経済で世界4位になり、もうすぐ5位になる。
(2023年にドイツに抜かれ、そのうちインドに抜かれる。)
枕詞として使われていた経済大国。
果たして、そんな単語を、今、この国でどんな人が使おうと思っているのだろうか。
「賃金・物価「好循環」見極め
22・23日決定会合 日銀 緩和策維持か」(2024.1.20読売)では、
日本銀行は22~23日、今年最初の金融政策決定会合を開く。
現在の大幅な金融緩和策を変更する前提としている、賃金と物価がともに上昇する「好循環」の実現の見通しを慎重に見極める。
などと記されています。
賃金が上がったとしても、
それは、物価上昇率を下回るもの。
それは、円安で利益を上げている企業に限られるもの。
そんな恨み節が聞こえてくるような。
好循環と言えるとはとてもとても。
(同日同紙に)
「物価3.1%上昇 41年ぶり 昨年 円安・原料高 価格に転嫁」
や
「年金支給 2年連続増 厚労省 新年度2.7%引き上げ」
のとおり、
物価は円安などで上がり、年金は増とするものの、物価上昇に追いつかない。
そんな状況で、
今日から会合し、明日、総裁が会見する中に好循環が見込まれるとするならば・・・・。
市場は、1月ではなく、先延ばしして3月18・19日ごろの時期を見込んでいるようだけれども、それは単なる問題先送り。よく解らないですから。
最初にも書いたような衰退傾向のお国で、
「好循環」?
口にするのも憚られるなあ。
少し古いのですが、
「「円安無策」の時代に幕を」(2023.11.25日経)では、
「ほかの国とそう変わらないインフレ率なのに、世界で唯一のマイナス金利をやめない不思議の国ニッポン」
円安が物価高に拍車をかければ、家計所得や内需型企業の収益をむしばむ。
などとあり、
本日・明日の日銀会合どころか、
3月の会合だって、
円安無策の時代は永遠なり?
そんなことだって言われかねないなあ。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」