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一般質問の要約です(3886文字、モルゲンロート12号用)

 令和2年6月10日に行われた杉村宏議員の一般質問の要約を、以下のとおり掲載いたします。
(10月末日ごろ発行予定の杉村ひろし後援会活動通信誌「モルゲンロート」12号に掲載いたします。ここでの3886文字を約3,500字ぐらいにして2ページに収めようと思っています。)
 印刷するまでには、再度、紙面調整等のため修正すると思います。

コロナ財源は現世代負担で、所得再配分で
大きな次世代負担にならないよう国に要望する
杉村 新型コロナウイルスによる、100年に1度とも言われている感染症の世界的大流行が、人類の生命と経済に大打撃を与えている。その対策にどこまで公の支出が必要なのか見通しがたい。対策財源は赤字国債だ。
 特別定額給付金などのコロナ財源は、負担を次世代に先送りするのではなく、千年に一度とも言われた東日本大震災の被害と復興の対策財源として創設された復興特別所得税のように、基本所得税額に対し、一定割合の税率を乗じ算出するような財源を創出し、このようなときこそ、消費税のような逆進税ではなく、所得に応じ負担する税の所得再配分機能を強化させるよう、国に対して町として意見を出さないか。
町長 バランスを失った財政規律をどのように健全化していくのか、財源対応は、国において議論がなされていくものだ。次世代に大きな負担を残さないよう、所得の低い方に過度の負担とならないよう、町村会など、さまざまな機会を通じ、国に要望する。
杉村 現在や本年中に見込まれる経済状況でも、町内なら例えば町長をはじめとする特別職や県議会議員など、年収1,000万円を超える方々もおられる。民間でもおられるでしょう。町の特別職や議員等、公費支出されて方々の一定部分は姿勢として削減を行ったが、これも形を変えた所得者の負担の側面だ。所得の多い方がより多く、より高い率で負担する。当然だ。復興特別税としての個人住民税の10年間、令和5年度まで、終了した後に引き続いて、町として町の対策のために行うのであれば、町のコロナ対策特別税を検討していくべきだ。

快速便は補助路線から外すべき
本年10月以降の運行は関係機関と協議する
杉村 岩井快速便として、鳥取駅から岩美駅間の高規格道路を利用し時間を短縮した民間路線バスが平成30年10月から運行している。この便は、生活交通路線として必要なバス路線のうち、広域的、幹線的なバス路線の運行の維持等を図ることを目的とする鳥取県の広域バス路線維持費補助金の対象とされ、具体的には地域協議会、生活交通確保にかかわる地域協議会東部分科会の、令和元年6月15日の会議で、平成30年10月にさかのぼって認められたことから、当町も昨年度、213万円(内県負担は28万円)の負担を行っている(赤字額全体では686万円、残り473万円は鳥取市負担)。
 令和2年においても、昨年10月から本年9月までを補助対象期間として、生活交通として必要なバス路線を実質的に決定する地域協議会(生活交通確保に係る地域協議会東部分科会)が、今月19日に開催予定だ。
 平成30年10月以前に、この路線の運行開始を沿線自治体である岩美町や鳥取市は事業者に要望したのか。
町長 本町も鳥取市も要望していない。不採算の場合、県や市町の補助も検討してほしいという説明を受けた。町としては、高規格道路を活用した、生活圏域である鳥取市への新たな交通手段であり、町民の利便性を向上させるものと考えて、県、市とともに補助を行うことはやむを得ないと判断した。
杉村 仮に赤字となった場合には県や市、町の補助も検討いただきたいという話があったということだ(このことはこの時初めて聞きました)。
 平成30年5月に新聞記事に、快速便新設と載り、同月25日の委員会で質疑したところ、町はまだ未協議との答弁だった。その後、9月の町広報紙に快速便が運行開始との記事が掲載され大変びっくりした。同月12日の委員会で報告を求めると、事業者の意向で実施をするという説明だった。既存路線等への影響等、赤字の場合、県や市の補助の(町の予算に関するのに)説明はなかった。
 補助も検討してもらうこともあるということであったならば、平成30年9月12日の委員会でなぜそのことを説明しなかったのか。
町長 改めておわびを申し上げる。
杉村 本年3月の委員会で、赤字が続くようなら、鳥取市、岩美町ともこの快速便の路線を廃止したいとし、事業者と兵庫県側は運行を継続してほしいという説明だった。俗な言い方だが、「金出し若いもん」中身がよくわからないまま、結果的に負担だけはさせられるような立場だ。岩美町が当時、赤字の可能性もありリスクも踏まえて運行開始を判断したならば、当然に議会に対して説明すべきであるし、しておったと思う。

