会運営委員会副委員長です。
 現委員長が、平成28年9月のやり取りを承知しているかどうかを、杉村宏議員は承知していません。
 したがいまして、次回の同委員会開催時には、反論すべき立場でありながら発言を行っていない者に対しての見解を求めます。

 また、「議会と住民との情報の開示は、区別しなければならない」と発言された方は、そのままの解釈では、議員の特権意識を表わしたものであると言わざるを得ません。
 そして、「閲覧は議会の審議を経た後でなければいけない」と発言された方は、そのままの解釈では、民主主義ではなく封建主義の考えを表わしたものであると言わざるを得ません。
 これらの方々を含む形で、「町政の見える化」を要望いただいた岩美町づくりの会との意見交換会を行い、いかに、岩美町議会が封建主義的であるかを明らかにしていかなければなりません。


町議会資料の公開
 平成28年9月に3回開催された岩美町議会議会運営委員会(議会運営に関する議長の諮問機関。以下「議運」)で、議会資料の公開について、従来どおりと決定されています。
 つまり、議会資料は、会議当日の傍聴時のみは閲覧できても(本会議のみ、委員会等は聞くだけ)、情報公開請求を行わなければ閲覧等ができないということです。結論は出ていますし、協議もできていますので、そこに参加していた当時の副町長である現在の町長の答弁(20年6月10日)は、意図的な虚偽答弁です。

平成28年9月6日議運の発言(HP参照)
 杉村宏議員の一般質問通告書に対して「幼稚だ」「あてつけだ」「腹いせだ」「休憩中で質問に出すことがおかしい」「議会不要論だ」「質問を取下げて欲しい」「議長が許可しないとできない」「議会サイドにも宿題が残る」

平成28年9月23日(定例会休憩中)議運の発言(HP参照)
杉村宏議員の一般質問発言に対して「議長職権で取り消し(会議録)」

平成28年9月23日(定例会閉会後)議運の発言(HP参照)
「議会と住民との情報の開示は、区別しなければならない」「議会を軽視し議会不要論を唱えている」「閲覧は議会の審議を経た後でなければいけない」「会議の書類は従前通りとする」

形を変えた議会軽視
 岩美町という自治体の意思を決定できるのは岩美町議会のみです。その意思決定に従い、政(まつりごと)を行うのが岩美町の行政であり、町行政の長が町長です。
 前述のとおり、「意図的な虚偽答弁」と示しましたが、これは、現町長なりの議会への配慮を行った答弁だと思っています。議運で結論を出していることを承知しながらも、(議会サイドにも宿題だとし、放置している現状で)、行政の長が泥をかぶる(できていないと虚偽答弁する)ことで、その場を収めています。
 気持ちはわからないでもありませんが、これは、立法府に対する行政府からの、形を変えた議会軽視です。自治体の意思決定を行う議会の決定に対して、決定された意思に沿って政を行う側が、配慮といえるのか、軽視とみなせるのか、ともかく、世間に通用しないみっともない議会の決定をあからさまにしないようにしています。

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