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一般質問の議事録です(未定稿 18,591文字)

 令和元年9月10日行われた、杉村宏議員の一般質問の議事録(未定稿、約18,600字)を掲載いたします。(掲載日は、令和元年9月24日です。)

▼○6番(杉村 宏君)▽ ただいま議長の許可をいただきましたので、通告の順に従いまして質問させていただきます。
 岩美町の執行部の皆様、議員の皆様、傍聴の皆様、そしてこの一般質問を録画放送で見ていただいている町民の皆様、このたびの質問は、救急体制、民間業者への赤字補填、財産の管理に関することの3件でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、質問に入らせていただきます。
 質問事項の1番目、町内の救急体制について、現状の確認や対応などをお聞きしたいと思います。
 私ごとの部分というのも大きくありますけれども、本年8月5日、この日は降雨のない猛暑日でございました。自宅裏の畑に私の母親が午後6時ごろ出たところ、隣の畑の方が座っておられるものの様子がおかしくて、私の妻を呼び出して、これは一大事だと2人が判断し私を呼びました。着ておられるものは汗でぐっしょりと濡れ冷たくなっておられました。自家用車を近づけて助手席にやっとこさで運び、倒されていた背もたれからはみ出ている頭部を後部座席の母親が両手で支え、運転席には妻が座り、流れでそのまま岩美病院に向かったところでございます。看護師の方が経口補水液の購入やぬれた衣服と体の間に乾いたタオルを差し挟んでいただくなどの応急措置をしていただき、自家用車でそのまま救急救命センターである県立中央病院に搬送することができました。中央病院のドクターからは、応急的な措置がよかったと言われ、その効果のおかげかもしれませんが、その日のうちにこの方はご自宅に帰還することができました。
 しかしながら、この一連の流れの中で岩美病院の初動受け付け対応、中央病院との連携、119の対応など釈然としないものが私には残っております。
 岩美病院では対応できないので中央病院に行ってくださいと言われ、それを聞いた私の妻は何か見放された感じというふうな印象を受けました。反応のない横たわられている方をとても不安なまま中央病院までの20分間がとても長く感じたと言っております。119の対応も中央病院に連絡はできないのでご自分でしてくださいということでした。そして、中央病院に岩美病院からの連絡もなく、自分たちで申し述べ進めました。このような対応でこの方の生命は保たれるのか、そういった緊迫感を妻と母親は持ちながら進めました。本来はバイスタンダーとして傷病者に周囲にいる者による応急手当てが施されるべきだったかもしれませんけれども、私の家族でできたことはタオル等の準備ということで充分なことはできませんでした。
 質問要旨の1番目でございますけれども、当日午後6時過ぎの岩美病院は、院内の事情により救急対応が困難というふうなことから中央病院へ行くようにというふうにされたところでございます。救急場面に対し岩美町民が最も頼りとする岩美病院においても救急外来診療が困難な場面があると、そういう認識でよろしいでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 病院事業管理者。
▼○病院事業管理者(平井和憲君)▽ 杉村議員さんから救急外来診療が困難な場合があるという認識でよいかというご質問でございます。
 そのような認識でご理解いただきたいと思います。
 救急外来診療が困難な場合がまれにございます。岩美病院は、ご承知のとおり、2次救急医療機関として24時間、365日、救急患者や救急車の対応を行っております。救急体制は、ご承知のとおり、宿直は医師1名、看護師1名の体制で、医師は専門外にかかわらず総合医として診察をしております。原則どのような症状の患者さんであっても断らずに受け入れております。しかし、今言いましたように、医師、看護師とも1名ですので、物理的に困難な場合がございます。例えば救急外来患者だけでなく入院患者の急変もございます。そのように救急外来患者や入院患者の複数の重篤な患者さんが時間的に重なる場合、このようなまれな場合があるわけでございます。外来のほうで患者さんがたくさん来ましたときは、トリアージと言いますけど、看護師が手当ての緊急度に従って優先順位をつけながら、宿直医と連携しながら適正に対応することを心がけておるということでございます。
 なお、当日のことをお話しされましたので、病院側はどういう形だったかということをお話しさせていただきたいと思っております。
 午後の6時過ぎに4歳の小児が鼻におもちゃを入れたということで救急外来に来院されて受け付けを行っております。その数分後に今度は蜂に複数箇所刺された高齢の女性が来院され受け付けされております。
 最初に、小児の鼻から異物の除去中に、除去しておったわけでございますけど、今度は病棟から入院患者の急変の連絡があったために、医師はその小児の鼻からの異物を除去した後に病棟に向かったということでございます。そして、先ほど申しましたように、蜂に刺された患者さんが待っておるわけでございました。蜂に刺された患者さんについては、看護師が生命兆候、これバイタルサインと言いますけど、血圧や体温などを確認し、医師が急変対応をしていることをその患者さんに説明した上で入院患者の処置をお待ちになられることになったということでございます。この患者さんはアレルギー反応により突然血圧が低下する、これ専門用語でありますけど、アナフィラキシーショックって言いますけど、急変の発生も想定されたために、診察前の観察を継続しておったということでございます。そして、その後にご質問の患者さんが介助者2人とともに車で来院され、患者さんは車中におられたということでございます。看護師は駐車場のほうに行き、駐車場にとめられた車の中の患者さんの状況の確認を行っております。大変汗をかいておられたと。発汗が多くてぐったりされた状態を認めたために、体の汗を拭き、タオルを差し込むなどの処置を行うとともに水分補給を行うよう助言を行っております。
