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アセトアルデヒド(CH3CHO)で除虫(おもしー453)

血中のアセトアルデヒド濃度が高くなると、高温多湿な地域にいる赤痢アメーバなどの寄生虫への感染を軽減できた

体内ではアルコールをアセトアルデヒドにし、さらに酢酸にする2段階で分解する。

お酒に弱い人は1段階目が速かったり、2段階目が遅かったりして有毒なアセトアルデヒドがたまりやすい。

「日本人なぜ酒に弱い、陰に病?」(2023.10.8日経)にありました。


体内ではエタノール(C2H5OH 、アルコール)が酸化されてアセトアルデヒド(CH3CHO)が生成します。

アセトアルデヒドは、一般的に、刺激臭のする無色の液体で、水によく溶けます。

これを使っているということのよう。


ヒトの体に有毒ならば、寄生虫に対しても有毒なのでしょう。

ヒトを死に追いやるほどの毒性やその量がなくとも、

ヒトの体に対して小さな体の寄生虫たちにとっては、それこそ、致命的になることもある。


まるで、ヒトの体内での蚊取り線香みたい。

除虫菊(シロバナムシヨケギク)の花に含まれているピレトリンという成分は、

殺虫効果を持っています。


それならば、寄生虫退治にお酒を飲もう。

常時、アセトアルデヒドの血中濃度が高い状態であれば、かれらも住みにくい。

常に二日酔い状態であるならば、アメーバも怖くない。

そんな馬鹿な、本末転倒なことが、頭をよぎる。


記載の言わんとなされていることは、

1段階目が速く2段階目が遅く、体内にアセトアルデヒドが滞留しやすい人(お酒に弱い人)が、寄生虫感染を軽減できていたから、その子孫の方々が、結果的に、日本列島に多く生き残られているのではということのようで、

つまり、日本人には、高温多湿の地域由来のヒトたちが多い、つまり、お酒に弱いヒトが多い。

そういうことのような。


まあ、でも、二日酔いの苦しさは多くの方が体験済み。

あの苦しさの間、体内の、除虫が行われていると考えれば、一抹の救いがあるのかも。

しかし、それは、アメーバに苦しまれている場合のこと。

敬愛する寄生虫博士の(亡)藤田紘一郎先生の御見解をお聞きしたい。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)


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