以下は、1カ月前に新聞投稿し、本日現在のところ掲載がありませんので、没になったと思われるものです。
題「地球大気」
「富士の高嶺に降る雪も京都先斗町に降る雪も雪に変わりがあるじゃなし融けて流れりゃみな同じ」作詞者不詳のお座敷小唄を思い出しました。
ガソリン1ℓ268円、ドイツの話です。日本は補助金で1ℓ168円になるよう抑制しています。日本で+100円は受け入れられないと多くの方が思うと考えます。税収を再生可能エネルギー投資などの気候変動対策の予算にまわす国と、島国で他国との電力融通が困難であるとはいえ日本の税制はカーボンゼロに逆行しているということになります。そして、日本でもドイツでも燃料を費消するなら、CO2の発生する場所の違いは地球大気に関係ありません。
産油国の石油増産に向けた投資拡大の報道がありました。「脱炭素」までにはなお時間がかかると判断し、ほかの発電エネルギーへの移行を促さないために、石油価格が高騰しないよう生産調整をするためだと読みました。日本の政策を歓迎されるでしょう。
産油国の生産調整によって石油価格がコントロールされるなら、政策税制で高めにし、再生可能投資にまわすことに、日本国民はついていけないと政府も受け止めているからこその価格抑制でしょう。+百円は高い。産油国の思惑どおりです。
(文字数は、500文字です。)
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