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研修参加報告です。(大津)

 年間を通じて、市町村の議員に対する研修が、公益財団法人全国市町村研修財団の全国市町村国際文化研修所(大津市)で開催されており、年度当初に希望する講義を議会事務局を通じて希望していたところ、ひとつの講義に参加することができました。
 以下に、報告いたします。
2019.08.01-02 令和元年度 第1回市町村議会議員特別セミナー 参加報告書( .pdf / 184.9KB )


            令和元年 8月13日
 岩美町議会議長 様
             岩美町議会議員 杉村 宏(印省略)

 令和元年度 第1回市町村議会議員特別セミナー受講報告について

 標記研修を、滋賀県大津市、全国市町村国際文化研修所において、令和元年8月1日(木)、2日(金)の2日間、受講いたしましたので、概略等について別紙のとおり報告します。
 なお、受講終了証の発行はなく、希望する場合のみ議会事務協経由で依頼するようでした。
 また、本受講は公費(主権者の)負担により行われたことから、本報告書は、主権者の閲覧等が可能となる措置を希望します。

 併せて、公費負担額は24,060円で、その内訳は以下のとおりですが、納入負担金の内、食費や研修生活動費は公費支出すべき内容なのだろうかと疑問があります。どのような支出に支弁するための負担金であるかを研修主体者から聴取していただくことを希望します。
 研修所への納入負担金 6,650円
(内訳:研修費2,400円、食費2,000円、研修生活動費2,250円)
 旅費 17,410円(岩美町議会事務局より)


別紙
令和元年度 第1回市町村議会議員特別セミナー受講概略等

〇受講目的とその成果
 地方行財政・地域活性化など、最近の課題となっているテーマに関し、耳目を集める講師の実践や説明を聞き、今後の地方行政の在り方や、議員に求められる役割について考えることを目的とした。
 受講成果として、複数の講師から、人を集める技術などとして、「ごちゃまぜで、多様な人々がいれば居心地がいい」とか「プレイスメイキング、自分の見つけた地域や、そこの問題、そして自分なりの解決策」など、それぞれの人なりのやり方を大事にしていくことが、結果として、人が集まったり、関係人口が増えてきていることを、改めて自覚させていただいた。
 岩美町行政に対しても、住民、住民でない方々、共に、居心地の良い生活や関係性が進むような政(まつりごと)に尽力したい。
 以下は、各講師の講義で気になったフレーズです。

○講師 滋賀県知事 三日月 大造(みかづき たいぞう)氏
 滋賀県は、北に福井県、南に三重県、本県と併せて3県が日本の中心で、東側に22都道県、西側に22府県がある。
 近江商人の三方よしは、売り手よし、買い手よし、世間よし
 琵琶湖は、440万年前からの古代湖
  
○講師 社会福祉法人佛子園理事長 雄谷 良成(おおや りょうせい)氏
 高齢者が、自宅以外で定期的に行く場所の1位は、男女ともに図書館、以下、女性の2位はスポーツクラブ、3位は親族・友人の家、男性の2位はみつからない・特にない、3位は公園。
 日本で、2007年に生まれた人の半分は107歳まで生きる。
 日本では、言わない、やらないことを説明する技術がとくに発達している。しかし、現実を踏まえ「で」どうすればいいと考える?
 主体者は(社会福祉法人の)自分たちではない。当事者やその周辺の方々に気づいてもらい、行動に移していただくことが大事。
 子どもや高齢者、障がい者やいわゆる健常者などのごちゃまぜが大事で、それが人を集める技術で、それがJAPAN WAYだ。多様な人々がいれば居心地が良い。
 トラブルは無くならない。それにどういう姿勢で対応するかだ。
 関係人口と稼働率がポイントだ。

○講師 同志社大学スポーツ健康科学 教授 二宮 裕彰(にのみや ひろあき)氏
 人間中心のマーケティングで、インフルエンサーを増やしていきたい。

○講師 月刊『ソトコト』編集長 指出 一正(さしで かずまさ)氏
 地方で幸せを見つけるのは、1にソーシャルな視点、2に未来をつくっている手応え、3に「自分ごと」として楽しいことが大事。自分の足元にあるローカルを見つめればいい。
 SDGsは、なんとなくかっこいい。中高生も見ている。
 何でも教えてはいけない。自分で見つけることが大事。
 関係人口とは、観光以上居住未満の第3の人口
 かかわりしろが大事。ざらざらとした完成していないところを、自信を無くしている若い方に、弱みや恥ずかしさをあらわしていくことが大事。
 自分の見つけた地域を、実験の場所として選んだ地域を、プレイスメイキングしてもらう。
 関係案内人、集めて編むことができる、雑味を加えることが大事。

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