 あわせまして、宿直医が入院患者の急変の対応中であること、前に受け付けされた患者さんがいると、これは蜂に刺された患者さんのことがあり、診察までに時間を要することが認められるなどをその介助者にご説明したと。あわせて、乗用車で来院され、そのまま乗車されていることなどから、総合病院への受診を提案し、介助者に了解された上でほかの病院に向かっていただいたというように承知しておるということでございます。
 この当該の処置に当たった看護師は経験年数も長い職員でございますし、私は救急時における適切な対応ができたのではなかろうかと思っております。
 以上でございます。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ そういういろいろな患者の方や入院患者の方の急変ということで、こういったこともあり得るのだという、岩美病院に行っても必ずということではなくてこういった場面もあり得るということを岩美町民としては認識をしておくべきではないかなというふうに私は思います。
 先ほど管理者のほうからトリアージと呼ばれていることもありましたけれども、そのような岩美病院での救急外来診療が困難な場合というのは、ドクターの方もあっち行ったりこっち行ったり大変なことかもしれませんけれども、どこの段階で今回の場合のように中央病院に行くようにという判断がなされるかということについてはいかがでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 病院事業管理者。
▼○病院事業管理者(平井和憲君)▽ 診察の前でございますので、先に看護師がその患者さんの状況を見たということで、看護師の医療従事者の判断が一番大事だろうと思っております。
 判断に当たっては、当院で診察を待つほうがよいのか、それともほかの病院に移動して診察を受けたほうがよいのか、その状況を見ながら、個々いろいろ状況が違うと思いますけど、迅速にその医療従事者というのは私は判断せにゃいけんと思っております。個々の症例でその判断っていうのは異なるんだろうと思っておりますけど、画一的にこうだということはないと思っております。医療従事者がその知識や経験の中で瞬時に何が患者さんにとって一番最善になるのかと、そういう判断をその場で下していくんだろうと、それが命を救うんだろうと思っております。
 以上でございます。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 医療従事者の方にご判断をいただくということのようでございます。
 質問要旨の2番目でございますけども、このたびまれにはあるというご回答でございましたが、そのような救急の対応に対し岩美病院では困難な場面というのは、大体でもいいと思いますけれども、近年の3年間ではどの程度あったのかということについて、わかる範囲内でお願いいたします。
▼○議長(足立義明君)▽ 病院事業管理者。
▼○病院事業管理者(平井和憲君)▽ ただいまのような例が過去3年間にどのぐらいあったかというご質問でございます。
 最初の質問で冒頭申しましたけど、まれという言葉を使わさせていただきましたけど、原則救急で私どもの病院に来られた患者さんは診察します。しかしながら、先ほど言いましたようにまれ、まれという言葉を使いましたけど、ご質問のような案件というのはこの3年間ほとんどございません。年に1回あるかないかでございます。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 今年に1回程度ということで、大変ほっとしたところでございます。
 質問要旨の3番目でございますけれども、岩美病院において救急対応が困難な場合、具体的には中央病院に向かっていただくことになるのでしょうけれども、その前にとりあえず岩美病院において応急処置を行うのかどうか。
 このたびの例で申し上げますと、岩美病院前に停車した自家用車のところまで同乗者、私の家族でございますけれども、何とか診てくださいということで、最初はお忙しいという状況だったようでございますけれども、少しでもちょっと診ていただけんでしょうかということを私の家族が懇願というか、お願いをしてやっとこさ看護師の方に見ていただきました。それで、先ほど申し上げた経口補水液やタオルの挟み込みなどの応急処置をしていただけたということでございます。
 原則、本当に今のご説明ではまれな案件だったのかもしれませんけれども、中央病院に行くまでの20分間の間に、先ほど言われたタオルの、濡れた服と体との間の乾いたものの差し込みだとか、経口補水液の処置だとか、そういったことが、一番最初に申し上げましたけれども、その日のうちにその方はご自宅に帰ることができた大事な応急処置であったと思いますけれども、中央病院に向かうにしてもそういった応急処置を行っていただけるかどうかについてはいかがでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 病院事業管理者。
▼○病院事業管理者(平井和憲君)▽ 冒頭今回の症例につきまして看護師の対応を説明させてもらいましたけど、医療従事者として当然それは容体を見たらその症状に合った応急処置をすると、これは当然のことでございます。先ほど言いましたように、よその病院を紹介し、そこにすぐ、すぐというか、そこで安心して治療をしていただけるよう、その間の早急処置というものは、医療行為はやってませんよ、医療行為はやってませんけど、応急処置というものは当然とらせていただきます。
