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モル8P2 ジオパーク概観理解のための範囲拡大を

(問)ジオパーク概観理解のための範囲拡大を
(答)考えていない
杉村 鳥取市に来訪する観光客は鳥取砂丘より東側には行きたくない。それはなぜか。砂丘の後の目的地は、西にあるからだ。一刻も早く出雲大社や青山剛昌さんのコナン君など、目線は鳥取より西側だ。山陰観光とは、鳥取から出雲までのような印象に全国の方が感じてしまってもいたし方ないPRだ。その区間の集客力を認めつつも、それは京都から山口までの山陰道の一部だ。
 山陰海岸ジオパークは広域で全体の理解が難しい。東端の経ヶ岬は景勝地だが、どれほどの方が承知されているのか。天橋立から浦富海岸、鳥取砂丘まで、これを山陰道のパート1、鳥取から出雲は山陰道のパート2と位置づけ、山陰海岸ジオパークは天橋立から鳥取砂丘までと言えることができれば、大概の方は何となくわかった気分になる。120キロではよくわからない。
 山陰海岸ジオパークの範囲として、天橋立までの拡大を検討するよう、推進協議会に働きかけないか。

町長 悲観的だ。鳥取から天橋立まで、有名観光地とつなぐから観光客の皆さんがおいでになる、単純な話ではない。有名観光地であるかどうかは関係のないことだ。ジオパークは、科学的根拠が必要だ。宮津市、伊根町に取り組みたい思いがないことには、足並みが乱れる。

杉村 地質的な問題において、山陰海岸ジオパークのパンフレットで、貴重で美しい地形・地質で、砂丘、砂州、ラグーンとして、鳥取砂丘、井手ヶ浜、小天橋、琴引浜などとあり、ここに天橋立が入っても何の不思議もない。観光する方々にわかりやすいPRをしていきたい