• 記事検索
RSS

失われた12年(議会改革)

12年前(2010年)の岩美町議会議員選挙。岩美町政で初めての無投票。

「多くの町民からこのようなことが二度と無いようにとの批判の 声が上がり、議会は町民が議会に無関心で無投票となったこと、信頼される議会は 選挙での信任が必要であるとの認識で一致した。」

以前から、町議会に対して任せっぱなしで大きな声になっていませんでしたが、この時は議会の怠慢を指摘されています。

岩美町議会は仕方なく、「議会改革特別委員会」を設置し、3年後(2013年6月)に報告を本会議で行いましたが、その内容の多くは改選後(2014年)に先送りし、「改選後、再度の検討を望むものである。 」としています。(「」書きは、報告書より引用。報告書は町議会HP掲載)


では、改選後の4年間(8年前(2014年)から4年前(2018年)まで)で、議会改革の検討を行ったのか。

皆無です。

複数回の全員協議会で、検討の再開を主張しましたが、報告書を本会議で読み上げた特別委員会の当の委員長や委員も下を向いて黙ったままでした。

この4年間の中で、彼らは何を行ったのか。議員報酬の複数回の引上げです。

反対者は、私だけでした。

反対理由は、議会改革を行うとしながら定数などの主要なテーマは協議すら行わず、報酬を上げようとすることは、順序が逆だ。やることをしてから報酬論議に入るものだ。としましたが、引き上げは可決されました。

この時点で、議会改革に関わった議員の方々は、4年前の選挙に立候補される資格がないと考えています。何の反省も口にしない。

議会改革は協議すら行わず、自らの報酬を上げることのみ行った4年間でした。


現在の議員任期の4年間(2018年から2022年)になり、岩美町の議員の皆さんは何をやったのか。ほぼ中身がありません。

2018年に、あろうことか、岩美町議会は「議員報酬調査特別委員会」を立ち上げました。

反対者は、私だけでした。

反対理由は、先の報酬引き上げと同じ趣旨です。することやってから報酬を論議すべきとの論調です。

特別委員会は賛成者多数で可決されましたが、何回かの開催の中で私の主張に抗することが困難となり、この特別委員会は止めてしまいました。それに代わって、「議会活動の在り方検討特別委員会」を設置しました。

この提案に対しては、賛成しました。検討内容が以前の議会改革報告書の内容を含むとされたからです。当然のことです。しかし、結局、主要なテーマ(定数や反問権など)で協議すら行わず、その委員会の報告もあったのかなかったのかあいまいなまま(本日現在で議会HPに掲載なし)となっています。むなしすぎる公費の垂れ流しです。実施したことは、私が当たり前すぎることと主張してきた議会の公開の一部(TV生中継、ネット配信)ぐらいなものです。


議会改革について、2010年から2022年までの12年間は、岩美町議会の失われた12年です。議論を主導すべき議員が協議すら始めず、取り巻きや、付き従う議員が異議を言わず、当たり前すぎる論調を押さえつけてきた。それが2022年現在の岩美町議会議員の12名です。


そして、その12名がそのまま、反省を口にすることなく、当たり前のように、2022年7月10日を期日とする岩美町議会議員一般選挙に立候補されようとしている。彼らは2回目の無投票を期待しながら、安住の立場を守ろうとしています。

このままでは、失われた12年に、さらに4年が加わり、失われた16年となってしまいます。


関連:ともかく議事録など公式記録に残さないようにすること(密室協議)に一生懸命の岩美町議会と足立義明議長です。

議会改革調査特別委員会の再設置の趣旨


コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):