 また、冒頭申しましたように、トリアージ、ほかの病院にご案内するということだけじゃなしに、来られた患者さんについてもたくさんの患者さんが来られる場合もあるわけです。そしたら、その患者さんの症状に合った対応、応急処置というものはふだんからさせていただいておるところでございます。
 以上です。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 冒頭にも申し上げました、私も知識がないといけないのかなあと今回つくづく思いましたけれども、バイスタンダーというか、そういったぬれた服と、男性、女性あるかもしれませんけれども、冷たくなっている方との間にそういった対応をするということを今回私できませんでしたけれども、ぜひとも応急の対応について岩美病院によろしくお願いいたしたいと思います。
 質問要旨の4番目でございますけれども、最初に申し上げましたが、岩美病院で救急対応が困難ということで中央病院に向かうようにというご判断もあり、家族で連れて搬送したということになるわけですけれども、その場合、県立中央病院において連絡がどうも岩美病院からなかったのではないかというような家族の感触でした。こういった場合、岩美病院から中央病院への連絡、これは病病連携ということになるのかもしれませんけども、そのあたりはいかがでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 病院事業管理者。
▼○病院事業管理者(平井和憲君)▽ 病院のほうからその受診先の病院に連絡ということでのご質問だと思いますけど、診察後でありましたら症状を把握しておりますので適切な情報等をその受診先、転送先の総合病院なりに診療情報提供証等でお伝えすることはできます。また、重篤の患者さんの場合は、医師が直接診断しておりますので、直接転送先の医師に事前連絡をし、または場合によって救急車に同乗して転送先へつきそうこともございます。
 しかしながら、診療前で、当然これ受け付けの前になるわけでございますけど、このたびは、実際に当院の医師が診療を行っておりませんので、中央病院等に診療情報をお伝えすることはできなかったということでございます。診察がないと、また診療情報がないと連携というものは、それは病病連携というものは成り立たんだろうと思っております。ただ、そういう市内の総合病院がこういう診療科ですとか、こういうところがこういう症状に診てもらえそうですというようなことは積極的に私ども、今も言っておるところなんですけど、お伝えしていかにゃいけんのかなあと。
 それで、今の先ほどの質問のあったみたいに、その向かわれる間の応急処置というものはしっかりと対応していかにゃいけんなあというふうに思っておるところでございます。
 以上です。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ つまり診察前というような、こういった場合は病病連携ということは成り立たない、できない。つまり素人というか、家族というか、近所の方々が何とか早く連れていこうと思って今回の場合のように自家用車で連れていって搬送させていただいたんだけれども、その窓口のあたりで見ていただいて、そのまま行く場合には自分たちで外来診療を直接受けるしかないんだ、そういった認識でよろしいですか。
▼○議長(足立義明君)▽ 病院事業管理者。
▼○病院事業管理者(平井和憲君)▽ 私どもの病院でできることは、それはそういう市内にあるこういう救急の病院がございます、こういう診療科でありますということ、この場合はそういうことしかお伝えできんだろうやと思っております。先ほど言いましたように、蜂に刺された患者さんもおられたりしてなかなか目が離しづらいというような状況で、例えばこういう患者さんがおたくの病院に行きますと、病院のほうはどういう患者さんですか、どういう状況なんですかと聞かれてもうちのほうは診察をしておりませんので、なかなかそれは難しいんだろうと思っております。
 ただ、まれな例ということでこうした話をさせてもらっておるわけでございますけど、東部の救急の病院なりと、そういう今みたいな例についてはまた話はしてみたいと思っております。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 中央病院に向かうトリアージといいますか、看護師の方の判断ということで医療従事者の方のご判断をいただいて中央病院に行くということになったということもありますので、診察前という形になりますけれども、こういった状況で、現在近く家族ではない方だけれども搬送中であるというようなことが連絡できるようなことができるなら、より受け付けたときの対応も違うのではないかなと私は思いますので、よくご検討いただければなと思います。
 質問要旨の5番目でございますけれども、この20分なりの搬送、岩美病院から中央病院に行くという形になったときに、私としても中央病院に連絡をしたいということから電話番号を調べるというのもちょっと急いでおりましたので、119に電話をさせていただきました。その場合、個人搬送の場合では救急救命センターである県立中央病院に連絡はしないと、多分先ほど管理者が言われた診察前であるかなということなんでしょうけれども、それで結局中央病院の電話番号を私は聞かせていただいて、それでそれから連絡いたしました。
 東部広域消防局ということになるのでしょうか、この119の対応としてもそういったことまでしかできないという認識でよろしいのでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 東部広域におけます119番の対応についてご質問がありました。
 東部広域のほうに確認をいたしましたところ、個人搬送ということでは救急隊員が患者さんの状態、これが確認できないということから、搬送車から医療機関へ直接連絡をしてもらうということでございました。
