ともかく早く終わってほしい。
ウクライナのためにも、ロシア国民のためにも、
食糧確保が困難となり苦しんでいる国々の方々のためにも、
戦争で利益を得ている人々を逆に苦しめたい。そんな想いです。
さて、戦局はどうなのか。
「激戦地域の変遷激しく 衛星分析」(2022.8.25日経)のなかで、
グラフがあり、
「ウクライナ全土に占める熱異常の割合 (州別、30日移動平均)((出所)米衛星宇宙局、戦火以外を含む)」
が示され、各州ごとの増減の線グラフとなっています。
米国空宇宙局(NASA)の衛星データで、地表面の温度が常温よりも明らかに高い「熱異常」を調べることで、爆撃や砲撃の標的となった地域を分析した。ということで、
ウクライナ侵攻が長期化する中で、
侵攻直後の3月は首都キーウ(キエフ)周辺が中心だったが、
4月以降は東部、
7月以降は南部に移動していることがわかる。とされています。
この衛星データの分析の流れは、
ウクライナ大統領の政権崩壊の目論見の失敗の後、
ロシアと国境を接している東部の州の解放を目指し、
南部では、港湾都市などの制圧に向かった。ということを証明しています。
人の作る星が宇宙空間から地表を見ている。
どこで、爆発があり、通常ではない熱を観測した。それを熱異常として報道されている。
「ウクライナ 南部で反抗 へルソン州奪還へ「防衛線を突破」」(2022.8.31日経)では、
ウクライナ軍は南部へルソン州の奪還を目指し、 略 (ロシアの)防衛線を突破し、奥に攻め込んだ。」
へルソン州は、ウクライナ大統領が「取り戻す」と公言しているクリミアに通じる要衝
記事を見る限り、
米国に供与された武器の威力がロシア軍に損害を与えているようです。
「ロシア、半数の8万人死傷 兵力増員の大統領令に透ける焦り」(2022.8.30日経)
ウクライナ侵攻に投入したロシア兵の半分強が死傷したとみられ、ロシアの苦境は鮮明だ。
ウクライナ侵攻に約15万人を投入したが、米英両軍などの見積もりでは半分強の約8万人が死傷したとみられる。
ロシアの大統領はロシア軍の兵員数を13万7千人増やす大統領令に署名した。
とも、報道されています。
想いは冒頭のとおり。
ともかく早く停戦して欲しい。
軍議力の行使では、結局のところ解決できない、解決できたとさせてはならないと思っています。
お互いの国の民の生命・心身、経済など、世界に負の十字架を重く負わせ続ける。
早い停戦を願う。
戦火による熱異常がこれ以上起こりませんように。
その下で、苦しんでいる方々が、これ以上増えませんように。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」