①「洪水リスク 世界18億人」「低中所得国に集中 日本3600万人」(20222.7.6産経)
②「海抜ゼロ拡大 影響157万人」「東京圏、海面1メートル上昇なら」(2022.5.30日経)
①の記事では、「100年に一度」レベルの洪水として、浸水15センチを超えるとありました。
体感的には100年に一度ならもっと大きな浸水になるような。
18億人のうち16億人は低中所得国に集中し「悲惨な影響を及ぼす」とも記されていました。
②の記事では、
現在、東京圏のゼロメートル地帯は71平方キロで影響人口89万人、
1メートル上昇で、3倍の225平方キロに拡大し、影響人口は157万人に
3メートル上昇では、560平方キロに拡大し、影響人口は384万人とされています。
関東平野と呼ばれているうちで平野部の面積は約1万6千平方キロとされているようですので、560平方キロは約3.5%ぐらいなのかな。
でも、TDLも含まれますよ。
勿論、海面上昇は東京圏だけに起こる事ではありません。
こんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」
関連:以下は、以前に新聞投稿し没となったものです。
2018.9.18「人新海進。関東ネーデルラント」
私が生を受け、現在、生命活動を行っている場所。それは、地球と呼ばれている惑星の、固体などが表面にあり、その上にある気体状態である大気と言われているものの底であります。
惑星への、大きな隕石の衝突や、惑星内部からの噴出、地軸の傾きの軽重などによって、恒星である太陽からのエネルギーを受ける量が変わるため、大気の状況は変化し、生き物の生活は翻弄されてきています。しかし、ここ11700年の間は完新世と呼ばれ、最終氷期のあと、温暖で調和のとれた環境を享受してきた。折々には小氷期で、飢饉などが起こってきたものの、ボトムネックほどには生物種の減少はなかった。その完新世が終わり、大きな隕石衝突に伍する影響を、人がこの惑星に与えているため、地質学的に人新世が西暦1950年から始まっているともされている。地質的世代の交代は、生物種の大量絶滅としても現れ、ビッグファイブに次ぐ、現在が6番目の絶滅期に入っていると言われている。
東京44度、札幌41度とする2100年の天気予報を環境省は公開した。今年、2018年の夏は酷暑で、私の住まう鳥取でも最高気温37度以上あたりが多くあり、夜もエアコンがなければ寝られなかった。全国で暑くて、2100年に最高気温高知県四万十市44.9度と言われても、そうなんだろうなあと思う。いや、もっと高くなるのではとすら思う。そのように思う人がいる見込みがあるからこそ、環境省もこのタイミングで公表したのだろう。
6000年前あたりに縄文海進と呼ばれる、温暖化に伴う海面上昇があった。温暖化していたときの縄文の皆さんは豊かな生活をしていた部分もあるようだ。しかし、縄文遺跡の場所は、現在の汀線から遠く離れた相当な内陸にある。80年ほど先の東京で44度、数百年先に、現在進行形と思われる人新世による海進、海面上昇はどれほど見込まれるのか。縄文のときのように、人々は内陸に追いやられるのではないか。関西国際空港は、関東平野は、水没するのか。羽田空港や東京の水没を防ぐため、東京湾を閉め切り、オランダあたりのネーデルラントのように、関東ネーデルラントと呼ばれるのか。東京湾閉め切りなど、とても難しい。
温暖化進行を防ぐためには、大気を汚し太陽からの光を遮る方法もある。惑星内部からの噴出として、日本で最後に起きた破局的な噴火は7300年前。阿蘇山は何万年かの間隔で何回か破局的噴火をしている。意図的に、人類の必要な時に大きな噴火をさせる。もっと難しい。
よほど、現在言われているCO2削減などの温暖化対策が、簡単な方法に思えてくる。