 ただ、こういったケースの場合っていいますか、救急の場合は個人搬送ということではなしに迷わずに119番通報、これをしていただくということが必要じゃないんかなあというように思っております。119番通報をしますと、救急車が参りまして、その救急車の隊員が直接に受け入れ病院とやりとりをするということになっております。今回の岩美病院のようなケースの場合には、岩美病院じゃなしに別のところに直接搬送がなされたであろうというように思っているところでありまして、そういったことを町民の皆さんには、迷わずに119番通報をしてくださいということを申し上げさせていただきたいというように思っております。
 また、一般論ではございますけれども、個人搬送中でありましても119番通報をされたような場合、その状況にもよるとは思いますけれども、適切な場所で合流をするなどして救急車のほうに乗りかえていただいて、その後は通常の救急搬送として救急隊が対応するというようなことでございました。
 ただ、そのやりとりについては、私どういったやりとりがあったのかっていうことがわかりませんので正確なことは申し上げられませんけれども、そういうことだそうでございます。
 また、救急車を呼んだほういいんか、あるいは今すぐ病院に行ったほうがよいのかっていうように判断を迷う場合もあると思います。先ほど申し上げたとおり、直接119番をしていただきたいわけではありますけれども、東部広域におきましてはとっとりおとな救急ダイヤルということで♯7119番、こういったものを設けておりまして、相談員が相談を受けアドバイスをできるような仕組みというのもとっております。これについてもご利用いただければというようにも思うところであります。ただ、やはり救急の場合には119番をぜひともしていただきたいというように思います。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ このたびは私の自宅の裏でありまして、家族もおって車も準備できて岩美病院にすぐ連れていけば何とかなるんじゃないかというような気持ちでお連れしたところでございます。ただ、岩美病院のそのときの状況だとか、それから119の対応ということについて、町民の皆さんもこういった事例もあるんだということをご理解いただいた上で、じゃあ119番にやっぱりすぐ電話しようとか、本当にすぐだから、すぐのバイスタンダーとかができるんであればというようないろいろな判断をしながらなるべく早目の搬送をできるようなというようなことを考えていかなければいけないのかなあというふうに私は思いました。その辺は町民との共通認識としたいということで今回こういった質問をさせていただいておるところでございます。
 質問要旨の6番目でございますけれども、中央病院におきまして連絡先に非常に困りました。当該世帯の中で連絡がとれる方がおられればいいのですけれども、誰もおられないような場合には世帯外の近親者の連絡先を承知しておくことも必要となります。このたびの場合は、ご本人の了解のもとで町内会のご家庭の協力により調べることができましたけれども、いつもそのようにできるとは限りません。自主防災組織ということになるのかと思いますけれども、町行政の指導において世帯外連絡先の把握とその共有についてはどう指導をされておられるかをお聞きいたします。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 世帯外の連絡先等の把握とその共有についてというご質問でございます。
 町におきましては、災害発生時の要配慮者の安否確認でありますとか、迅速の避難行動、これを支援することを目的といたします岩美町災害時等要配慮者支援制度、こういう制度におきまして要配慮者からの個人情報の開示、これを了解をいただいた上で町と自治会、あるいは自主防災組織とが連携をして要配慮者の登録台帳や、あるいは一人一人の災害時の避難契約を定めております個別避難支援プラン、こういったものを作成をし、その情報を互いに共有しているところでございます。
 これらの情報の中に緊急連絡先、こういったものがありまして、複数この中には記載をできるということになっておりまして、現状はご家族のほか、要配慮者と別世帯の兄弟や子どもさん、こういった部分が連絡先となっている場合、これが多うございます。町として、こういったケースに積極的に活用してくださいとまでは申し上げていないところではありますけれども、自治会や自主防災組織におきましてはそれぞれの写し、これを保管しておりますので、今回のような生命にかかわるような緊急の場合、こういった場合にはこれらでストックをしております緊急連絡先の情報、これを地域で有効に使用していただくこともできるというように考えております。積極的に使ってくださいという広報まではしておりませんけれども、状況に応じてこういった部分については活用をいただけたらというように思うところでございます。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 世帯外の連絡先についてお伝えしたくないご世帯もあるかもしれませんけれども、何が起こるかわからないような災害だとか、それからご病気だとかっていうこともあると思いますので、町民の皆様にもできればそういった登録などを前向きに考えていただければということで、この質問を終わらせていただきます。


 それでは、質問事項の2番目、民間事業者への赤字補填はとして、株式会社東浜への経営支援補助金として1,020万円を令和元年度の9月補正予算に計上し、町予算から支出したいと町行政は提案しておられます。しかし、私としては、このことについて最初のあたりから同じようなことを言っておりますけれども、やはり同社の経営責任等を明らかにしてから行うべきだということを申し上げております。そういう観点から質問させていただきます。
