そういえば、思い出した。
そうだったなあ。
依頼できる状況ならまだましだったことを。
熊本の益城町に震災の2週間後、ボランティアさせていただいたときのことを掲載いただいた。
「倒壊したブロック塀や散乱した瓦の処理をボラセンに依頼できるのは、その建物に住めるか近くに居ることのできる方で、本当に必要な方々へはまだまだだ」。
潰れてしまっている家屋の方は住むことができず片付け依頼できる段にならず手つかずのままで放置、その近くの構造的にはあまり被害のなさそうな家屋にお住まいの方からの依頼による瓦拾いや片付けをさせていただいたときに想ったことです。
能登の地震により道路網などのインフラが破壊され、集落全体での避難も致し方なしなどともあり、生命の危険の差し迫った状況の中で、災害関連死を少しでも少なくしたいとの各般の思いが交錯する。専門性やヘリなどを動かせる力が必要な救援が続けられていることは、僕にはできないことであり、立場はどうあれ感謝したい。
熊本地震では発生から1週間でボランティア受付が開始されたけれど、
能登の場合は2週間が経過するも、どうも、専門職ではない一般の僕などはお呼びでない状況のようだ。
ただ、もう少し落ち着いたら、指示に従いながらも手が多くかかる作業は必ず、そして多量にある。
いましばらく様子を見させていただきながら、車中泊やバイトの調整などの準備をする。
また「できる人が、できる事を」と行うことになればうれしい。
(608文字)
(新聞投稿したもので、没になったようです。)
そんなことを1カ月前におもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」
2024.2.19日本海の散歩道に掲載いただきました。
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