年寄りの冷や水、
そう自分でも思うし言われればそのとおりなんだけれども、
楽しかった。
空手の寒稽古に参加させていただいたのです。
3年目となる習い事。
コロナ禍も落ち着いたので、今年は寒稽古をします。海に入ります。
えー!!!どうしようかー。
昨日の荒れた天候から一変した雲のない晴天の日曜日。
朝は零下に冷えていたものの、徐々に気温も上がってきた。
とはいえ海から渡ってくる風は、
濡れるので道着と褌(ふんどし)だけを着用した隙間だらけで、肌に直接、上も下も遠慮なしにあたってくる。
きれいな砂浜の海岸で海に向かって正座し、訓を参加者で力強く唱する。
このあたりから、よしやるぞとの機運が増す。
突きや蹴り、外や内の受け等の基本、いくつかの型(徐々に海の中に入っていく)、相手を交代しつつの組手、自由組手(膝を折っている姿勢の腰下あたりの水深ながらも、波がきて体が動かされる)、あっというまの下半身びしょぬれの時の間だった。
海水はぬるく感じたほどだったなあ。
終了後は、温泉に浸かり昼食を共に食べる。
こんなこともうできないかもしれないと、いい機会だから、褌を締めて参加した。
20代のころに地元の麒麟獅子舞いをさせていただいたときに、初めて身につけたさらし一本で捩じったりして締める褌。
普段の緊張感のない生活を引き締めるように、心身ともに引き締めて、今年もいい年にしましょうか。
今のところ持病など無く、薬は飲んでいない。
何とか負荷を体に与えて免疫を活性化させようとする。
そんなことで体調を整えながら今年を過ごし、来年も開催されるようなら、参加できたらと思う寒稽古でした。先生や皆様、ありがとうございました。
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(新聞投稿したもので、没になったようです。)
そんなことを1カ月前におもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」