 質問要旨の1番目ですけれども、同社、つまり株式会社東浜の創設時において、町行政が設立等に関し依頼した経緯というのはございますでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 設立時の依頼についてのお尋ねでございます。
 これにつきましては、瑞風がJR東山駅東浜駅停車するということが内定をした平成27年当時でありますけれども、その当時に町から瑞風のお客様へのおもてなしであったり、あるいはレストランの運営について東地区自治会の皆さんへ協力要請というものをいたしております。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 今のご説明では協力要請ということで、赤字が発生した場合に町が補填するというような合意はなかったと、そういった理解でよろしいでしょうか。
 つまり株式会社東浜も町行政も町からの赤字補填は考えていなかったということでよろしいですか。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 赤字補填について当時は想定がなされていなかったものというように思われます。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 質問要旨の2番目でございますけれども、同社の設立、運営において、私はこの株式会社東浜という会社においては、この会社のある地域の有志の方々が地域振興を目指して同社を設立するにあたり貴重な投資を行われたと受けとめています。そして、その意気に感じて多くの方、多分町民の皆さんだと思いますけれども、多くの方が出資を行われています。それらのことを地域の方々も含めて岩美町全体で共有したいというふうに思ってます。そもそもはこの会社を興して設立したのは地域を振興していきたいんだと、そういった方々の思いでできたんだと、そういうことだと思っております。しかし、このたびの町からの債務超過の全額補填は、そもそもの有志の方々の本意に背くことになるのではないかなというふうに私は大変危惧しております。そして、町の財源を一民間企業に投入するということは、町民全体にとって不合理な理解や解釈ということも出てくるということを非常に危うく思っております。町行政としてどのように考えておられますでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 債務超過額の補填について町行政としてどう考えるかということでございます。
 これ経過をお話をさせていただきたいと思いますけれども、これまで我々はトワイライトエクスプレス瑞風のお客様や町を訪れます観光客等への食事の提供や岩美町の情報発信、地元雇用の拡大、地産地消に努め、瑞風とセットでJR西日本が行いますPRやマスコミ等の取材に数多く取り上げられてきておりまして、岩美町の知名度とイメージを高めてきておるところでございます。
 一方、アルマーレを運営いたします株式会社東浜の経営状況、これは大変厳しく、本年5月20日に東浜の取締役から町への支援要請というのがあったところでございます。その際に赤字をどうするのかということを尋ねましたけれども、明確な回答がなく、経営する意欲に疑問を感じましたので、それならば意欲のある方に経営転換を図ってもらって赤字が清算できないかというように考え、新たな社長候補の検討、これをしていただき、現在の社長にたどり着いたというのが経過でございます。
 この方は、就任前の意気込みとして、価値のないって申し上げたほうがいいと思いますけれども、発行済み株式500万円の取得の意思を表示されておりまして、これはみずから500万円の赤字補填をするのと同じ意味でありまして、そのあたりに私どもとしては意欲を感じたところでございます。
 株式会社東浜は、アルマーレを地域活性化の核にしようと、杉村議員おっしゃるように、地元の有志が集まって町民の皆さんが賛同し設立された会社でありましたけれども、残念ながらレストラン経営に関するノウハウ、こういった部分が不足をしておりまして、外部に人材を求めましたけれどもうまく機能しなかったというのが実態でございます。
 株式への出資はリスクを承知で自己責任のもとに判断をされたというものではありますけれども、先ほどもご答弁申し上げましたように、町の呼びかけに応じて設立されたという経過もあり、一民間企業とはいえ町として道義的な部分もあるというように思っております。
 今後も岩美町を全国に発信をし、観光等で岩美町を訪れていただく方を増やしていただく手法として瑞風の活用というのは有効でありまして、この東浜駅停車を継続するためにアルマーレの指定管理者として管理運営をいたします株式会社東浜の経営の安定を図りたい、そういうふうに考え支援をしようとするものでございます。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 町の呼びかけにより設立をしていただいたという道義的な部分もあるんだというご答弁でございます。
 質問要旨の3番目に移りますけれども、ここの部分も今の質問要旨にかぶる部分もあろうかと思いますが、なぜ純粋な民間事業者で第三セクターでもない株式会社東浜に対して債務超過の全額を町から補填しようとされるのかと。同社に対する町行政のスタンスというは、同社の自主的な運営とそれに対する町の支援であったというふうに私は理解しております。今般、債務超過額が多額となり経営の見通しが難しいとき、同社の経営陣や株主等の一定の責任を示していただいてから岩美町において町民全体の負担を考えるべきではないかと私は考え従来から主張しております。
