血中のアセトアルデヒド濃度が高くなると、高温多湿な地域にいる赤痢アメーバなどの寄生虫への感染を軽減できた
体内ではアルコールをアセトアルデヒドにし、さらに酢酸にする2段階で分解する。
お酒に弱い人は1段階目が速かったり、2段階目が遅かったりして有毒なアセトアルデヒドがたまりやすい。
と
「日本人なぜ酒に弱い、陰に病?」(2023.10.8日経)にありました。
体内ではエタノール(C2H5OH 、アルコール)が酸化されてアセトアルデヒド(CH3CHO)が生成します。
アセトアルデヒドは、一般的に、刺激臭のする無色の液体で、水によく溶けます。
これを使っているということのよう。
ヒトの体に有毒ならば、寄生虫に対しても有毒なのでしょう。
ヒトを死に追いやるほどの毒性やその量がなくとも、
ヒトの体に対して小さな体の寄生虫たちにとっては、それこそ、致命的になることもある。
まるで、ヒトの体内での蚊取り線香みたい。
除虫菊(シロバナムシヨケギク)の花に含まれているピレトリンという成分は、
殺虫効果を持っています。
それならば、寄生虫退治にお酒を飲もう。
常時、アセトアルデヒドの血中濃度が高い状態であれば、かれらも住みにくい。
常に二日酔い状態であるならば、アメーバも怖くない。
そんな馬鹿な、本末転倒なことが、頭をよぎる。
記載の言わんとなされていることは、
1段階目が速く2段階目が遅く、体内にアセトアルデヒドが滞留しやすい人(お酒に弱い人)が、寄生虫感染を軽減できていたから、その子孫の方々が、結果的に、日本列島に多く生き残られているのではということのようで、
つまり、日本人には、高温多湿の地域由来のヒトたちが多い、つまり、お酒に弱いヒトが多い。
そういうことのような。
まあ、でも、二日酔いの苦しさは多くの方が体験済み。
あの苦しさの間、体内の、除虫が行われていると考えれば、一抹の救いがあるのかも。
しかし、それは、アメーバに苦しまれている場合のこと。
敬愛する寄生虫博士の(亡)藤田紘一郎先生の御見解をお聞きしたい。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)