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敵基地攻撃能力に賛成できない。(おもしー181)

戦争反対。

の、大前提で。


戦争に負けないためには、国際世論が味方になることと、国内参戦意識の高揚が、欠かせない。

と、思っています。

その二つがあれば、

仮に、

侵略国が、短期間に占領し、終了させようとしても、

簡単には終わらせられなくなる。


米国民は、たぶん、忘れないでしょう。

Remember Pearl Harbor(リメンバーパールハーバー)

日本人だって、たぶん、ほとんどの人が知っていると思っています。

真珠湾攻撃が、米国民の参戦意識を作り上げたと言っても過言ではないと。

日本、許し難し。

国際世論も敵に回した。

先制側に、そうせざるを得ない事情があったとしても、

それが、先制した理由として理解されることは、国際的に、たぶん、とても、少数派。

それは、国内にあっても懐疑を生み、国内参戦意識を盛り上がりに欠けるものにしてしまう。


そして、端緒の局地的戦略成功は、最終的な全体の戦勝に寄与できにくい。

それは、不利な立場からの、立ち向かいであることを証明するようなもので、サスティナブルではなく、継続できない。

それを、真珠湾は教えている。

だから、

相手の領域内を直接攻撃する敵基地攻撃能力(反撃能力)保有は、

その使用が、どうしても、先制攻撃になってしまう。

と、僕は、思っているのです。

だから、賛成できない。

僕が、戦争遂行の当事者であるならば、理由を付けて、効果が見込める先制的な攻撃をしてしまう。

だって、目前の敵には、先手必勝ですし、今、攻撃すれば大きな戦果が得られるのです、勝つためです、と、言うでしょう。


ただ、

「敵基地攻撃能力「賛成」56%」(2022.12.20朝日)にあるとおり、

僕の意見は反対となるので、少数派。


そんな、のんきなこと言っていると、攻撃されて、死んでしまいますよ。

と、言われるのでしょうが、

日本全体の安全保障のために、自分の死があるのであれば、

少しだけでも政治に関与した経験のある者として、

もう、高齢者にならんとする僕ですし、

そんなに惜しくないかな。

特段、したいことも、食べたいものも、行きたいところも、ないし。


ともかく、戦争において、先に手を出してはダメだと思っています。

日本こそ、決して、先制攻撃は、絶対にしない。

そう、国際社会が認めていれば、

どこの国も、たやすく、否、たやすくなくどうしてもの必然があったとしても、

日本に手出しはできにくい。

そのような、日本の印象を強固に造成していくことが、日本の国防を盤石なものにする。

そうすれば、G7だろうが、G20だろうが、世界の隅々まで、平和については日本がリーダーシップを取り、世界をリードできる立場になっていく。

日本は攻撃してこない国。決して先制攻撃はしないし、相手国内への攻撃もない。

そうなれば、こうなる。

そう思っています。


甘いなあ。甘すぎる。

侵略国は、わずか数日で、征服してしまいますよ。

あなたはすぐに殺されるだけの犬死です。

どこの国も、すぐさまの援軍はできません。

国防の軍事力は必須であり、そのための相手領域内の敵基地攻撃能力のどこが悪いのですか。


だいぶ前ですが、

「人命の犠牲を少なく」(2018.5.19日本海)では、

衛星利用測位システム(GPS)などを利用した精密誘導の実現で巡航ミサイルの命中精度は誤差±10メートルにまで達した。

これだけ正確になると、「面」から「点」への攻撃に変わる。

第2次大戦中のじゅうたん爆撃は、命中精度の悪さをカバーするための攻撃で、軍事施設の外にいる民間人も犠牲になった。

現在は、ピンポイントで特定の目標だけを狙え、民間人の被害を減らした。

一人を狙い撃ちにできるまで命中精度が上がると、戦争のやり方が根本的に変わる。

などとあります。


まるで、ゴルゴ13のような命中精度で一人を狙い撃ちにできる。

そんな戦争が可能になりつつあるのでしょうか。

それって、戦争と言えるのかな。

遠隔地への狙撃みたい。

まあ、それは、それぞれの国の国民が、地球の民が、その生活を奪われるのでなければ、

戦闘が存在する現実の前では、まだましとしなければならないのだろうか。


ウクライナでは、電力施設などへの爆撃による停電頻発でウクライナ国民の戦意を喪失させる作戦をロシアは行っているように窺えます。

この冬のヨーロッパは、少し暖冬のようで、気持ちがほんの少し救われます。


ともかく、先制攻撃反対の、

僕の意見は少数派。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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