鼻水が垂れる。
でも、
フルフェイスのヘルメットをしているし、走行中にハンドルを手放すのもどうか。
(そもそも、手袋をしている手が届かないし。危険だし。)
だから、垂れるままにしていると、
重力にすなおに従い、口の方に移動してくる。
(メットの中までは、あまり風が入りません。)
唇の周りに、滞ていて、
しばらく頑張って閉ざしているものの、
どうしても、口の中に入ってきてしまいました。
塩味がします。
塩分濃度は、0.9%だそうです。
(口中の唾液は、水分が99.5%で、
残りの0.5%は無機質と有機質が約半分ずつということで、
無機質の内に塩分も少しありますが、
鼻水の方が塩分濃度が高いので、塩味がする。)
昨日は、バイト休みで、貴重な晴れ間があったため、
バイクのバッテリー充電の為にも、少し走りました。
気温7度前後。
除雪で路肩に埋まる雪も大方融けていて、まあまあの路面。
ですが、
ネックウォーマーをしていて、快適なのですけれども、
風が冷たくて、冒頭の次第。
ヒトの体液は塩分濃度0.9%で、
鼻水も涙も、同じく、0.9%だそうです。
(だから、生理食塩水というのは0.9%で、
100ccの水に0.9gの塩を入れればできるということです。)
あまり塩辛くありません。
海水の方が断然塩辛い。
海水は、塩分濃度が約3.4%。
(海水浴をしていた日本海は、閉ざされ気味の海域で、少し薄いのかな。
日本の太平洋側は約3.5%、日本海側は3.3~3、4%で、太平洋側のほうが少し濃いそうです。)
それにしても、
生理食塩水の、4倍近い濃度。
プールで、水が鼻に入ると、痛くなるのは、
0.9%の体液と真水との浸透圧の違いによるものだそうで、
ツーンとしますが、
海だって、たしか痛かったような。
そりゃあ。
0.9%と3.4%なら、相当な浸透圧の違いがあると思います。
(どれぐらい、何十年間ほど、海中に頭を漬けていない期間があるのかなあ。)
ただ、
体から出てくる体液には、
塩分ばかりではなく、
抗菌作用のある蛋白質(ラクトフェリン・免疫グロブリン・プレアルブミンなど)も含まれていて、感染防御にも効果があるそうな。
特に、ラクト(乳)のフェリン(鉄)は、よく聞きます。
鉄要求性細菌から餌となる鉄分を奪って飢餓状態にすることで増殖を妨げてくれる。
ラクト、特に、初乳に多く含まれていて、フェリンを取り込んでくれるから、
そういう名前で呼ばれている分子量8万の鉄結合性の糖蛋白質。
そうです。
鼻水も、とても大事なんです。
ティッシュペーパーで、鼻を擤(か)んで、捨ててしまうなんて、もったいない。
皆さん、出てきてくれた鼻水は、きちんと、取り戻しましょう?
そんなこと、誰も致しません。
鼻水を仕方なく口にしてしまう大人は、
たぶん、ライダーぐらいのものだろうなあ。
(お子様では、時々お見受けしていたような。
それも、最近は、やっぱり無いなあ。昔の話になったのかな。)
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」