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「逃げるから?」没原稿

以下は、2カ月前に新聞投稿し、本日現在のところ掲載がありませんので、没となったと思われるものです。


題「逃げるから?」

 あっ、痛―!見ると、右のふくらはぎに噛み痕の穴が二つ。血が出ていました。「逃げるからだ。」何言っているの?この人!

 30年ほど前、朝のジョギングで、浦富海岸の砂浜を、牧谷海水浴場と浦富第一海水浴場の往復も含めて自宅から3kmほどを気持ちよく走っていました。ある時、犬を放し飼いにしておられた方があり、少し、嫌な予感があったものの、そのまま通り過ぎようとしましたが、冒頭の出来事となりました。飼い主の方から謝罪は無く、逃げるから?、なんで、ただジョギングしていて逃げると言われなければならないのか。・・・でも、こりゃあ、そんな話は通用しない相手だと観念し、早く消毒したかったし、そのまま帰りました。噛みキズは浅いもので、じゃれた甘嚙みだったのかなとも思いますが、感染症などにはなりませんでした(と思います)。その後、現在に至るまで、その方との接触はなく、私がその方から逃げることができていると思っています。

 有償無償に関わらず、他の人に頼らなければ成り立たない人間社会において、好悪の感情を抑えることも含めて、どうしても、人と接しなければならない。しかし、自らの言動に責任を取らない人がおられることも事実のひとつ。誤りを認めないのは劣等感の裏返しの表現だと思いますが、「罪を天に獲が、禱る所無きなり」。天に言い訳は通用しません。潔く「自分がやりました」と認めた方が、将来をよりよく開くことができると、自分の所業にも言っています。最近、仕事先で、商品である車の鍵が行方不明になっていました。ポケットに違和感がありました。「犯人は私です。」職場のGラインに入れました。あーあ、ぼーとしていたんだなあ。

(文字数は、695文字です。)



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