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議会改革の案(モル5再掲)

 令和元年(2019年)7月5日の全員協議会で、杉村宏議員は、議会を改革する特別委員会「議会活動の在り方検討特別委員会」について、早期開催を求め、足立義明議長は、全員協議会後に、議会活動の在り方検討特別委員会の正副委員長と協議するとされました。

 なお、平成29年4月にモルゲンロート5のP6・7(http://uradome.grupo.jp/blog/2320770)に、「議会改革報告書の概略と杉村宏議員の意見」を掲載して入りますが、再掲いたします。平成29年時点の考えですので、もう少し考えてみたいと思っています。読者のご意見が頂ければありがたいところです。(uradome16901@grupo.jp)

≪モルゲンロート5P6・7のまま≫
「議会改革報告書の概略と杉村宏議員の意見」
 H25.6.11付けの岩美町議会改革調査特別委員会の報告書で、調査の結果及び実施状況は以下のとおりです。(番号)の項目順に(報)として概略を掲載しています。
(当時の委員で現議員は、柳正敏(長)、芝岡みどり(副)、田中伸吾、松井俊明、澤治樹、日出嶋香代子、田中克美、船木祥一。敬称略)
 なお、H26.7月の改選後に議論を委ねた事項が多くあり、H29.3.21現在で、改選後の議論が始まっていないことから、杉村宏議員から検討を行うべきとする発言を同日の全員協議会で行いましたが、今後の協議となりました。
(杉)は杉村宏議員の意見です。皆様からのご意見がいただければ、修正検討や今後の発言に活かします。

(1)議会事務局の充実・強化
(報)H23年度から専任職員1名配置

(2)議会中継
 (報)H22年9月より本会議の一般質問を録画放映
    H23年3月より町長の施政方針録画放映
    H23年8月より全員協議会の協議部分を録画放映
 (杉)全員協議会、本会議の全体を、休憩中も含めて、生中継及び録画放送(ネット放映も検討)の実施
  参考事例:H29.2.14の総務常任委員会の審査3件・報告17件、産業福祉常任委員会の審査1件・報告14件を受け、両常任委員会委員長を中心に検討されたH29.2.23の全員協議会の協議は1件で、報告事項は16件であった。

(3)広報公聴
 (報)議会だよりの研修の積極参加、各議員賛否掲載
 (杉)議員各自の自主的な広報を町民は求めておられる。また、現在の議会だよりは、議員が中心となって編集しているが、第3者的な目線での編集が理想的。当面、町民の方に編集委員に加わっていただきたい。

(4)規律
 (報)葬儀等の会議欠席は、議員各自の判断

(5)一般質問
 (報)議員各自が更に努力することを確認した。
 (杉)岩美町議会の一般質問の実施状況は、H27年で県内町村平均一定例会あたり7.6人のところ5.3人と下回っており、15町村中下から3番目。
    一般質問は議員の議員力を向上させ、個々の議員力が向上すれば、その議会全体の議会力が向上すると研修であった。その意味で、一般質問を行わなかった場合は議会力の向上がその分図れなかったとして、何らかの対策を試行的にでも実施したい。
参考:一般質問実施回数順(同回数では質問時間順)
(H26.9~H29.3、定例会11回中、敬称略)
●田中克美、11回(329分)、●杉村宏、11回(325分)、●芝岡みどり、11回(192分)、●日出嶋香代子、7回(146分)、●川口耕司、4回(87分)、●宮本純一、3回(77分)、●田中伸吾、3回(30分)、●澤治樹、2回(30分)、●寺垣智章、2回(21分)、●柳正敏、1回(24分)、●松井俊明、1回(22分)、●船木祥一、0回(0分)、合計56回、1283分(質問時間分数は公式なものではありません)。
 これは定例会11回×議員数12名の延べ132回の機会があったため、町民にとって、76回(58%)の機会損失、質問時間(一人1回の制限時間は30分間)なら2677分(68%)の時間損失といえます。

(6)調査・研究の推進
 (報)研修会積極的参加
 (杉)議員個々の自主的な研鑽が重要

(7)全員協議会
 (報)H23.6月より「正式な協議の場」とした。
 (杉)現在2つある(8)の常任委員会を廃止し、全員協議会で複数日協議

(8)常任委員会の設置数及び委員の重複
 (報)改選(H26.7月)後の検討
 (杉)委員重複を検討するよりも、全員で全部の事項を協議するとして、(7)の(杉)により、委員会廃止

(9)議会運営
 (報)議会運営委員会等で協議
 (杉)議会運営委員会を廃止し、全員協議会で協議

(10)議会基本条例
 (報)改選(H26.7月)後の検討
 (杉)町民に良さが実感できる条例となるならば検討

(11)議員定数
 (報)現状定数12名を維持
 (杉)定数削減。段階的に、12名から10名に、その次、8名に削減(一気に8名に削減も検討)
 これは、①町民の皆様は現定数12名の存在意義を実感しておられない。②岩美町地域創生総合戦略で2040年9千人、2060年7,500人の人口目標としているが、町民千人に一人の町議会議員として8名。(国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2040年:7,666人、2060年:5,046人)

