「七夕の夜の貨物列車」(おもし1)
普通の価格で売れるが、安く仕入れることができる。
雲がなく冴えわたる七夕の夜、上弦の月が見守るシベリア鉄道。2000トンを載せて東へ向かう貨物列車。モスクワを出て、向かうは平壌か北京か。はたまた。
鉄路の規則的な響きの中で、乗員の緊張感が伝わってくる。成し遂げるためには、交代で休憩することが大事だ。
空からは人が作った衛星が追尾している。爆破すべきか。乗っ取れるか。
「ロシア産原油は買いたたける」との記事があった。市場価格の3割安だそうだ。中国やインドなどが買っている。ロシアは原油も金も生産量は世界第3位。金も買いたたけると、背に腹が代えられない窮状のある人々、地下組織、テロ組織など、諸々の正義の下にモノが狙われる。現に、今年5月にはスイスがロシア産の金をウクライナ侵攻以降初めて輸入している。ロシア中央銀行が3月時点で保有する金は2298トン。現在の大統領職にある為政者は、ドル建ての収入が今すぐにでも欲しい。持っていくから、金を3割安でもいいから買ってくれないか。昨日の金相場は急落した。表向きの理由だけだろうか。
シベリア鉄道の夜明けが速く感じる。そんなことをおもってしまいました。
(文字数は、493文字です。)
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」
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