ありえない。
そんなことありえない。
2行目の解釈は、
1行目のありえないを肯定し重ねることでより強調する。
それとも、ありえないなんてことは傲慢の臭いがするので、ありえないということこそがありえない。
僕は後者。
同じ滑走路に着陸機と離陸機が同時に進入することはあり得ず、
管制をめぐって何らかのミスやトラブルがあった公算が大きい。
と
「信じがたい航空機事故の原因究明を急げ」(2024.1.4日経の社説)にありました。
つまり、
一定のルールの順守が前提であり、
その前提がある限り、ありえないのであって、
前提が少しでも崩れることがあれば、危ういこととなる。
しかし、
感じるのは、
人の声による確認で、アナログなんだなあ。
言った言っていないに頼っている。
その場で消えてしまう声だから、
記録としてボイスレコーダーなるものがあるものの、それは、あったことを聞くだけのもの。
2024年1月2日17時47分ごろに羽田空港C滑走路で発生した乗員乗客379人搭乗の最新鋭と言われるエアバスA350の民間機と6人の乗員である災害地への急がれる物資運搬のための海上保安庁のボンバルディア機との衝突炎上事故。
海保機の5人がお亡くなりになり、民間機搭乗者は全員脱出できたと報道されている。
管制官の視認や両機機長との言葉でのやりとりに加えて、
AIさんのバックアップ確認などがいづれかの時には可能となるのではないか。
しかし、たぶん、現在の主要な空港の過密運用では、それを行ってみたとしても使い物にならない程度の能力・確実性ではないかなと思う。
空の利用は便利で大きな空港を中心にしつつも、
周辺空港への役割分担ももっと現実的に行ったほうがいいのかも。
自宅前の拡幅前の国道はカーブが思った以上に少しきつく幅が7mであったので、
運転者が少しのミスをすることで
沿道にある民家それぞれに毎年何件も衝突していた。
小さなミスも許されない道路環境であったと思っている。
自動車の運転者にしても飛行機の機長だって、ミスをしないなんてことはあり得ない。
必要なのは、充分な車間距離のように、
行ってしまうミスを影響のない範囲で修正できる余裕があること。
社説タイトルの原因究明はなされるのでしょうが、
単に管制と機長の認識の相違にとどまらず、
管制や機長、彼らの置かれている空港のタイトであろう環境にも視点を持っていっていただければ。
理由にならないのですが、
前日発生の地震災害地への物資を一刻でも早くお届けしたい。
正月帰省中の皆さんも含めて被災され押しつぶされている人々に、
なんとか・・・生きていて。
そんなお気持ちもあったのではないかと、自分では、勝手に拝察している。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」