• 記事検索
RSS

全員協議会が開催されました。

 平成31年2月4日午後1時から2時半頃まで、岩美町議会の全員協議会(議員12名)が開催され、協議事項として、「介護保険料に係る不適切な事務処理について」などが協議されました。

(本会議や全員協議会、常任委員会等に、説明資料として提出される文書は、各議員に会議開催3日前に配布されますが、議員と主権者の知る権利は同じであることから、主権者にも同時に開示すべきと、杉村宏議員は以前から本会議や議会運営委員会などで主張していますが、岩美町執行部や他議員の賛同はありませんので、岩美町では、今のところ、主権者等の方が、説明資料を見るためには、公文書開示請求をするか、資料の保有をしている議員から見せてもらうかしかありません。なお、杉村宏議員は、上記の解釈でありますので(町議会議員と町民の知る権利は同じ)、秘密会となった会議以外の資料について、ご希望があれば、今回の資料のみではなく、以前のものでも見ていただければと考えています。)

「介護保険料に係る不適切な事務処理について」の概要等
 平成27年度以降の介護保険料に係る事務について、賦課・徴収されていなかったものや、還付されていなかったものがあるなど、適切に事務が行われていなかった。
   賦課・納付・還付(時効分を除く) 73人 787,300円
   還付               88人 899,600円
   年金局への返納           7件  80,100円

 その原因は、賦課・更生事務や口座振替事務を怠り、還付事務も漏れがあったとして、その判明は、担当者が休みがちになり、事務処理が進まないことから、介護保険を担当する係内で共同して処理していたところ一部判明し、平成30年12月から徐々に全容が解ってきて、平成31年2月1日の議会の担当常任委員会に対応を協議し、3日後の本日、ことの重大性から、異例ではあるが、急遽、全員協議会を開催し、協議した。

 以下は、杉村宏議員の質疑等の主なものです。(ここでは、一部捕捉しています)
(全員協議会の詳細を知るためには、議会事務局が作成される会議録を情報公開請求により取得する方法しか、現在の岩美町議会ではありません。)

〇事務処理を怠っていたことが原因であると説明されたが、怠っていることを知っていて放置したのか、それとも、知らなくて未処理だったのか。
→健康長寿課長「担当者が、未だ休んでおり、確認できない。」

〇平成29年度に、保険料収納の誤消込として、入金を確認せずに消込とあるが、理解できない。入っていないのに、消込すれば、決算などで、現金と収納額とが突合しない。そのことがなぜ、その年度末や、現在まで誰も気づかないままになっているのか。
→健康長寿課長「決算書の数字は、消込しないままの未収金となっているが、介護保険の収納システムでは消し込まれている。両システムは連動しないので、人が確認するしかない。また、その確認は、出納室などではできなくて、介護保険担当の健康長寿課しかできない。その確認を、課としても怠っていた。」

〇再発防止策として、個々の業務や確認作業の実施状況の確認を毎月月末に課長が行うとあるが、全体を概観して過去、現在、将来を見据えて行政を進めていかなければならない管理職員が、できるのか。課長は、大事な数字を確認し、それがおかしければ、どこかが間違っているというような、確認を行えばいいのではないか。」
→健康長寿課長「この度のことを受けて、しっかりとした事務処理を行っていきたい。」

〇軽微な交通事故でも、発生させてしまった職員の氏名などは、説明資料に明記される。町役場の仕事は公共性が高く、使命感をもって働いていただくべきだ。そして、あやまちは誰にでもある、それを糧にして今後も進んでいただくべきで、心機一転して町民のために働いていただきたい。曖昧にすれば、本人のためにならない。その意味でも、事務処理を怠っていたとする職員の氏名は示すべきだ。」
→町長「基本的には、隠すことではない。そして、この件は大きな案件だ。しかし、若い職員であり、将来を考えて、氏名を出さないほうがいいと考えている。」
→議長「氏名は、伏せたまま進めさせていただきます。」

コメント
[1] 名無し | 2019/03/02 23:30
事実は事実
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):