さもありなん。
そんなことに近づいているならば。
「漁獲量「2050年ほぼゼロに」」(2024.2.23日経)では、
スルメイカの漁獲量は最盛期の5%
サンマも最盛期の3%
農林水産省の海面漁業生産統計調査によると漁獲量は1984年に約1150万トンだったが、
2021年は約319万トンと4分の1程度だ。
「魚種転換」
漁船や網などの設備を入れ替える必要がある
利益が確保できる水準で魚がとれるとは限らない。
日本近海での漁獲量は、50年ごろまでにはほぼゼロになるペースで減っている。
などとありました。
黒潮と親潮
太平洋側でも日本海側でも、
南北の潮流がぶつかる好漁場。
世界の4代漁場のひとつと小学校の授業であったと思う。
その潮流は今でもあるのだろうけれど、
ぶつかり合う場所が北上してきているのだろう。
日本列島から遠のいていく。
あの広い海が、マイクロプラスチックのスープとなり、その濃度はどんどん濃くなって、海の生物の全重量よりも多くが浮遊していることとなると言われている。
確かに、
最近、スルメもサンマも食していない。
近くの猟師町では、あれほどスルメイカが干されていて、風物詩になっていたのに。
そんなにたような嘆きは全国にあふれていると思う。
獲物の居場所が移動するならば、ヒトも移動してきたヒトの歴史。
漁場が北遷するならば、人も北遷するのか。
歴史の中では移動してきたけれど、現代社会の人間にはおおかた無理。
それは漁業に限らない。
そして、移動したとしても、先細りの見通ししか描けない。
海面漁業とは異なり、底曳網漁法の収穫はそれほどの変化ではないのかもしれない。
昨日も、カレイかな。煮つけをいただいた。
あれ。
マイクロプラスチックの多くは、沈まないのだろうか。
海面近くの生き物に悪い影響を与え、
お亡くなりになり、海底に沈降しながらも、その過程で
彼らプラスチックは表面めがけて浮き上がっているのだろうか。
そんなことの繰り返しがなされているのかもしれないとどこかで読んだ記憶もある。
大阪湾で亡くなった鯨。
人間が目にすることも知ることもないままの膨大な命の喪失。
・・・・・・。
そんな業を、自ら、知らないままも含めて背負っている、人間の未来って、明るいはずはない。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。」