何処の山の奥に行けばそうなるのか。
いやいや、7割は家の中だそうです。
「知って防ごう低体温症 熱中症より多い死者」(2024.2.4日本海)では、
ほぼ毎年全国で千人以上が亡くなっていて、
2020年までの20年間に国内で凍死した人は計約2万1千人。
熱中症の死者(約1万6900人)を上回ります。
死者の約7割が家の中
どう予防するのでしょう。「ぬれた服は着替えて、早めに温かい室内に逃げ込んだり、えりの長いセーターやマフラー、手袋、厚いくつしたなどで首の周りや手足を温めたりしてください。 」
などとありました。
なんじゃこれ。
教授様の説明されている予防は、まったく対策になっていない。
紙面の無駄。
だれが、
衣服が濡れたら着替えないのか。
寒いのに、温かい部屋に逃げ込めないのか。
だれだって、
寒さが体内に入ってくるそれぞれの首を温めたい。
問題は、
それらの対策の必要性を感じていなかった、
必要性を感じていても我慢せざるを得なかった、
そんなことになってしまう。
低体温症になるのは多くお年寄りとのことですが、
何か想像するそのお姿は、年間70万円ほどの基礎年金のみの収入でお暮らしの方々で、日常的に寒さの中で耐えている生活を送っておられ、その寒さに徐々に感覚が鈍りつつあるような、そんなふうに思ってしまう。
そんな方から、電気も灯油も高騰する中で、何処に暖かい室内があるのかと問われて答えに窮する場面だって出てきそうな。
最後のところで、
熱中症のように社会全体の理解と対策が進んで欲しいです
と
教授様は述べておられます。
まったくそのとおり。
選挙に落ちればただの人。
しかも、そのような方の年金は基礎年金のみ。
議員先生たちが、血眼になって裏金や老後の資金確保に走狗する背景のひとつにはそんな自らの未来を想像してしまう、こんな思いを皆さんが共有しているからなのか。
年金制度を改良できる能力がないことおもいしらされているで、
自分の生活原資の確保を優先せざるを得ない。
凍死から飛躍するようなことになってしまいましたが、
それもまた、僕が連想して思ってしまったこと。
ともかく、
子どもさんが熱中症になれば、親や世間は相当に騒ぐ。
お年寄りが低体温症で死亡なされても、世間は騒いでこなかった。
だから、
教授様の最後のところの記載が出て来ざるを得ない。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」