 先ほど町長のほうから、新たな出資者、価値のない株式に500万円で購入するというところに意欲を感じたということがございましたけれども、債務超過の場合は、すなわち出資した株券の価値がない状態に対して債務超過額の全額を補填するということになりますと。それは従来の出資者の権利の評価額を町がゼロからもとに復元させる、そういったことになってしまいます。それはこの間の経営結果の責任を全て町が負うということでございます。町民全体に対してどのような説明を、先ほどの説明になるのかもしれませんけど、私としては納得できないところがございます。
 具体的な対応として担当する総務教育常任委員会でも申し上げましたけれども、私は出資者が出資額を減じて、つまり資本の減資を行って経営や株主の責任を明らかにし、その上で町に対して補助を求めていただくことがあるべき姿ではなかろうかと考えます。具体的には、資本金980万円の半分の減資が行われれば債務超過を解消するための町負担は提案されている補助額の半分程度となると思っております。そのような協議は、先ほど申し上げたとおり、総務教育常任委員会でも申し上げたところでございますので、協議はなされていないということでよろしいんでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 先ほどのご答弁とも重複するということになろうかと思いますけれども、町の呼びかけに応じて設立された会社であるということ、今後も瑞風を地元の活性化に生かしていくための支援というように考えておりまして、町の補助金、これは赤字額の全体というのではなく、発行済み株式の発行当時の額面を差し引きしたものとさせていただいているところでございます。
 現在の株式は、当初の額面どおりの価値はないわけでありますけれども、この株式を引き続き保有をしていただくということが経営陣や株主の責任部分であるというように考えているところでございます。株式として出資された部分の補填ではなく、維持管理費用であるとか、株式会社東浜の社員が思うように集まらず運営において発生した赤字についての補填、こういったものであるということをぜひともご理解をいただきたいというように思っております。
 杉村議員さんおっしゃられました減資の部分については、話し合われたということではないというように承知をしておりますけれども、減資をするかどうか、これについては株式会社東浜の内部で検討をいただくべきことではなかろうかなあというように思っているところであります。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 先ほど町長のほうから、5月20日に支援要請をいただいたと、経営意欲に疑問があったというようなご発言、ご答弁がございました。私はその支援をしていただきたいということであるならば、株式会社東浜の姿勢として株主さんや経営陣の責任をある程度認めた上で、町行政に対して支援をお願いしていただきたかったというふうに考えております。
 質問要旨の4番目でございますけれども、同社と町とのかかわりにおきまして東浜レストランアルマーレの経営面で指導していきますよと、先月の8月30日の全員協議会で商工観光課長は発言されて、特別職は取り消しをなされませんでした。何か町の子会社のような認識というような、そんな感じを受ける答弁でございました。会社としては確かに町の指定管理を受けておられますけれども、主体的に経営をしていただきたい。町のほうが指導すると、そういったような経営面において指導するというようなことではちょっと違うのではないかというふうに思います。同社の経営面においてどのような認識で進められて、そして今後も進めようとされているのか、お伺いいたします。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ アルマーレの経営面におけます町の認識についてのご質問でございます。
 ご指摘の発言につきましては、当日の全員協議会におきまして他の議員さんから、株式会社東浜は地元雇用の拡大と地産地消の推進についてどのように取り組んでいるのかというご質問がありまして、そのことにつきまして状況の進捗がよろしくないということから担当課長が指導をしていくと答弁したものであるというように思っておりまして、経営面について指導をするということは言ってないものと理解をしているところであります。経営について町職員が指導ができるかといえば、やはり無理があると言わざるを得ないのが実情でございます。
 町といたしましても、7月に就任された社長は経営知識にもたけた人物であると認識をしているところでありまして、社長の経営手腕に期待をしているところでございます。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ これで2番目の質問事項を終わりにいたしますけれども、町長も言われましたが、7月11日の株式会社東浜の取締役会で新たな代表取締役が選任されました。私は、この方には敬意を表明させていただきたいと思っております。資本、経営が不安定な会社に対し立て直していこうとされていただくことに私にはできないことを行おうとされていること、とてもありがたいことだと思っております。今後の同社の経営には大変期待をさせていただきます。よろしくお願いいたしたいと思います。
 これで2番目の質問事項を終わりにさせていただきます。


 それでは、質問事項の3番目でございますけれども、監査法人トーマツのかかわりと権利保有の証拠書類はに移らせていただきます。
 株式会社いわみ道の駅出資(金買参権に係るもの)が返還されたとして出資金返還金が平成30年度決算の財産収入に計上されています。通告には計上されるというふうな表現をしておりますけれども、その後に決算書などが届きましたものですから、今はされていますというふうに表現しております。
