みかんで有名な和歌山県の有田市。
どうもそこは企業城下町のようです。
市の製造品出荷額の9割以上を占める。
稼ぎは、石油元売り大手の製油所で、従業員450名、協力会社では900人の雇用を支えておられるそうです。
その製油所が、来年10月に閉鎖の記事がありました。(2022.7.26日経)
国際労働機関(ILO)によると、2030年までに石油など化石エネルギー分野で約600万人の雇用が失われる。その製油所閉鎖もその一部とされています。
有田市や和歌山県にとって大変な事態が襲来することとなります。
岩美町域では、奈良時代からの古く長い歴史の鉱山(銅など)があって最盛期には500人の雇用があったようです。(現在は坑道からの排水処理を行っています。)
500人と言えば、鳥取銀行と同じような規模のようです。生産や消費の規模が大きくて、小さな町域で、とても大きすぎる雇用喪失であり、現在もその調整に苦労している部分もあるように感じています。
また、日本の北海道や九州などの炭鉱では閉山となり数十万人の雇用が消えたとされています。
多くの方が、職を求め都会などへの移住をされた歴史があると思っています。
そして今は、化石エネルギーから再生可能エネルギーへの転換。
2030年とはあと8年です。
脱炭素とはこういうことも含むものなのだ。
すでに、身近にある事なのだと見込まなくてはならない。
こんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」
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