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決算審議(令和元年度)

 9月定例会中で、令和元年度決算が審議され、杉村宏議員は、以下のような質疑・討論を行いました。各会計決算とも認定いたしました。
(以下の一部は、モルゲンロート12号にも掲載いたします。)


 ≪令和2年9月17~29日決算質疑等≫
令和元年度決算に対する杉村宏議員の質疑など
(金額は万円表示で、万未満は切り捨て)

問 たばこ税収(7779万円)は、駟馳山バイパス完成以降、町内IC周辺のコンビニエンスストアにおいて、兵庫県の方の購入が増えたことにより、高止まりしている状況か。
答 数年前より販売本数は減少している。

問 滞納処分費の決算額は0円だが、県から専門家(税務課参事)に来ていただいている間に、町職員の滞納処分に関する実務の経験を深めていただくべきだ。必要な滞納処分は行っているか。
答 預貯金などの債権を優先して差押している。令和元年度は約1200万円、平成28年度から30年度はいずれも約1000万円の差押を執行している。

問 下水道や病院会計等に多額の繰出しを一般会計から行っているが、そのほとんどは国からの交付税で賄われていることを確認したい。
答 下水道事業と病院事業の普通交付税措置額は4億3726万円、特別交付税措置額は1億1931万円、合計5億5657万円になる。歳出の繰出し金との差額は県補助金等である。

意見 議長交際費の執行率が43%であり、行政を質す立場が議会であり、その長が直接関与する予算の執行として低すぎる。行政に示しがつかない。3月補正で減額すべきだあった。
 (予算現額:65万円、執行済額:28万円、不用額:36万円)

問 町長交際費の執行率が5割を下回っている。予算の執行として他の予算に示しがつかない。補正減した額が少なかった。
(予算現額:150万円、執行済額:71万円、不用額:78万円)
答 不測の事態にも対応できるよう一定額を確保した。

問 オストメイト対応の多目的トイレの整備を、町内外の方が多く利用される施設内に行い、99万円の補助をしている。利用者はあるのか。
 (補助対象事業費:199万円、補助金額:99万円)
答 金融機関の窓口の奥に設置されている。オストメイトの利用は不明だ。車椅子の利用はない。

問 地方バス路線維持費補助金は、意図的にPDCAサイクルを回していない。同補助金に岩井快速便にかかる費用が含まれており、町民利用の実態がない。計画(Plan)が、高規格道路活用による町民の利便性向上で、実行(Do)で、やってみて、評価(Check)が行われていない。6月の一般質問の答弁で乗降調査を頑なに行わないとした。決算にあたって、結果的に利用が少なくとしているが、6月時点でチェックを行っていれば、次年度に生かすことができた。意図的に評価を先送りし、大きな額の公費を投入することに陥らしている。評価していないから改善(Action)も当然にできないし、事業廃止は事業者の判断として、公費負担者の説明責任を避けている。
答 岩井快速便は高規格道路を活用して、町民の利便性の向上が図られる新たな路線として補助を行った。結果的に利用が少なく、令和3年3月末に廃止の予定だ。廃止までの期間の補助はお願いしたい。

問 岩美町観光協会で行っていただいたアニメ・漫画を活用した観光誘客促進事業は事業費187万円で、4分の1の46万円を町が補助しているが、そのほかの財源は何か。また、同協会には、毎年500万円を町は補助を行っているが、決算書等はいただけないか。(補助対象事業費:187万円、補助金額:46万円)
答 事業費の2分の1は県補助金で、残りの4分の1が観光協会の自主財源だ。協会の決算書提出は今後検討したい。

問 あんしんコール活動として、概ね70歳以上のひとり暮らし高齢者等を対象に、電話による安否確認等を行っている。利用者が103名ということだが、どれくらいの割合で確認ができているか。
答 週1回の頻度で、全員と連絡が取れている。

問 岩美めぐみ館(農産物加工施設:旧浦富保育所跡地)は、前施設(婦人の家)と同様、または、それ以上の活用を期待するが、利用状況はどうか。
答 本年4月から8月では46日の利用があり、前施設の同時期は34日であったことや、豆腐や味噌の加工教室も開催され、利用は増加している。

問 森林管理システム推進事業は、適切な経営管理が行われていない森林が対象で、その対象山林は膨大だと考えている。令和元年度の対象者27名や対象筆数50筆は、全体の中でどの程度の割合か。
答 陸上地区をモデル地区としている。

問 町内IC周辺において、住宅地の造成と家屋の新築がなされている。土地を求められる方々の立場からは、地籍が明確になっているにこしたことはない。地籍調査済みの地域を詳しくわかりやすく表示すべきだ。
答 岩美町全図に色分けしてHPに掲載しているが、さらに工夫したい。

問 奨学資金貸付金の返還状況に最近のコロナ禍の影響はないか。あれば、配慮したいがどうか。
答 返還ができないとの相談はない。新たな滞納者もでていない。

問 町営バスの乗車で、朝方の一番乗車数が多い人数はどうか。今後の車両更新時には、よく検討してほしい。
答 多い時で16人だ。14人乗車両では対応できない。車両更新時には検討したい。

問 運行委託料の大幅な増額がなされている。増額理由とされていた運転手等従業員の方々の待遇は改善されたのか。
答 不明である。

問 病院の退職給付引当金は、年度末積立金が8億8756万円で、年度末における全職員が退職した場合の退職給付金の要支給額の3億8753万円を5億円以上も上回っており、前年度末の4億8515万円からも増加している。この差額の発生は病院経営の構造的なものか。また、病院決算で10億5999万円の未処理欠損金があるが、返却いただいて財産の有効利用を行えないか。
答 県内の各病院も同様な状態だ。

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