 しかし、これは出資等による権利としての返還ではなく、出資金として成り立つ前の単なる債権であったものの返還であるというふうにずっと以前からの考えのもとに主張させていただきます。
 町の財産において出資等による権利ではなく債権だとすることにつきましては、平成28年度決算に関すること以来、何年にもわたって答弁しないまま議事の進行があったり、答弁を拒否したままの議事進行であったりして議論を行わない姿勢で岩美町議会が運営されてきたことがございます。しかし、今期の議長のご配慮により、本年3月19日の全員協議会においてやっと幾つか町行政の解釈が示されました。そのときの記録を見ますと、私は5点質問しております。
 1番目、保有しているとする権利はどのような権利か。
 2番目、どのようなことが権利行使できるのか。
 3番目、どのような書類で権利を確認できるのか。
 4番目、この権利の評価額は幾らか。
 5番目、道の駅からの返還を願い出る書類の表現が適切ではない、町が受け取ること自体が問題だというような質問でございます。
 それに対しまして町長の答弁が、1番目は出資部分という以外は申し上げようがない。2番目は議決権では資本組み入れがなされていないので権利行使はない。3番目は払込証明書、4番目は資本組み入れがなされていないので出資をさせていただいた金額そのもの、5番目はそのまま受け取らせていただいたということでございまして、この答弁を私なりにまとめますと、町は払込証明書のとおり、出資金として支出したが受け取り側は資本組み入れを行っておらず、町は出資金としての権利行使はできない状態である。したがって、その評価額は町が支出した額そのままであるというものでございます。
 これは、町の財産、町民の財産は出資に伴って保有することとなる権利ではなく、その前の段階で払い込みしただけの債権のままであると町長がみずから認めておられる答弁だというふうに私は解釈いたします。しかしながらその一方で、答弁の中でも出資して権利を保有しておるという面は譲られておりません。明らかに矛盾しています。
 町行政は、平成29年9月14日の本会議の中で監査法人の意見を聞いておりますとされています。そのときに初めて日本を代表する4大監査法人の一つであるトーマツの名前が明らかにされました。
 お聞きしますけれども、出資に伴う権利として町の財産に計上することが適切であると監査法人トーマツは判断していると町行政は説明してきておりますけれども、その判断にこの法人は組織として関与なされているのでしょうか。そのことをお伺いします。
▼○議長(足立義明君)▽ しばらく休憩します。
            午後3時34分 休憩
            午後3時35分 再開
▼○議長(足立義明君)▽ 所定の出席がありますので、再開します。
 休憩前に引き続いて一般質問を続行します。
 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 監査法人は組織として関与したかどうかというご質問でございます。
 監査法人トーマツと岩美病院が病院事業会計の業務について相談契約というのを結んでおりまして、その際に病院が委託をしております業務以外の内容について相談をさせてもらったという経過がございます。
 最終的な財産管理上の扱いにつきましては、その意見や見解、こういったものを伺う中で執行部としての結論に至ったというのが実情でございます。したがいまして、組織として関与したものではありませんので、ご承知をお願いしたいというように思います。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 今町長からトーマツさんとしては組織として関与していないというご答弁をいただきました。確かに平成29年9月19日にトーマツの方から私の個人の携帯電話に、まず最初に法人として関与していないと明確に示されました。そのことはこの本会議だったか、全協だったか、決算委員会の中で申し上げてきたところでございますけれども、その翌日の平成29年9月20日午後1時10分から開始された全員協議会の中で、ぜひとも監査法人トーマツに文書をもって正式な回答をいただくよう町長にお願いしたいというような発言もあって、町は当監査法人に対して文書を求めたということ、そしてそれに対して同社は文書は出せないということについては承知をさせていただいております。
 ここで今申し上げた文書の有無ということは問題ではないと思っております。口頭ではありますけれども、今までは今町長が申し上げた組織として関与していないということの発言とは違って監査法人の正式な回答であると口頭で説明してきておられます。今町長が言われたことは今までの説明と私は大分違っておると思いますけれども、それでは監査法人トーマツの名前を出すことは行ってはいけないことであった、そのように考えてよろしいでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 法人名のことにつきましては、基本的にはやりとりの中でどういった状況でどういう判断をしたかということ、そういった部分を説明した、それがために出したもので、法人名を出したというように思っております。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 町長、出されたほうのことを考えてください。鳥取県の端っこにある岩美町とはいえ地方公共団体の正式な議会の中で監査法人トーマツの正式な回答を口頭ではあるが問題はないという説明を読まれ、行政はしてきておるというふうに私は理解しておりますし、前期からの議員の皆さんもそのように受けとめられておると私は思っております。同社に対してご迷惑をおかけすることになるのではありませんか、トーマツの名前を出すことについて。全てこれは監査法人トーマツには関係ないことであるということを明確にすべきではないんでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ しばらく休憩します。
