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岩美町地域公共交通計画?

 2020年(令和2年)11月18日に行われた、岩美町議会総務教育常任委員会における議題に「岩美町地域公共交通計画の策定について」がありました。

 この中で、杉村宏議員は以下の4点で質疑等を行いました。

①岩美町の公共交通の問題点の1番目として、非効率な運行と表現されています。その内容は、平均利用者数が1人を割る便等の記載があります。これが非効率ということなのでしょうか。
 本年、岩井快速便は利用者数が1人を割ることで、事業者は廃止を予定しており、町行政はこれを容認しています。このことから、同様に、1人を割る便は廃止をすることが見込まれる記載内容です。非効率との表現は不適切であると考えています。
 担当課長答弁:1人未満の利用を非効率と表現している。

②岩美町の公共交通の問題点の3番目として、一般乗車タクシー事業の縮小として、その内容は、ドライバーの確保が難しく、今後の事業継続が危ぶまれるとの記載があります。これは、現在の経営の状況を前提としたもので、求人等の状況を柔軟に行えば異なってくるものと考える。そのように考えないか。
 担当課長答弁:現状で考えている。


③岩美町の公共交通の問題点の7番目として、公共交通と他の分野の施策の連携不足とあります。その内容に、スクールバスの運行ルートと民間路線バス、町営バスの運行に重複区間が多いことが問題点として示されています。
 何十年も前から、町営バス等とスクールバスの、見た目の重複は指摘されておりながら、その体制を支える財政面は、スクールバスは普通交付税で支えており、廃止代替バス(町営バス)は特別交付税で支えている。見た目に重複することは誰しも認めるところでありますが、それを支える財源面で、町行政は現状の選択をせざるを得ない状況であることをどのように考えているのか。企画財政課提案の審議事項であるが「連携不足」と指摘される筋合いはない。
 担当課長答弁:今後の検討だ。

④計画の基本方針(案)の中で、「高齢者の免許返納と組み合わせた施策」とあるが、ドアツードアのマイカー利用は大変に便利で荷物等の積み込みも容易だ。自家用車を断念せざるを得なくなった方は、公共交通のバス停まで徒歩で移動し、帰宅時等においては、買い物等の荷物を手で持って移動することとなる。自家用車の利用を止めた人が、バスに乗車する体力があると考えているのか。
 担当課長答弁:体力はないと考えている。

 今のままでの岩美町地域公共交通計画の策定については、町民実態に沿っていません。相当に問題があると考えています。

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