杉村 生活交通路線として必要であるとは、開始時も現在もどうしても思えない。昨年6月15日に行われた同協議会で、生活交通路線として必要なバス路線とされた理由はなにか。
町長 必要性は、岩美町にとって高規格道路を活用した生活圏域である鳥取市への新たな交通手段であり、町民の利便性を向上させる路線だ。
杉村 当町は委員の一人として出席し、どのような意見を表明したのか。
町長 意見は述べていない。
杉村 利用状況は1便当たりの平均で0.7人。その多くは岩美町民ではないようだ。町民の利用実態をどうか。
町長 町民に限っての利用実態は把握していない。
杉村 1週間前にこの質問通告書を提出したが、この便における岩美町内での乗降場所は岩美駅のみで、しようと思えば、乗降調査を、本日の答弁を行うまでにできる。行わなかった理由はなにか。
町長 実績で判断したもので、(通告を受けてから)調査をするまでは考え方が及んでなかった。
杉村 本年5月28日の木曜日に、岩美駅での乗降を確認した。
鳥取駅7時45分出発、岩美駅8時22分到着便 岩美駅降車者なし、市内降車者1名。岩美駅8時30分出発、乗車者1名、新温泉町民バス「夢つばめ」で湯村温泉から岩美駅まで来られ、快速便に乗りかえて乗車されました。岩美町の方ではないと言っておられた。鳥取駅9時45分出発、岩美駅10時22分到着便、岩美駅降車者1名。同車両のまま快速便からゆめぐりエクスプレスに看板を変えて、そのまま湯村温泉に向かわれた。この1名の方も岩美町の方ではないと言っておられた。同日の以後3便とも、岩美駅での乗降はなかった。この日の快速便の乗降客数は3名で、1便当たり0.5人、月・金曜日は中央病院への利用が多いということで、それ以外の曜日、この日は木曜日で、このような実態ではないかと推察する。どなたも当町の方ではなかった。どう受けとめるか。
町長 町民の利用実態はつかめてない。
杉村 東部分科会が6月19日に予定され、この快速便について、岩美町民の利用実態を町独自でも調査しないか。
町長 する考えはない。
杉村 町民の利用実態を踏まえた上での会議出席というような姿勢で迎えられるべきだ。
町長 するつもりはない。
杉村 兵庫県側の利用者が、朝の夢つばめからの乗りかえの方、ゆめぐりエクスプレスに乗りかえるというか、その車両でそのまま湯村温泉と鳥取駅との往復をされる方、それ以外の町内だけの乗降はなかった。この路線は、岩美町民にとって、実績、現状、そして今後の当面の間も生活交通路線として必要なバス路線ではない。
町長 町民の利便性を向上させると思っている。
杉村 この快速便の運行継続そのものは否定するものではない。しかし、この路線は(鳥取県民の)生活交通路線として必要なバス路線ではない。県の補助路線から外すべきだ。
町長 利便性を向上させる新たな交通手段であり、不採算の場合、県、市とともに補助を行うことはやむを得ない。しかし、利用状況等により、令和2年10月以降は、事業者を含む関係機関で協議したい。
杉村 利用実態として、鳥取県側の利用は少ない、兵庫県側の利用だ。ゆめぐりエクスプレスバスや夢つばめ等の関係で、実質的に兵庫県側の移動の一部にこの快速便がなっている。鳥取県側の運行の部分の負担を、岩美町、鳥取市、鳥取県が負担しておる。町民が納得いくものではない。

町政の見える化の推進を
前進するように取り組みたい
杉村 協働のまちづくり予算事業提案で、岩美まちづくりの会から2年続けて町政の見える化をご提案いただいた。提案内容は、民主的な運営を行うべき行政が当然に行うべき内容がほとんどだと考えている。しかし、平成30年12月の提案に対し、実施すると回答し、実質的にゼロ回答。令和元年12月の提案に対し、引き続き検討するとされた。
 委員会や審議会の議事概要について、開示できる範囲内で公開するよう検討すると回答しているが秘密会とされるもの以外、全て速やかに開示すべきだ。
町長 委員会や審議会の議事概要について、全て町のホームページに掲載し、公開している。協働のまちづくり予算の提案に対する回答で、開示できる範囲内で公開するよう検討するという誤った回答をした。訂正した上で、正しいものを改めてホームページに掲載する。
杉村 平成28年9月に、議員と同じ情報を町民にもという趣旨で質問し、議会と協議すると答弁された。協議や経過はどうか。
町長 議員に配付する資料を同時期に町民が閲覧できるようにすべきということについて、結論が出てない。協議もできていない。改めて議会に対し相談したい。
杉村 町議会議員として、主権者の意見を踏まえ、代議を行う立場にある。そのためには、情報の公開が前提で、主権者と議員との情報を得る権利は同じであり、一方だけに知らせればいいというものでは、代議自体が不可能だ。主権者と議員、個人の知る権利は同じであり、情報格差があってはならない。
町長 同じレベルで知っていただくのが基本だ。ただ、今までの経過等を鑑み議会と相談し、判断したい。
杉村 3度目のご提案をいただくほどのことではない程度に、町政の見える化を進めないか。
町長 おくればせだが、早急に検討し、前進するように取り組みたい。

その他の質問事項
 税条例の改正理由は

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