            午後3時39分 休憩
            午後3時42分 再開
▼○議長(足立義明君)▽ 所定の出席がありますので、再開します。
 休憩前に引き続いて一般質問を続行します。
 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 仕事をする上で個人的に相談をしたり尋ねたりするっていうことは一般的にあることだというように思っておりますし、長い業務の人生の中では当然いろんな情報を得たり、そういう人がいればやっぱり状況について聞くのは当たり前の話であるというように思っているところではありますけれども、最終的にそのおっしゃられたことを導入するかどうかっていうのは私どもの考えであり、何ら問題はないというように思っているところであります。
 したがって、監査法人トーマツという名声やお墨書き、こういったものをもってあたかも議会を執行部の●シショウ●に誘導してきたというようには考えていないところでございます。この会計処理のことが持ち上がってから既に3年たつわけでありますけれども、今までに監査法人からは何ら抗議、こういったものも受けていないという実情でございます。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 監査法人トーマツさんのほうから何も言われていないということでございますけれども、監査法人トーマツさんも日本の四大監査法人の一つとはいいながら監査の世界も非常に厳しいような新聞記事がたくさん載っております。東芝問題とかで監査法人等の信用失墜も相当ございます。信頼を回復するためにいろんなご努力をされているように聞かせていただいています。地方とはいえ、地方の議会とはいえ、監査法人からこういった、口頭ではあるけれども問題ないという、私から言わせればそんなはずはないというような内容のことを申し上げますけれども、そういったことを出すこと自体、岩美町を離れたところでご迷惑をおかけするような危惧があってはならないと、私はそのように思います。
 時間もありませんので、トーマツさんに関してはここまでというふうな形といたしますけれども、ともかく先ほど町長からトーマツさんの組織としての対応ではないということは明らかになりました。
 それでは最後、あと1分ですけれども、この権利の保有を証明する書類が町長は払込証明書とされましたが、第三者や地権者に対してもその書類で町が権利を保有し権利行使できることを証明する書類であると、3月の決算日を過ぎた本日現在であったと、そのように本当に考えておられるかどうかをお聞きします。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 払込証明書が町の権利保有を証明するものと考えているかどうかということでございます。
 基本的には、杉村議員がおっしゃるとおりであろうというように思っておりますけれども、現状におきましては町の権利を裏づける書類としましては、出資金を払い込んだ後に道の駅から提出されました払込証明書しかないものというように思っております。町が道の駅に支出をさせていただいた400万円につきましては、まだ経営基盤がしっかりしていない時点のいわみ道の駅が財産権を取得することに対する支援であること、また予算措置をさせていただく経過の中でも出資金としてお話をさせていただいて、計上させていただくということにつきましてはこれまで議会の皆さんにもご相談をしご理解をいただいてきたというような経過もございます。考え方はいろいろあるかというように思いますけれども、町は出資金としての事務処理をさせていただいたというところでございます。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ それでは、お伺いいたしますけれども、平成30年度決算附属書類によりますと、出資等による権利の中で出資金というのは前年度末現在高で鳥取県東部森林組合出資金など14団体の権利保有とされています。その権利はどのような書類で町民に対して保有していることを示すことができるんでしょうか。
▼○議長(足立義明君)▽ 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ 決算書の載せてあります部分というのは出資を証する書面、こういったものでありますので、そうやってやらせていただいておると。ただ、今回の道の駅の件につきましては、先ほど来るる申し上げておるとおりでございます。
▼○議長(足立義明君)▽ 杉村議員。
▼○6番(杉村 宏君)▽ 株式会社いわみ道の駅の貸借対照表上で長期預かり金として町から400万円が何年も計上されております。町民の財産を不適切に管理され続けてきたとしか言いようがございません。
 もう発言時間も終わりましたので、これで終わりますけれども、最後にこのような瑣末なこともまともに修正できないということについては非常に残念でございます。
 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
▼○議長(足立義明君)▽ 答弁はもう要る。
            (6番杉村 宏君「結構です」と呼ぶ)
 そういうふうに解釈したけど。
 特に特に町長から発言を求められておりますので。
 町長。
▼○町長(西垣英彦君)▽ それにつきましては、先ほどからるる申し上げておりますとおりでございまして、やはり私としては杉村議員さんとの見解の相違と言わざるを得ないところでございます。
▼○議長(足立義明君)▽ 以上をもって杉村宏議員の一般質問を終了します。

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