(12)議員報酬
(報)多様な人材確保のため増額が望ましいが、社会情勢から増額は困難で据置。併せて、政務活動費について積極的検討を行う。改選(H26.7月)後の検討
(杉)(11)定数削減と同時進行で町課長程度を上限としての増額。これは、定数削減と同時進行でなければ、町民の皆様のご理解はいただけないと考えていますが、民間や行政で主導的立場に居られる程度の有為な方が選挙の審判を受けていただくにあたり、町課長程度の収入は妥当だと考えている。同時に、報酬額が各議員一律では、働きに応じていないと、町民の皆さんからの強いご指摘を受けているため、何らかの対策で減額する仕組みを前提としたい。政務活動費は、全面公開を前提に前払い支給。

参考:地方公務員(岩美町及び近隣の議員及び特別職・一般職)の(月額)想定年収(年収順)
役職(月額)想定年収(月額、年収とも万円未満切り捨て)
県知事(114万円)1817万円、市長(102万円)1714万円、県議会議長(95万円)1512万円、県副知事(90万円)1431万円、副市長(85万円)1420万円、町長(81万円)1296万円、県議会議員(77万円)1230万円(登庁日年約75日、議員定数35名)、県部長(50万円)1048万円(行1、9-17)、副町長(64万円)1023万円、市議会議長(58万円)976万円、市部長(44万円)858万円(行1、8-21)、市議会議員(47万円)793万円(登庁日年約100日、議員定数32名、市部長並)、市次長・支所長(41万円)783万円(行1、7-27)、町課長(39万円)734万円(行1、6-43)、町課長・参事(37万円)682万円(行1、5-47)、町課長補佐・主幹(35万円)614万円(行1、4-47)、町係長・主任(31万円)553万円(行1、3-57)、町議会議長(33万円)529万円、町主事(27万円)477万円(行1、2-63)、町議会議員(22万円)360万円(登庁日年約50日、議員定数12名)、町主事(21万円)359万円(行1、1-47)、町主事(初任給)(14万円)249万円(行1、1-5)
 標記:県は鳥取県、市は鳥取市、町は岩美町。3者確認済
 注:特別職、一般職はこの他に退職手当、共済(健康保険・年金)の公費負担あり。議員はいずれもなし。
 前提等:H29.4.1から1年間。年収は、報酬・給料に特別職は期末手当、一般職は期末勤勉手当と管理職手当又は時間外勤務手当の合計。一般職の号は級の中間(例:行1、9-17は行政職給料表9級17号)。時間外は年間100時間。一般職の通常昇給や、手当はこの他に扶養・住居手当などがあり、期末手当等には扶養手当額などが加味されるが、いずれも考慮外とした。

参考:杉村宏議員の考える報酬・給与の決定の仕組み
第1段階 妥当と考えられるレベルの提示
  例:報酬審議会の意見、人事院勧告
第2段階 提示を実施するかどうかの政治判断
  例:法律や条例の改正時の議決、首長提案時に変更
 第2段階で第1段階の提示内容を政治判断で変更(実施時期の変更、凍結・根切)をしたことはよくありました。

(議会改革報告内容以外の杉村宏議員の意見)
(杉)費用弁償の即時廃止
県内15町村の内、本会議などの出席に日当を支給しているのは3町(岩美、大山、伯耆)で、大山町・伯耆町は半日当(1300円)で交通費なしだが、岩美町は1日日当(2600円)に交通費(バス代)を加えて支給。
岩美町の支給額の概算額(H27年度) 168万円
  内訳:日当部分130万円、バス代部分38万円

参考:杉村宏議員の1年間の動き(概略)
①町議会会議等出席 約50日(午前10時開会が通例)
②自治会総会等、卒業・入学式、発表会等学校行事、マラソン大会、敬老会などの参加 約50日
(途中退席しないよう心掛けています。)
③意見交換、自己研鑽 約100日
町民の方との意見交換、町内各地区行政懇談会参加、研修参加、国県町からの情報取得、新聞切り抜き、一般質問の論理構築など。ただし、①②④は丸1日かかることばかりではないので③と重複しています。
④広報活動(活動通信誌の作成・配布) 約50日
年間議員活動延べ日数:約250日

 議会改革として、杉村宏議員の考えに沿った議会改革を合意のできた事項から速やかに行うことができれば、岩美町議会は議会改革の先進地となり、全国からの議会視察需要が創造できると感じております。
なお、町議会の公開度を上げようとする方は、主張が異なる場合でも杉村宏議員は応援します。来年7月の町議会議員選挙に期待します。

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